トム・ヒドルストンの特製しおりも! 『ハイ・ライズ』原作本復刊
現在、“ポスト ジェームズ・ボンド”の最有力候補として、また世界の歌姫ティラー・スウィフトの新しい恋のお相手として熱い注目を浴びている英国イケメン俳優トム・ヒドルストン。彼をはじめ、ジェレミー・アイアンズ、ルーク・エヴァンス、シエナ・ミラーら英国俳優たちが勢揃いした映画『ハイ・ライズ』から、SF小説の巨匠J・G・バラードが手がけた原作本が7月11日(月)より復刊発売されることになった。
本作の舞台となる新築タワーマンション(=ハイ・ライズ)は、ラグジュアリーな内装や抜群の眺望のみならず、スーパーマーケット、プール、ジム、医療施設など、ありとあらゆる設備が整い、人々の生活の夢を具現化したかのような理想の住居空間。最上階には、マンションの設計者で高名な建築家のロイヤル(ジェレミー・アイアンズ)が暮らしている。中層階に越してきた医師のラング(トム・ヒドルストン)は、毎晩のように隣人たちが開く派手なパーティに招かれて新生活を謳歌していたが、低層階に住むワイルダー(ルーク・エヴァンス)から、この建物にはフロアごとに階級が存在し、互いに牽制しあっている事実を知らされる。上階に行くにつれ住民が富裕層になっていく40階建ての高層マンションで起きていたのは、皮肉な現代社会のヒエラルキーと“理想の暮らし”の崩壊。映画はその様子を、ミステリアスかつアーティスティックな映像美で描いていく。
J・G・バラードが1975年に発表した同名の原作は、1996年に鬼才デヴィッド・クローネンバーグが映画化した「クラッシュ」や「コンクリート・アイランド」と並んで“テクノロジー三部作”とされる代表的な一篇。
本作の主人公の医師ラングを演じたトムは、オファーよりも以前に読んでおり、とても気に入っていたことが本作出演のきっかけだったという。
原作邦訳は1980年に出版されて以来、長らく入手困難となっていたが、今回、映画公開に合わせて創元SF文庫より復刊。前回同様、故・村上博基氏が翻訳を手掛けたもので、そうした意味でも非常な貴重な作品となっている。
なお、本書には初版限定で、トム演じるラングの二面性を捉えたスタイリッシュな映画特製しおりが付属!グレーのスーツ姿でネクタイを少しだけ緩めた“表”の“セレブバージョン”と、それとは打って変わって水色のペンキにまみれ、裾を膝までまくり上げた姿でこちらを見つめる“裏”の“堕落バージョン”のリバーシブル仕様となっており、それぞれにラングの行方を占うキャッチコピーも添えられている。原作未読の人はもちろん、既読の人も改めてチェックしてみては。
『ハイ・ライズ』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
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