サッポロビールの「ヱビス プレミアムエール」の発売に合わせ、音楽を通して商品世界観が体験できるプレイリストが、25日から音楽ストリーミングサービス・Spotifyで公開されている。今回公開された「夜の余韻を愉しむプレイリスト」は、商品の特徴である“余韻”を体験できる楽曲が収められており、音楽プロデューサー・大沢伸一氏によるオリジナル楽曲をはじめ、「ひとりの時間」にぴったりの楽曲も。そのほか、俳優の伊勢谷友介、映画監督の長谷井宏紀氏、スタイリストの森岡弘氏、シンガーソングライターの河口恭吾氏など、人気のクリエイターたちがセレクトした楽曲も用意されている。また、同プレイリストの楽曲を中心に、商品世界観をテーマにしたラジオ番組『J-WAVE SPECIAL YEBISU PREMIUM ALE MY OWN WORLD』が、3月21日21時から放送。伊勢谷友介ほか、豪華ゲストが登場する予定となっている。
2019年02月26日女優の土屋太鳳が、雑誌『Pen』による「Pen クリエイター・アワード 2017」に選出され1日、都内で行われた授賞式に出席した。土屋太鳳『Pen』が新設した同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々、"2017年の日本のクリエイター"をたたえる賞。第1回の受賞者に選ばれた土屋は「クリエイティブであるということは、女優としても人としても大切なことだと感じている」と言い、「これからさらに心の表面積を広げ、恐れることなく攻めの姿勢で、仕事も人生も作り続けていきたい」と力強く語った。そして、今年を「自分や環境の変化を実感する年だった」と振り返り、「変化そのものは去年の方が激しかったんですけど、その変化を実感するのが今年でした。それによって限界や壁に気付くことができたので、すごく必要な時間だった」としみじみ。さらに、「2018年はいろんなことに恋をする1年にしたい」と宣言。「本、場所、趣味、人だったり、素敵な出会いはたくさんあると思うので、素直に素敵なものに感動して、たくさんのことに刺激的に恋をして、心の可動域を広げていきたい」と目を輝かせた。土屋のほか、岩崎貴宏(アーティスト)、最果タヒ(詩人)、 Suchmos(ミュージシャン)、高橋一生(俳優)、長谷井宏紀(映画監督)、原野守弘(クリエイティブ・ディレクター)、村松亮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、森永邦彦(ファッション・デザイナー)、ヨシダナギ(フォトグラファー)が受賞。『Pen』12月1日発売号(12月15日号)では、アワード受賞者10組を大特集している。なお、授賞式には最果、Suchmosは欠席。また、『フィガロジャポン』特別賞も発表され、福士リナ(モデル)が受賞した。
2017年12月01日俳優の高橋一生が、雑誌『Pen』による「Pen クリエイター・アワード 2017」に選出され1日、都内で行われた授賞式に出席。今年を振り返ると共に、来年の俳優としての仕事について語った。高橋一生高橋は、今年を「例年よりみなさんの期待が自分にも伝わってくるくらい大きなものになってきた」と振り返り、「お返しできているかわかりませんが、それがたくさんできた年だったと思っています」とコメント。続けて、「2018年はいただいているお仕事のラインナップも見えてきて、またみなさんをいい意味を裏切る形になっていけると思う」と予告し、「使って下さる方たちの想像力にお任せして、いただく作品にしっかり尽力していければ」と意気込んだ。また、来年の目標を聞かれると、「毎年抱負に困る男で、そんなに考えたりすることはないんですが」と前置きした上で、「あえて掲げるなら"手放し"です」と話した。『Pen』が新設した同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々、"2017年の日本のクリエイター"をたたえる賞。高橋のほか、岩崎貴宏(アーティスト)、最果タヒ(詩人)、 Suchmos(ミュージシャン)、土屋太鳳(女優)、長谷井宏紀(映画監督)、原野守弘(クリエイティブ・ディレクター)、村松亮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、森永邦彦(ファッション・デザイナー)、ヨシダナギ(フォトグラファー)が受賞。『Pen』12月1日発売号(12月15日号)では、アワード受賞者10組を大特集している。なお、授賞式には最果、Suchmosは欠席。また、『フィガロジャポン』特別賞も発表され、福士リナ(モデル)が受賞した。
