アカデミー賞短編アニメーション候補『ダム・キーパー』の長編制作が決定!
(堤さん)だが、トンコハウスへの加入について「僕自身、(堤さんとコンドウさんの)2人がやってきたことにインスピレーションを受けてきました」と明かし、自身と同じくアジアにルーツを持ち、アメリカ、日本とその両方の地での活動を行う彼らの仕事に「強く興味を持ちました。ここでなら自分も面白いことができると思いました」とその経緯を語った。
『ピッグ 丘の上のダム・キーパー』では、『ダム・キーパー』の主人公であるピッグの幼い頃の姿が幻想的に、断片的に紡がれていく。エリックさんは「まず、制作にあたり2人は僕に『好きに考えていい』と自由を与えてくれました。『ダム・キーパー』でも“父と息子”というコンセプトがあったので、それを踏まえて彼がどのようにダム・キーパーになったのか? その経緯を考えながら作っていきました」と説明。「セリフがない中で、幼少時代の記憶を描くため、彼が幻想的な形で覚えている記憶を組み立てていきたいと考えました。エモーショナルな動きや面白い動き、哀しみも描かれており、デザインは『ダム・キーパー』と比べてシンプルです。そのお分、動きをより見てもらえるし、詩のような作品になっていると思います」