2016年8月20日 15:00
【イマ旬!ハリレポ】スーパーヒーローの世界にも女子の時代到来!?
女性の指示なしに強力なスーパーヒロインは成り立たないのだ。
そんな状況が大きく好転し始めたのが去年から今年にかけてのことだ。例えばマーベル・コミックの女性ヒーロー「ミス・マーベル」には、これまで胸がこぼれんばかりのコスチュームを着せていた。しかし、そのコスチュームを2014年から新装して、身体に密着しない長袖のミニ・ドレスという、スーパーヒロインにしてはいたって保守的で、女性も好感を抱けるようなルックスに描き変えた。そして女子パワー全開に向けての最大の改革は、もっと数多くの女性コミックアーティストを起用したことだ。女性の立ち位置から描いたスーパーヒロインは、男性の描くそれとはかなり違うものになり、女性も共感しやすくなることは容易に想像がつく。
ちなみに映画『ワンダーウーマン』は、TV時代のティアラ(=お姫さま“冠”)ではなくゴールドのヘッドバンドを着けている。現代の女性たちにとってティアラに象徴されるお姫さま願望はバカげているのだ。
セクシーだが品が良く、美しいがカッコいい。これが新ワンダーウーマンである。
ハリウッドでいま女性スーパーヒーローがホットだというのは、一時的な流行などではない。