2017年12月01日俳優の高橋一生が、雑誌『Pen』による「Pen クリエイター・アワード 2017」に選出され1日、都内で行われた授賞式に出席した。高橋一生創刊以来、クリエイティブな人々に注目し続けてきた『Pen』が新設した同賞。アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々、"2017年の日本のクリエイター"をたたえる。第1回の受賞者に選ばれた高橋は「栄えある第1回、愛する『Pen』さんのこの賞をいただき、心よりうれしく思っています」と喜び、その上で「ただ、人によってとらえ方はあると思いますが、僕は自分のことをクリエイターとは思っていません。0から何かを作り出す方がクリエイターだと思っています」と、自身が考える"クリエイター"の定義を説明。そして、「今日同じく受賞されている方を見ると、0から何かを生み出されている方が多くて大変恐縮ですが、僕をそれでもクリエイターと表彰してくださることを心からうれしくに思います」とその重みを感じている様子で、「きっと僕のことを支え、俳優として立ち上げてくださったスタッフさんや共演者の方々、みなさんがいたからだと思います。その方たちに心より感謝を申し上げます」と周囲の支えに感謝した。高橋のほか、岩崎貴宏(アーティスト)、最果タヒ(詩人)、 Suchmos(ミュージシャン)、土屋太鳳(女優)、長谷井宏紀(映画監督)、原野守弘(クリエイティブ・ディレクター)、村松亮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、森永邦彦(ファッション・デザイナー)、ヨシダナギ(フォトグラファー)が受賞。『Pen』12月1日発売号(12月15日号)では、アワード受賞者10組を大特集している。なお、授賞式には最果、Suchmosは欠席。また、『フィガロジャポン』特別賞も発表され、福士リナ(モデル)が受賞した。
2017年12月01日創刊以来、クリエイティブな人々に注目し続けてきた雑誌『Pen』が、今年活躍したクリエイターをたたえる賞「Pen クリエイター・アワード」を新設。その受賞者が1日に発表され、俳優の高橋一生、女優の土屋太鳳ら10組が選出された。同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて、今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々"2017年の日本のクリエイター"をたたえる賞。第1回目となる今年は、岩崎貴宏(アーティスト)、最果タヒ(詩人)、 Suchmos(ミュージシャン)、高橋一生(俳優)、土屋太鳳(女優)、長谷井宏紀(映画監督)、原野守弘(クリエイティブ・ディレクター)、村松亮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、森永邦彦(ファッション・デザイナー)、ヨシダナギ(フォトグラファー)が選出された。『Pen』12月1日発売号(12月15日号)では、アワード受賞者10組を大特集。また、12月1日に都内で授賞式が行われる。
2017年12月01日ヴェネツィア国際映画祭で2冠、各国の映画祭で数多くのグランプリを獲得した映画『ブランカとギター弾き』のトークイベントが8月9日(水)シネスイッチ銀座にて行われ、監督の長谷井宏紀と、監督の20年来の友人であるという俳優・加瀬亮が登壇した。日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井監督が、フィリピンを舞台に撮影した本作は、母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”を描く物語。今回のイベントは、加瀬さんが「こんばんは。宏紀くんとはほぼ20年付き合いがありますが、商業映画での初監督ということで駆けつけました。宜しくお願いします」と監督と長年の友人であると明かしスタート。