2015年7月14日 20:30
5つの感情は娘の成長から…愛情と徹底的なリサーチで生まれた『インサイド・ヘッド』
キャラクター化するにあたっては「イカリ、ヨロコビというキャラクターは、誰もが面白いと感じるだろうと考えた。だって、『白雪姫』の7人の小人を彷彿とさせるだろ?怒りんぼうとかおとぼけのようにね」と話すとピート監督も納得の様子で「僕もそこに惹かれたんだ。アニメーションというのは、素晴らしく戯画化されていて、より強烈なキャラクターを作ることが出来る。まるで人間みたいだけど、(人間よりも)もっと人間らしく感じるよ」。
そんな感情たちが住む“頭の中”には、光り輝く無数の“思い出ボール”があり、それらが収められた“思い出保管場所”、空想を実体化したようなアトラクションが並ぶ“イマジネーション・ランド”、キライなものを閉じ込めておく地下洞窟のような潜在意識がある…誰もが持っているはずなのにまだ誰も見たことがない無限に広がる頭の中の世界を見事に再現している。
しかし長期記憶など、小さい子どもには分かりづらい単語も出てくる。このことについてリヴェラ氏は、「記憶とか、長期記憶とかに関しては、ビジュアル的に明るさや色を使うということで表現した。赤い色はイカリの記憶なんだ。
もしそれが明るければ、薄暗いときよりももっと重要だということが分かるだろう。