2017年8月10日 17:00
加瀬亮、友人・長谷井宏紀の作品にスタッフとして参加していた
とコメント。
本作については「ただ今作は、はっきりとしたストーリーがあったので、彼が「何を信じたいのか」がよく見えました。いい作品だと思います」と感想を述べる。そんな本作はフィリピンが舞台ということで、長谷井監督がフィリピンに興味を持った発端の話になると、「ある友人が撮ったモノクロのスモーキーマウンテンの写真を見て、自分の中で気になって、行って見たいという好奇心が生まれた。実際行ってみると、彼が捉えた美しさとは違った美しさ、子どもの力に出会えた。かっこいいな、って思って、この美しさをほかの人と分かち合いたいなって思った」と作品の起点となる出会いを明かす。
そして、最初に撮った短編はすごく衝撃的だったと話す加瀬さんは「その次の作品には今作にも出ているピーターが出演しているね。だから『ブランカとギター弾き』は僕にとって、ある意味では繋がっている。
フィリピンに行って、スラムの人に出会って、宏紀くんはきっと何かが吹っ切れたんだね。具体的に何があったのか気になるな」と質問すると、長谷井監督は「スラムでサーフィンしている子どもがいたんだけど、サーフィンボードが冷蔵庫の蓋だったんだよね。その自由さとかエネルギーとか、サーフボードを手に入れて波に乗るっていう発想ではなくて、そこに冷蔵庫の蓋があったから、波に乗る、という発想はすごいなって思った」