監督との出会いに関しては「昔、宏紀くんが大きな一軒家に住んでいて、その家にミュージシャンやデザイナー、写真家、絵描きいろいろな人が集まって暮らしていて、面白いって聞いたので、遊びに行ったんです」と話し、「朝から夜までずっといろいろなことを話していました。今回初長編監督、ということなんですけど、この前に短編映画を4本くらい観ていて、一番最初に監督が作った作品にはスタッフで参加したりました」とコメント。本作については「ただ今作は、はっきりとしたストーリーがあったので、彼が「何を信じたいのか」がよく見えました。いい作品だと思います」と感想を述べる。そんな本作はフィリピンが舞台ということで、長谷井監督がフィリピンに興味を持った発端の話になると、「ある友人が撮ったモノクロのスモーキーマウンテンの写真を見て、自分の中で気になって、行って見たいという好奇心が生まれた。実際行ってみると、彼が捉えた美しさとは違った美しさ、子どもの力に出会えた。かっこいいな、って思って、この美しさをほかの人と分かち合いたいなって思った」と作品の起点となる出会いを明かす。そして、最初に撮った短編はすごく衝撃的だったと話す加瀬さんは「その次の作品には今作にも出ているピーターが出演しているね。だから『ブランカとギター弾き』は僕にとって、ある意味では繋がっている。フィリピンに行って、スラムの人に出会って、宏紀くんはきっと何かが吹っ切れたんだね。具体的に何があったのか気になるな」と質問すると、長谷井監督は「スラムでサーフィンしている子どもがいたんだけど、サーフィンボードが冷蔵庫の蓋だったんだよね。その自由さとかエネルギーとか、サーフボードを手に入れて波に乗るっていう発想ではなくて、そこに冷蔵庫の蓋があったから、波に乗る、という発想はすごいなって思った」と一人の少年との出会いを語った。続いて実際の撮影の話になると、長谷井監督は「クライマックスのブランカが泣いて笑う、という演技はやっぱり11歳の女の子には難しいことだった。そのシーンは撮影最終日に撮ったんだけど、カメラを回しっぱなしにしたまんま、スタッフさんが撮影をふり返って、という話をブランカ役のサイデルにすると、サイデルはやはり思いが有り余って、涙が出ちゃうんだよね。同時に笑うというのができない。そんな中、みんなが歌って踊り始めた。ジョークを交えたりしてね。とても良い雰囲気だった。そこでサイデルが笑っちゃうんだよね。こんなに幸せなことないって思って、中々そこではカットがかけられなかった(笑)」と苦労を語ると、加瀬さんも「泣くってシーンがあっても、周囲や自分がそういう雰囲気ではなかったら、やっぱりすっとは泣けないんだよね。経験があるからとか、技術があるからとは違う。人間が普段、涙を流すときって、“泣くもんか”や“泣きたくない”っていう気持ちがあるはずだし。だから、無理矢理に流した涙や笑いは、やっぱり画面の中でも見えかたが変わってくると思う」と自身の経験をふり返りながら話していた。20年来の友人であり、同い年である2人。そんな2人の話は大いに盛り上がり、予定の30分を越してのトークイベントに。最後に加瀬さんは「話し込んでしまってすみません。今日はありがとうございました。これからも長谷井宏紀を宜しくお願いします」と挨拶しイベントは幕を閉じた。『ブランカとギター弾き』はシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ブランカとギター弾き 2017年7月29日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開(C) 2015-ALL Rights Reserved Dorje Film
2017年08月10日歌手のUAと、彼女の長男で俳優の村上虹郎が、8月7日(月)シネスイッチ銀座にて映画『ブランカとギター弾き』のトークイベントに登壇。旧知の仲という本作の長谷井宏紀監督と3人で、本作や昨今の映画を取り巻く状況、村上さんの留学時代などについて赤裸々なトークを繰り広げた。本作は、フィリピン・マニラのスラムを舞台に、“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカと盲目のギター弾きピーターの、“幸せを探す旅”を綴る物語。主人公ブランカをYouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていたサイデル・ガブテロが演じ、演技初挑戦ながら、美しい歌声と瑞々しい演技力で観る者を強く惹きつけている。