杉原千畝の妻役・小雪、母としての強い思いと周囲への感謝を語る
と語る。またこの役を通じて改めて「差別はよくない」と感じたという。「僕もヨーロッパのある国で、日本人としてではなく別の国の人と間違われて差別を受けたことがあります。『差別を受けた人はこういう気持ちになるのか』と心から思いました」と明かし、以前より根底にあったという差別を憎む思いが本作を通じて「より強くなった」と語った。
千畝の妻を演じた小雪さんは、ポーランドで「千畝さんのことを熟知されている方が多くて驚いた」と語り「日本でもまだご存じない方も多いと思います。自分たちがどういう人生を生きているのか?ということを問う作品になればと思います」と語った。小雪さんが演じる幸子は千畝との間に生まれた3人の子どもたちを育て上げたが、小雪さんも現在第三子を妊娠中。幸子という役について「根底が明るい人間であり、彼女も外国で彼女らしく生きられる人だと感じました。
3人の子を育てた、たくましさと日本の女性の柔らかさを兼ね備えている人と感じながら演じました」と語り、現在の自らにも重ね合わせ「(小雪さん自身も)強くならざるを得ないですよね。女優としても女性としてもいろんな経験をさせていただいて、自分にとってプラスになっていると思います。