2015年9月21日 20:30
【インタビュー】小松菜奈 as 亜豆美保 佐藤健とのガチンコ密室30分
(Photo:cinemacafe.net)
映画『バクマン。』における唯一の女性キャラクタ―である。大根仁監督によると、当初のプロットには原作の他の女性キャラもいたそうだが熟慮の末、ヒロイン・亜豆(あずき)を残してカットされた。だからこそ(?)、映画で小松菜奈が演じる亜豆が出ているシーンの“特別感”といったらハンパない!
「そうなんです!他の方が出ているシーンと明らかにトーンが違うんですよ。亜豆のシーンだけ少女漫画原作の別の映画みたいな(笑)。撮影ではすごく強い光を当てたり、フワッとした風を起こして髪や後ろのカーテンを揺らしたり、表情や目線、顔の角度、しゃべり方や抑揚…全て監督の頭にイメージがあって、現場で作りこんでいきました」。
一説によると、小松さんのシーンだけは“Dカメ”と呼ばれるサブのカメラを監督自ら回し、監督をキュンとさせたらOKという不思議な演出がまかり通っていたとか…。
昨年公開された映画『渇き。
』で一躍注目を浴びた小松さんだが、本作の亜豆のオーディションを受けた時期は『渇き。』の撮影前。まだ全く演技をした経験のない頃である。「オーディションでは病室のシーンをやったんですけど『そこで泣かないだろっ!』というところで泣いちゃったらしいんですよ…(笑)」。