長谷井監督は、日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た気鋭監督。本作の大ヒットを記念し、監督と長年にわたり親交のある歌手のUAさん、そして『武曲 MUKOKU』『二度めの夏、二度と会えない君』など、俳優として大活躍をみせる村上さんという“表現者”親子が駆けつけた。この日、荒天にも関わらず多くの観客でにぎわった場内は、3人が現れると大きな拍手に包まれた。本作を観たUAさんと村上さんは、親子でいろいろと本作について語り合ったと言う。UAさんは「最近は子どもと一緒に観られないような映画に対してアンチになっていた」と、4人の子の母親である彼女らしい視点から話を始め、「“何でそこで殺すねん”、“何でそこでエロいねん”って思ってしまう、そういう映画が多い。だから、『ブランカとギター弾き』みたいな映画に大賛成。時代を越えているね」と絶賛。さらに、「今時の映画はたくさんあるけど、私は本当の名作に出会いたい。『ブランカとギター弾き』には、(長谷井監督が)今後名作を生むことができるっていう可能性を感じた」と、本作が長編デビュー作である長谷井に確かな才能を見出したことを告白した。また、海外生活を送るゆえに飛行機に乗ることが多いというUAさんは、「機内でいろんな映画が観られるけど、もうすぐ2歳になる末っ子や、その上にいる5歳や8歳の子を連れていると、見せたくないようなシーンが乗客の席の画面に映っている。これってどうなんだろう?っていつも思っていた」と、日ごろ感じていたわだかまりを吐露。「そういう意味で、『ブランカとギター弾き』は家族と一緒に、皆で安心して観られる」と語った。その感想に大きくうなずきながら聞いていた長谷井監督が、「これまでにもらった映画の感想で特に嬉しかったのは、この映画には悪い人は出てくるけど、絶対的な悪じゃない、っていう感想だった」と伝えると、UAさんも「そうだよね。根源的な悪は、この星には存在しないはず」と、希望にあふれた世界の見方を明かした。続けて、海外での生活について話が広がると、高校時代にカナダ・モントリオールに留学していた村上さんは「いまは母と仲良くしているけど、カナダ留学を決めたころは、自分の家に帰りたくない、別々に暮らしたいという気持ちがあった」と、思春期に抱いた母への反抗心について告白。「ただ、カナダに行ってから、実は僕はそんなに英語が上手くならなかった。英語を勉強するにも、英語によって何を学ぶのかとか、何がしたいのか、誰と話したいのかとか、そういうことがしっかり固まってないとなかなか伸びない。カナダにいた時は、日本の映画やアニメを一番たくさん観ていた時期でもあるんだよね、部屋に引きこもって。母がいるところで言うことじゃないけど(笑)」と打ち明けた。長谷井監督は、村上さんのことも幼いころから知っており、最初の出会いがいつだったかという話になると、UAさんは「この子はまだ小さかった。(長谷井監督は)どういうわけか、顔中にフェイスペインティングをしていた」とふり返る。しかし、それを全く覚えていないという息子・村上さん。「この人は幼少の記憶がほとんどないの。いまを生きる男なんだね!」と話し、会場の笑いを誘った。長い付き合いによるものか、3人のトークは終始ゆったりとした和やかな空気が流れ、最後に長谷井監督が「いつか一緒に映画をやってみたいね。(UAさんと村上さんがかつて暮らしていた)沖縄の映画もちょっと考えているよ」と声をかけると、「沖縄顔ですよ、僕!」と村上さんは“主演”にやる気満々のアピール!そして、UAさんも「沖縄の映画、楽しみにしてるよ!」と言葉をかけ、長谷井監督の次なる新作に会場も期待を膨らませていた。『ブランカとギター弾き』はシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブランカとギター弾き 2017年7月29日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開(C) 2015-ALL Rights Reserved Dorje Film
