2017年1月18日 06:00
マッツ・ミケルセン、緊急来日決定!『ドクター・ストレンジ』初日舞台挨拶に登壇
本作でマッツが演じているのは、主人公ドクター・ストレンジの宿敵で、不老不死のユートピアを実現するため闇の魔術に魅せられていく魔術師カエシリウス。ドクター・ストレンジの前に立ちはだかり、ニューヨークの街全体も歪めるほどの圧倒的な魔術の力で彼を追い詰める強敵ではあるものの、決して“絶対的な悪”とはいえない魅力を持った悪役。実は、カエシリウスが不老不死を執拗に追い求める理由は、愛するものを失ったときに生まれた“悲しみ”にあり、この心の傷によって彼は“死のない世界”を目指しているのだ。
そして偶然にも、『ローグ・ワン』でマッツが演じるゲイレン・アーソというキャラクターも、カエシリウスと似た境遇に立たされた人物といえる。主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)の父親で、究極破壊兵器デス・スターを開発する科学者として描かれるゲイレンは、自分の妻と子どもを守るため、銀河を滅亡させる兵器の設計に従事しなければならない苦境に立つ。愛する者を再び取り戻そうと闇の力に手を染めるカエシリウスと、家族の身を守るために銀河を滅亡に導く兵器を設計するゲイレン・アーソ。“ごく普通の人間が、悲劇の運命によってダークサイドに堕ちてしまう”という共通性を持つ2人のキャラクターを同時期に演じたマッツから、どんな発言が飛び出すのかも期待が高まる。