2015年12月4日 19:00
パディントンが住むロンドンは現実と違う!? カラフルな“パディントンワールド”公開
本作には、19世紀そのままのパディントン駅、ロンドン屈指の高級住宅街プリムローズ・ヒルや華やかなポートベロー・マーケット、荘厳な自然史博物館などロンドンの名所や、赤い2階建てバスや黒いタクシー、地下鉄などのロンドンを象徴する様々なアイコンが登場している。この街に初めてやってきたパディントンの視点でロケ撮影が行われており、まるでロンドン観光をしているかのように感じることが出来る。
そんなロンドンの魅力がギュッと詰まった本作だが、実際には劇中のロンドンは現実のものと少し違っていると、プロデューサーのデイヴィット・ハイマンは語る。「パディントンの外見はリアリティを重視したけど、やはり彼はしゃべるクマなんだ。完全にリアルなロンドンとはうまく合わないだろうと思った。だから彼を私たちの世界に引き入れるのと同時に、私たちの世界もパディントンの世界に近づけたんだ」。
また、プロダクション・デザイナーのゲイリー・ウィリアムソンは「いままでのパディントンの映像化作品の切り絵のような世界じゃなく、しゃべるクマがいてもまったく不思議でない幻想上のリアルさを追求した」と語る。そのため、本編では、日常的な場所さえも、微妙に絵本のような質感になっていることが分かる。