2017年08月08日毎回、様々なジャンルで活躍するゲストが集い語り合う「ボクらの時代」の8月6日(日)放送回に、俳優の浅野忠信、村上虹郎、映画監督で俳優でもある長谷井宏紀が出演。浅野さんが「いま一番会いたい2人」だという村上さん、長谷井さんを招いて語られたこととは!?本番組は学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレントから政治家までジャンルにとらわれず、旬で話題の人物から海外で高評価を得ている人、大きな発見や発明を成し遂げた人や日本に感動を与えた人など多彩な顔ぶれが集まり、司会者を置かずゲスト同士の気負わないトークで番組を構成するトーク番組。浅野さんは、90年代、岩井俊二や是枝裕和、青山真治など当時新鋭の映画監督の作品に続々出演。さらにウォン・カーウァイ監督『wkw/tk/1996@/7’55”hk.net』やクリストファー・ドイル監督『孔雀』など海外にも進出。日本のみならず世界で活躍する俳優の先駆けとなり、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞など大きな業績を挙げ、近年は『マイティ・ソー』や『バトルシップ』『沈黙-サイレンス-』などハリウッド大作にも続々出演、いまや世界的知名度を誇る俳優となった。そんな浅野さんが、役者人生の中で30代の頃に一番つまずいたという。世界中の作品に出演する浅野さんが、いまでも変わらず自身の出演作品を観るときに思うこととは?さらに洋服をくれたり前向きな気持ちを教えてもらったという“ロックな母親”についても赤裸々にトークする。そして父が俳優の村上淳、母が音楽アーティストのUAという“血筋”を持つ村上さんは、「どうやったら母親を傷つけられるか」などを考えた反抗期の頃を告白。両親という存在について語るほか、浅野さんとの初めての会話や自身の出演作を観て毎回思うこと、役者を目指したきっかけなどを明かす。また浅野さんと村上さんの家族同士にある不思議な縁についても話題が展開する。さらにかつて浅野さんと映画の撮影で出会って以来親交があるという長谷井さんは、映画監督としても活動し海外生活が長かった彼ならではの「旅と恋愛」や「お金の価値観」について語る。それぞれ違う立場で活躍する3人がお互いの海外生活での経験や仕事への姿勢などを熱く語り合う30分をお見逃しなく。長谷井さんが日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得て監督、予告編では同作に感銘を受けたという浅野さんがナレーションを務め、世界中の映画祭でも高い評価を得た『ブランカとギター弾き』は現在シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開中。「ボクらの時代」は8月6日(日)7時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年08月05日忙しい生活が続くと、人との付き合いがギスギスしたり、ついイライラしてしまったりすることはありませんか?そこで、自分の周りにいてくれる人たちへのありがたみを改めて感じさせられる話題作をご紹介します。その映画とは……。愛と勇気に心温まる感動作『ブランカとギター弾き』!【映画、ときどき私】 vol. 103フィリピンの路上で孤児として暮らす少女ブランカ。ある日、母親をお金で買うというアイディアを思いつき、出会ったばかりの盲目のギター弾きピーターに頼み込んで一緒に旅へ出ることに。そして、得意の歌で稼ぐことをピーターから教わったブランカは、幸運にもレストランで演奏する仕事を得ることになる。食事と屋根のある部屋での暮らしにようやくありついた2人の生活は、順調に進むと思われていた。しかし、ブランカの身に思わぬ危険が迫っていたのだった……。今回は全編フィリピンで撮影されており、出演者も現地の方々のみで制作されていますが、監督と脚本を務めたのはなんと日本人。しかも、日本人として初めてイタリアのヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得たことだけでなく、世界中の映画祭で数々のグランプリを受賞したことでも大きな話題となっています。そこで、今回直撃したのは……。国境を越えた才能を発揮している長谷井宏紀監督!これまでは写真家や映像作家としてさまざまな作品に携わってきた監督ですが、本作が初の長編作品。撮影の裏側や見どころについて語っていただきました。過去にはフィリピンを舞台にした短編も発表しており、14年ほど前から毎年通っているという監督。