2015年5月4日 21:55
【シネマ羅針盤】『スター・ウォーズ』PR本格化!カギは「新規ファンの開拓」
それぞれ「10代~20代前半の女子」「おしゃれ層」をターゲットにプロモーションを展開した。さっぽろ雪まつりでの大雪像お披露目、貴金属メーカーによるダース・ベイダーの純金製小判、青森の巨大“田んぼアート”などユニークな露出も目白押しだ。
こうした全方位型のPRが目指すのは、メガヒットに必要不可欠である「新規ファンの開拓」である。難しいのは、熱気のコントロール。映画ファンには意外に聞こえるかもしれないが、10年間のブランクを経て、若年層を中心に「スター・ウォーズ?見たことない」という人も少なくなく、ファンやメディアが熱狂すればするほど「フォースとか言われて、自分には関係ないや」とスルーされてしまう危険性をはらんでいるのだ。世界的にもあえて「エピソード7」と謳わず、まっさらな新作としてリリースするのは、そんな理由だ。
肝心のストーリーに関しては、J・J・エイブラムス監督の徹底した秘密主義によってベールに包まれたままだが、2015年が「スター・ウォーズYEAR」であることに間違いはない。『アナと雪の女王』で社会現象を巻き起こしたディズニーが、どんな“魔法”で新たなヒット神話(サーガ)を生み出すのか?日本人はキャラ好きだから、R2-D2やオラフのような、可愛らしくシンボリックなキャラクターが登場すると、グッと親近感がわきそう…。