2016年9月20日 16:00
【予告編】巨匠P・アルモドバルが再び放つ母と娘の愛…『ジュリエッタ』
2000年公開の『オール・アバウト・マイ・マザー』、2003年公開の『トーク・トゥ・ハー』、そしてペネロペ・クルスを主演にすえた2007年公開『ボルベール〈帰郷〉』と、“女性賛歌3部作”と呼ばれる作品を送り出してきたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル。このほど、その監督最新作となる『ジュリエッタ』から待望の予告編がシネマカフェにて解禁となった。
本作は、深い悲しみに引き裂かれた母娘のミステリアスな物語。スペインのマドリードでひとりで暮すジュリエッタ。12年前、ひとり娘のアンティアは理由も語らずに突然姿を消してしまい、以来、娘には一度も会っていない。ある日、知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられたジュリエッタは衝撃を受ける…。
“女性賛歌3部作”などの代表作にも通じる“運命”と“親子”のテーマを追求しながら、シンプルかつ深みのある語り口で、娘の想いと母の愛を描く本作。『エル・クラン』など製作作品も高い評価を受ける中、『アイム・ソー・エキサイテッド!』以来の監督作となる本作は、2016年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品されたほか、来年2月26日(現地時間)に開催される第89回アカデミー賞外国語映画賞部門のスペイン代表作品にも選出。