2015年8月11日 18:00
良質!感動! 2015年もフランス映画の勢いが止まらない…『エール!』ほか
(Photo:cinemacafe.net)
6月に開催されたフランス映画祭2015のオープニング上映を飾り、見事「観客賞」を受賞した映画『エール!』。2014年12月17日にフランスで公開されるや、4週連続1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし驚異的な大ヒットとなった話題作が、10月31日(土)より日本公開される。
日本においても高い人気を誇るフランス映画だが、特に近年は、良質作が相次いで公開され、大規模公開ではなくても口コミで話題となり、結果、大ヒットやロングランに繋がっているケースが多い。感動の実話を映画化した『最強のふたり』(’11)や、第84回アカデミー賞で「作品賞」を含む5部門を受賞したサイレント映画『アーティスト』(’11)、そして、フランス映画祭2013で観客賞を受賞した『タイピスト』(’12)などが記憶に新しいところだ。2015年も続々上陸中の、名作ぞろいのフランス映画に迫った。
『アーティスト』でメガホンをとったミシェル・アザナヴィシウス監督が、チェチェン紛争によって家族と引き離れた少年を描く『あの日の声を探して』(4月24日公開)や、19世紀末にフランスに実在したもうひとつのヘレン・ケラー物語と称される『奇跡のひと マリーとマルグリット』(6月6日公開)