2015年6月18日 16:00
【インタビュー】監督が語る最新『アベンジャーズ』、「トニー・スタークは世界を救うのも、とことんやる」
というホークアイの“秘密”に関しては、「本作のテーマの1つを描く上で、核となる重要な展開として最初から考えていました」とも明かす。「ヒーローから1人の男へと立ち返った彼の姿を見たアベンジャーズの面々は、自分たちがいかに“普通の生活”からかけ離れてしまったかを悟ります。それによって、それぞれの孤独がいっそう引き立つ、というわけです」と、本作の根底にあるテーマに触れた。
実は劇中では、ナターシャ・ロマノフの過去が壮絶なものであったことが、明らかにされている。ブラック・ウィドウも、ハルクも、そして演じるヨハンソンとラファロも人気者だけに、それぞれをメインに据えたスピンオフ作品のうわさも絶えないが…。
ウェドン監督は、「スピンオフを作るかどうか私が決めるわけではないので、何とも言えませんが、ブラック・ウィドウやハルクが主役のスピンオフが誕生したあかつきには、真っ先に観に行くことだけは確かですね(笑)」と茶目っ気たっぷりに煙に巻く。
茶目っ気といえば、時に切なくドラマチックな展開が続く本作においては、ソーの武器「ムジョルニア」を“最強チーム”の誰が持ち上げられるかという、彼ららしい“お遊び”シーンなど、ソーの言動が一服の清涼剤のように思える場面がある。