くらし情報『【シネマ羅針盤】全米席巻『ズートピア』、過去10年のディズニー長編アニメーションで最高傑作』

2016年3月10日 19:00

【シネマ羅針盤】全米席巻『ズートピア』、過去10年のディズニー長編アニメーションで最高傑作

Photo by cinemacafe.net

ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が全米で公開され、公開3日間で興収7,370万ドルを記録。同スタジオの『アナと雪の女王』『ベイマックス』のオープニング記録を軽々と塗り替えた。批評面も絶賛の嵐で、いま旋風を巻き起こしている。

動物たちが人間のように暮らすハイテク都市「ズートピア」を舞台に、ウサギの新米刑事・ジュディと、キツネの詐欺師・ニックがタッグを組んで、続発する動物失踪事件のナゾを追いかける。タイムリミットは2日間。行方不明者の共通点は?事件の真相が明らかになったその瞬間、真のピンチが動物たちの楽園に襲いかかる…。傑作『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアが共同監督を務めており、期待して鑑賞したが、これが素晴らしい!

テーマはずばり“多様性”。主人公のジュディは「絶対ムリ」という周囲の声をはねのけ、警察学校を首席で卒業し、ウサギ初の警察官になるが、上司からは正当な評価を得られない。
一方、ニックは幼少期のトラウマが原因で「周囲が期待するステレオタイプ」に徹しようと、ズル賢い詐欺師として生きている。動物たちの理想郷であるはずのズートピアでは、「ありのままに」

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