リリー・フランキー、“憧れの国”アメリカで主演映画が受賞!『シェル・コレクター』
リリーさんは今回の受賞に「僕は幼い頃から、アメリカで生まれた映画、ロックンロール、自由に影響を受け育ったおじさんです。その憧れの国、アメリカで、文化の最先端ニューヨークで作品が公開され、このような賞を頂いたことを光栄に思い誇りに思います」と喜びのコメントを寄せていた。
今年2月に日本で公開されると、アーティスティックな映像とキャストの演技が唯一無二の個性を放つ話題作として注目を集めた本作。今回が待望のアメリカ凱旋上映ということもあり、上映前から高い関心を集め会場は満席に。舞台挨拶では、リリーさんが「園子温監督に代わって駆けつけました」と直前に欠席が伝えられた園監督にちなんでマイペースに挨拶し、客席は笑いに包まれた。また、坪田監督は米文学の原作を映画化したことについて「僕のフィルターを通してアンソニー・ドーアさんの静謐な小説が映画になっていく、自分を通してインプットしたものをミックスする作業に興奮した」と語り、改めて日米合作の手ごたえをかみ締めていたようだ。さらに、本作の映画音楽を担当したメデスキ、マーティン・アンド・ウッドのビリー・マーティン、NYと京都を往復して活躍している劇中絵画を手掛けた下條ユリ、ジム・ジャームッシュ作品のプロデューサーとして知られ本作では出演も果たしているジム・スタークも北米プレミアである本上映に駆けつけていた。