2015年12月18日 19:46
【特別映像】力強い言葉で背中を押す恋人・ビアンカに注目『クリード』
と応じるビアンカ。そして、「あなたはアポロの息子。ならば名乗って」と、彼女はアドニスの闘争心に再び火をつけ、背中を押すのだ。
彼女の言葉がなぜ、アドニスの心を動かすのか。それは、彼女自身も“歌手になる”という目標を持つ、ともに夢を追う“同志”だからこそ。彼女は、ノース・フィラデルフィア出身で普段からとても率直で遠慮のない態度をとる。ハンディキャップ(進行性難聴)を持ちながらも、歌手になる夢を持ち続けて日々努力し、自分の進むべき道と、それにはどんな努力が必要かを見極めている最中。自信と率直さ、そして現実を受け入れつつ、精一杯、毎日を生きる姿勢を持っている。
アドニスとビアンカ、出会ってから間もなく恋に落ちた2人。「『ロッキー』映画が特別なのは、ボクシング映画というわけではなく、愛、自分を信じること、忍耐、粘り強さ、夢を追い続けることを描いていたから」とテッサは語る。
また、シルベスター・スタローンも「人生で本当に大切なものは愛だと気づくだろう。人を救ってくれるのは愛だ」と本作に関してコメントしている。親友であり、恋人。そんな2人の様々な側面を持つラブストーリーは、人は1人では生きていけないということ、人を救うのは愛だということについて、改めて気づかせてくれる。