くらし情報『【インタビュー】入江悠、新鋭監督が描き出す時代劇の“新しさ”と“伝統”』

【インタビュー】入江悠、新鋭監督が描き出す時代劇の“新しさ”と“伝統”

という感想を語った。

「髪型どういう風にするとか、衣装をどのぐらい崩すかとか、その辺はやっぱり経験の積み重ねがすごいなというか。ぼくが演出上でお願いしたのは、セリフのスピード感や間とか、そういったことですね。早乙女くんとか子どもの時から着物着てるからそれはもううまいですよね。立ち振る舞いとか、色気がありましたし」。

さらに、それぞれの役へのアプローチの仕方も弁蔵と宗次同様、対照的だったと明かしてくれた。

「松山さんって想像していたより熱いひとで、芯が強いというか。子供っぽい表情をしたりとか、間抜けな芝居とか結構してるんですけど、すごい緻密に考えてて。
今回は順番に撮影できなくて、5話を入り乱れて撮ったんですけど、前半に撮影してるときに急に最後の方の芝居をとらなきゃならないっていうことがあっても、こういうときはどういう感情なんだとか、主人公がどのくらい成長してるのかっていうのをすごい相談してくれて。撮影中は、“いまのやり過ぎてないですかね?”とか、“ここっていうのはこの流れできてるからこれでいいんですかね”とか、すごい聞いてくれましたね。逆に早乙女くんは全然聞かないで、自分で淡々とやっていました。

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