そこまでフィリピンに惹かれる理由は?監督当時、僕の周りにいた人たちがフィリピンのスラムで撮影していて、その写真を見たときに行ってみたいなと思ったのが最初のきっかけ。その頃からストリートでの出会いをするような旅ばかりを僕はしていたので、フィリピンでもごみの山で働いていた少年少女たちとけっこう仲良くなったんですよ。しかも、彼らと一緒にいる時間が自分にとってはすごく居心地がよくて。だから、彼らと会うために毎年行くようになったんです。本作では、フィリピンの街の様子がリアルに伝わってきますが、それは監督ならではのキャスティングによって生み出された雰囲気が見事に映し出されているからこそ。路上でのキャスティングも行ったそうですが、どのようにされたのですか?監督歩いているときに気になる人がいたら捕まえて、セリフを言ってもらって、連絡先を聞くというリサーチをずっとしていました。脚本に書かれているキャラクターの方向性に近い人をひたすら歩いて探していたので、まったく出会わない日もありましたけど、2か月くらいはそういうことをしていたかな。というのも、最初はキャスティングディレクターがいたので、ホールに100人くらい集めてもらったんだけど、歌がうまい少女を探しているのに、20代の男性でアクロバットができる人とかが来ちゃったりして(笑)。確かにフィリピンのそういうところはほんとにおもしろいところでもあるんだけど、でもこの映画にそれは必要なかったし、そのためにたくさんの人を呼んで、何日も潰すのはもったいなかったので、それなら自分ひとりで歩いてやったほうが早いなと思ったんですよ。とはいえ、出演者がプロの役者ではないことで苦労したことはありませんでしたか?監督メインキャラクターでは問題なかったですけど、背景のエキストラのなかには、なかなか連絡が取れない人もいて大変だったので、諦めたことはありました。そしたら、「フィリピンでは現場にカメラを置けばそこに人が来るから、その場で選んで」とディレクターに言われたんですよ。それで、実際にカメラを置いてみると、撮影を始める前くらいに次々と見学者が集まって来たんです(笑)。そこで、あの人とあの人って感じで連れてきて、セリフを教えて、すぐに「アクション!」って撮影してました。だから、現場で生まれたことしかなかったですよ。そんな個性豊かなキャラクターたちが揃っているなかでも、主人公のブランカを演じたサイデル・ガブテロちゃんと本人役で出演したピーターさんの2人の存在感は圧倒的。“YouTubeの歌姫” としてフィリピンで人気を集めていたサイデルちゃんを起用した理由は?監督演技のワークショップをしていたときに、朝起きたら僕のデスクの前に、ブランカの似顔絵を描いた紙が置いてあって、そこに彼女が自分の名前を書いていたんです。そんなふうに「私がブランカをやりたい!」というアピールを見たときに、その意志の強さが最高だなと思って、「この子しかいない」と。初めての演技で、自分とは全然違うキャラクターを演じるにも関わらず、よく耐えてくれたなと思います。アクティングコーチをつけていましたが、その人が手をかざすだけでブランカに変わっちゃうくらいまでになっていたので、現場では何も言う必要がなかったです。それだけブランカという人間をよくわかってくれましたけど、11歳でよく理解してくれたなって感じですね。では、監督にとってヒーロー的存在でもあるというピーターさんの魅力とは?監督フィリピンでは、一日の撮影が終わったらみんなにその日のギャラを払うんですけど、ピーターには最初にけっこうなギャラを払っていました。にも関わらず、最終日には5000円しか持っていない。でも、それはなぜかというと困っている人や親戚に配っちゃってたからなんですよ。僕だったら、「家賃や支払いがあるな」とか「次はここに旅行したいな」とかになっちゃうんだけど、彼にはそれがまったくなくて、「いまここにある何かを大事にする」ということなんですよね。でも、それはなかなかできないことなので、かっこいいなと思いますし、さすがだなと。僕は本当にピーターを尊敬していて、彼のことは出会った瞬間からすごいと思ってましたけど、それは彼が画面に映っているだけでみんなが感じることができるはずです。今回、プロデューサーがイタリア人で、カメラマンが日本人という以外、全員フィリピン人だったこともあり、英語とタガログ語のみの現場。