2015年8月6日 16:00
最年少ノーベル平和賞の少女に迫るドキュメンタリー公開へ
(Photo:cinemacafe.net)
タリバンに狙撃されながらも一命を取りとめ、2014年ノーベル平和賞の最年少受賞者となった17歳の少女マララ・ユスフザイの素顔を描いたドキュメンタリー『He Named Me Malala』(原題)が、『わたしはマララ』として12月11日(金)より日本公開されることが決まった。
詩人であり、学校を経営する父と、文字の読めない母のもとに長女として生まれ、マララと名付けられた少女。彼女はパキスタンのスワート渓谷で生まれ育ち、BBCのために匿名で、タリバンに支配されたスワート渓谷の教育事情や生活についてブログを書き始める。しかし、「ニューヨークタイムズ」のドキュメンタリーに出演したことで身元が明らかになり、タリバンの標的にされてしまう。そして2012年、スクールバスで下校途中だったマララと友人は、銃で頭を撃たれ…。
「一人の子供、一人の教師、一冊の本、一本のペンで世界を変えることができる」――。ノーベル平和賞の受賞式で、こうスピーチしたマララさん。本作は、彼女が15歳のとき、スクールバスでの下校途中に銃撃された衝撃的な事件とともに、その出生と、父ジアウンディが“マララ”の名に込めた想い、生い立ちを追っていくドキュメンタリー。