邦画大ヒット連発の裏にLINE LIVEの暗躍アリ…!? ネット上で拡散の方程式を確立
またLINE LIVEで生配信されることで、Twitterでの拡散が起こり、トレンドワード入りするという流れが出来上がり、この動きは、別の作品でも実践されていくことになる。
今年最大のヒット作となり、公開から9週連続で興行収入ランキングトップを走り続けている『君の名は。』も、新海誠監督の過去の作品を絡めつつ、LINE LIVEを活用し、ネット上での支持を拡大させていった。同作は8月末の公開よりも2か月近くも前の7月7日に一気にTwitter数を増やしたが、この日は同作の完成披露試写会が開催されており、その模様はLINE LIVEで配信されており、舞台挨拶後には新海監督の前作『言の葉の庭』を配信し66万人を超える視聴者と2万ものコメントを集めた。さらに公開後、約2週間の9月10日のタイミングで、大ヒット御礼として新海監督が視聴者からの質問に生で答えるという番組が配信され、視聴者数は80万人、コメントは5万件を越え、視聴者とのエンゲージメントを意味するハート数は1,000万を突破した。
『シン・ゴジラ』『君の名は。』の両作に共通する特性と言われているのが、見た後で、誰かと感想を共有したり、語り合いたくなるということ。