2016年4月21日 12:45
ディズニー『ズートピア』、動物たちのリアルなサイズ感の秘密
キリンは象よりも1.5倍背が高い。そして、象はネズミよりも大きいんだ」。
確かに、ヒロインであるウサギのジュディで比較してみると、彼女は警察署の同僚のゾウやサイやライオンといった大型動物たちに比べると、とても小柄。だが、小さなネズミと並ぶと、まるで巨大な動物かのようにも映る。相棒のキツネのニックとも体格差が明らかで、実際の動物のサイズ感にこだわってデザインされていることが一目瞭然だ。
たとえば、ジュディとニックが小さなネズミたちと食事をするシーンでも、料理も食器もネズミサイズゆえに、2人にとってはまるでミニチュア。それでも、なんとか食事しようとするニックの姿がチャーミングだ。そんなサイズ感の面白さを表現するため、自らスタッフたちの手本となったのが、ラセターだったという。
彼はスタッフたちの前で、5セント硬貨(直径約2.1cm)の上にとても小さなケーキを置いて食べようとしているところを、実際に演じて見せ、「ニックは、『一体どうやってこのすごく小さなケーキを食べればいいのか』と考えようとしているんだ。この小さなフォークをどう使えばいいのか?スケールは、本作ではとても大きなことなんだ」と説明したという。