くらし情報『グレタ・ガーウィグ、またもやダメンズに惹かれる非モテ女子に!『トッド・ソロンズの子犬物語』』

2016年12月4日 12:30

グレタ・ガーウィグ、またもやダメンズに惹かれる非モテ女子に!『トッド・ソロンズの子犬物語』

グレタは、「『ウェルカム・ドールハウス』は、子どものころに見て、強く印象に残っている作品の1つよ。10歳か11歳ころに観た、数少ないインディペンデント映画の1本だった」と語っており、本作への出演に並々ならぬ情熱を語っている。

もちろん、グレタ自身も、2000年代以降のアメリカのインディー映画の1つの大きなトレンドとなった、「マンブルコア・ムーヴメント」の中で頭角を現したアメリカ・インディペンデント映画界のミューズ。『フランシス・ハ』(’12)では、ブルックリンでステージに立つことを夢見て暮らすモダンダンサーのフランシスをチャーミングに演じ、アダム・ドライバーらと共演したことも記憶に新しい。同作は、北米でたった4館から始まった上映が口コミから233館まで拡大し、“奇跡の映画”ともいわれた傑作。思い通りに人生を謳歌できない、どこか屈折した非モテ女子の姿に多くの観客が共感したが、本作『トッド・ソロンズの子犬物語』でも、学生時代の憧れの彼とうまく話せない非モテ女子を熱演する。「マンブルコア・ムーヴメント」といえば、ジョー・スワンバーグやマーク・デュプラスら、アメリカ新世代の映画作家たちが仲間同士で互いにキャストやスタッフを交代しながら、低予算で撮影した一連の自主制作映画のこと。

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