モアナの祖先が歌う「もっと遠くへ」本編楽曲シーン公開
だ。
何度も繰り返し歌われる“アウェアウェ~”というフレーズが印象的な本楽曲は、主人公モアナの祖先が歌っている。数千年前、船に乗って新しい島を探しに海に出ていた太平洋諸島の航海士たちは、コンパスも何もない状態で「昼間は空と風を読み、夜には 星が道しるべ」という歌詞の通り、自然から進むべき道を見つけ、航海を続けていく。だが航海の中で最も忘れてはならない大事なことは、ふるさとへの思いだった…。本楽曲には、モアナの祖先である航海士たちの思いが込められているのだ。
ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督は、実際にポリネシア諸島を訪れ、いまも島に残る航海士に実際に話を聞き、インスピレーションを受けている。特に“自身の山を知れ”という言葉に感銘を受けたというクレメンツ監督は、「ポリネシアでは“自分がどこから来たのか”を知ることを大事にしている。“自身の山を知れ”というのは、自分がいまここにいる前に、あらゆることが起き、祖先がいたということを知ることなんだ。
その山があるから自分が存在するんだとね」という熱い思いに心を動かされたそう。マスカー監督は、「航海術や自分の道を見出すことが、モアナが自分のアイデンティティを見つけるというテーマに繋がっている。