くらし情報『ディズニー『ズートピア』、動物たちのリアルなサイズ感の秘密』

2016年4月21日 12:45

ディズニー『ズートピア』、動物たちのリアルなサイズ感の秘密

スペンサーは、当時の様子をこう振り返る。「ラセターはすごく小さなフォークを取って、それを割った。だから、彼は本当に小さなプラスチックの破片を持っていたわけだ。小さなそのデザートの一切れをニッケル(5セント硬貨のこと)の上に置いた。そして『オッケー。カメラを出して』と言った。それで僕らは携帯電話を取り出し、それを撮影したんだ。彼はそれを持ち上げて、フォークを取り出し、そのフォークを見つめた。
それから、シーン全体を演じて見せたんだ。それは本当に素晴らしかったし、すごくおかしかったんだ」。

結果、アニメーターたちは、そのときラセターが演じた様子を参考にすることになるが、スペンサーはこれを「大好きなシーンのひとつ」と語っている。「ラセターは、何が観客にとって面白いものになるかについて、とても優れた感覚を持っているし、本当に子どもみたいなんだ。彼は、僕らが一緒に仕事をしているときは“エグゼクティブ”という立場じゃない。仕事を楽しんでいる僕らの仲間なんだ。だから、彼は本当に夢中になるんだよ。ニッケルを取り出して、彼の頭にあることを僕らに見せるためにそこまでやるんだよ」。


このシーンをはじめ、驚くほど細部まで徹底的にこだわって描きこまれたシーンが数々登場し、サイズはもちろん、種類も住環境も異なる動物たちが共存する楽園を見事に描き出した本作。

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