2015年9月18日 20:15
【インタビュー】ポール・ラッド、史上最小のヒーロー“アントマン”になるまで
ちなみに、あのスーツは着るのも脱ぐのも、スタッフ数人がかりで20分もかかるんだ!」
──そのスーツを身につけて、ほとんどのアクションを自身でこなしたというのは本当ですか?
「アクションシーンの80%は僕が実際に演じているよ。たとえ顔が見えないシーンであってもね。監督から──走り方ひとつにしてもポールらしい走り方がある。だからなるべく自分でやってほしい、と言われたんだ。面白い撮影方法だなと思ったのは、顔のマスクのガード部分をアップで撮影するとき、ガード部分をつけずに撮影をして、その後CGでガードを作ってもらい、最終的に僕の目がガード部分に映り込む映像になるんだ」
──面白いですね。80%自分で演じたということは、それだけアントマンになるための準備も大変だったということですか?
「そうだね。約1年前から肉体改造をしたよ。体操のコーチに回転や宙返りを教えてもらったり、スポーツトレーナーとは筋力作り、栄養士とは相談をしながらダイエットもした。
しっかりしたプランを立てて撮影に臨んだ。昔、出演した映画で、どんどん痩せてく映画を順撮りで撮影したことがあったけれど(2003年の映画『彼氏がステキになったワケ』のアダム役)