2015年9月18日 20:15
【インタビュー】ポール・ラッド、史上最小のヒーロー“アントマン”になるまで
、今回ように1年近くかけて身体を整えたのは初めてだった。余談だけど、『40歳の童貞男』シリーズのジャド・アパトー監督と仕事をするときは、きまって太らされるんだ。その方がウケるからだって(笑)」
──太らされた後、その撮影が終わるとどうやって元の体型に戻すんですか?
「やるべきことは簡単だよ。砂糖を抜いて、パンも抜いて、アルコールも抜く。1年間、食の楽しみをカットすれば痩せられるよ(笑)。まあ、僕の場合は我慢強いというよりも、太ることも痩せることも役のため、自分が引き受けた役を責任をもってやらなければならないわけだからね。個人的なダイエットだと難しいかもしれないけれど、演じるため、映画としてずっと残るんだ…と思うと、苦じゃないしメンタルも強くなる。今回は、スーツを着たときにより格好良いいアントマンでありたいという思いも強かった。
スーツの下にしっかりと作り込んだ肉体があることで、僕が本当にアントマンをやっているんだと信じてもらえると思ったし、何より、鍛えていることで僕自身が自信を持てたんだ」
──とても格好良かったです。ふつう、ヒーローのモチベーションは「世界を救うこと」が多いですが、スコットのそれは「娘のヒーローになること」。