くらし情報『【インタビュー】中谷美紀 30代で取り払った己の限界、40代を前にその目に映る理想』

【インタビュー】中谷美紀 30代で取り払った己の限界、40代を前にその目に映る理想

それがいまでもお仕事をいただけるなんて、ありがたいことです」と苦笑交じりに語る。

「若い時は七転八倒していました(笑)。いまは…やはり、人の心ってわからないから面白いと思うし、心を探る作業は興味の尽きない試みだなと感じてます」。

この先の展望は「日本の誇るべき文化を紹介したい」とも。

「友人知人にものづくりをする方が多いのですが、手仕事をする方々の懸命に生きる姿は本当に素敵で、またその作品もため息が出るほど美しいです。将来的に伝統そのものが廃れたり、人口の減少とともに販路を見出すことが難しくなっていく中で、その存在を伝えるお手伝いをできればと思っています。これまで大きな会社の庇護を受け、ありがたい環境で仕事をさせていただいて、心から感謝していますが、この先は、豊かな表現力を培って、守るべきものを守り、伝えるべきことを伝えるだけの価値のある人間になりたいと思います」。

出会いとつながりの中で、中谷美紀はより一層、美しさを増してゆく。


ヘアメイク:下田英里
スタイリスト:岡部美穂
カメラマン:宅間國博

(text:Naoki Kurozu/photo:宅間國博)

■関連作品:
繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会

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