くらし情報『日本公開は無理?キム・ギドクが福島原発事故を描いた問題作『STOP』ゆうばりで大反響!』

2016年2月29日 11:30

日本公開は無理?キム・ギドクが福島原発事故を描いた問題作『STOP』ゆうばりで大反響!

ギドク監督は「韓国の監督が福島の映画を撮って申し訳ありません」と頭を下げるが、一方で「原発や福島の問題は日本だけでなく世界中、地球の問題。いま、原発が増えており、現在は500基に満たないくらいですが、10年後には1,000基を超えると言われている。特に中国の東海岸で建設が進んでおり、ここで事故があれば韓国や日本にも影響がある」と警告を発する。

今回、日本人の俳優20名ほどを起用する一方で、撮影、録音、照明などをギドク監督一人でこなしている。この点について「福島の原発事故を扱うのは難しい作業になるとは思ってましたが、実際に、日本人の俳優さんを何人かキャスティングしようとして断られてしまいました。これは、スタッフ探しも難航すると思い、ひとりでやることに決めました」と経緯を明かした。その上で、アレン・アイをはじめ、出演を決断した日本人俳優たちに対し「その情熱と賢明な姿に感激を覚えました」と感謝を口にした。あと十数日であの「3.11」からちょうど5年を迎えるが、監督は「こういう映画を見せることで、薄まっていた悲しみや痛みを引っ張り出して、傷に塩をすり込んでしまったのではないか…?」と日本人の前での上映への葛藤、不安を口にする。

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