そんななかでも、あえて通訳を入れずに、すべての人と直接向き合ったという監督ですが、それはこれまでセルビアやヨーロッパ、フィリピンを中心に活動されてきた経験があるからこそ。長年の海外生活において、独自のコミュニケーション方法はありますか?監督以前、マケドニアに行ったときに村を歩いていたら、日本人が珍しかったのか、すごく人が集まってきて、ぞろぞろとついてきたことがありました。そのときに、耳の聴こえないひとりの男の子が最後まで残ってくれて、「うちに行ってご飯を食べよう」ってジェスチャーで一生懸命に誘ってくれたんです。それで、その子について行ってある家に泊まることになり、そこにいた人たちはその子の家族ではなかったんだけど、彼らも全員耳が不自由だということがわかりました。でも、もともと僕は現地の言葉は喋れないし、向こうも日本語が喋れるわけでもない。だから、「言語って特に重要じゃないよね」ってところに行きついて、やろうと思えば、ジェスチャーや表情だけでも会話ができるんだと感じたことはありましたね。では、最後にこの作品で注目して欲しいところを教えてください。監督ブランカというひとりの少女が、たくましく勇気を持って進んで行く姿をぜひ見てもらいたいなと思っています!人を思う温かさと愛情を感じる!お金や目に見えるものばかりに気を取られてしまいがちな現代だからこそ、ブランカとピーターを包み込む無償の愛に、思わず涙が込み上げてくるはず。監督自ら作詞を手掛けたという劇中歌が奏でる美しいメロディーとともに、心に残る1本です。あなたの隣にいる大切な人を誘って劇場に行ってみては?琴線に触れる予告編はこちら!作品情報『ブランカとギター弾き』シネスイッチ銀座他にて7月29日(土)より全国順次公開!配給:トランスフォーマー© 2015-ALL Rights Reserved Dorje Film
2017年07月26日旅行サイトでフィリピンのツアーを検索すると、セブ島、マニラ、エルニド、ボラカイ島…などがおすすめツアーとして出てくる。旅行先としてのフィリピンは、いまではすっかりアジアのリゾート地だ。けれど観光地ではない街へ足を踏み入れれば、そこには貧困と背中合わせで生きる人々がいる。『ブランカとギター弾き』の舞台はフィリピンのスラム街。路上で暮らす孤児のブランカとギター弾きの盲人ピーターが出会い、生きるために旅に出る物語だ。主人公のブランカは、窃盗や物乞いをしながら1人で暮らしている。ある日、有名な女優が自分と同じ境遇の子どもを養子に迎えたというニュースを偶然目にしたことで、アイデアを思いつく。それは、お金を貯めて“お母さんを買う”というアイデアだった。突飛だが、母親を手に入れることができれば幸せになれるのではないか──たった1人で生きる少女がひらめいた希望の道だ。そのためにブランカは窃盗を繰り返していたが、街角でギターを弾いて生活しているピーターと出会い、歌うこと=自分の才能で生きることを教えてもらい、人生が変わっていく…。この映画が心に響くのは、フィリピンのスラム街を映しながら、人と人との心の繋がりや誰かを大切に想うことを描いているからだろう。また『シティ・オブ・ゴッド』『デザート・フラワー』『トラッシュ! この街が輝く日まで』『鉄くず拾いの物語』などを観たときにも感じたことだが、映画の主人公たちの過酷な生活環境に驚かされる以上に、彼らの生命力や勇気、愛情、諦めない気持ちに心打たれる。『ブランカとギター弾き』もそうだ。ラストシーンのブランカとピーターの“あの表情”は決して忘れることはないし、彼らからたくさんの生きるヒントをもらった。その感動を描き出したのは、本作が長編監督デビューとなる長谷井宏紀監督だ。日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得て製作、ヴェネツィア国際映画祭で2冠(※1)、各国の映画祭で数多くのグランプリを獲得している。彼のキャスティング方法がユニークだ。盲目のギター弾き役をフィリピンの路上でスカウトし、ブランカ役はYouTubeに歌っている動画をあげていた素人サイデル・ガブテロに声をかけた。ドキュメンタリーではないけれど、ものすごいリアリティを受け取るのは、そんな一風変わったキャスティングの力も大きい。何より長谷井監督自身が世界中を旅してきた人であるからこそ生まれた発想、出会い、メッセージ──やっぱり旅はいいなぁと思ってしまう。次の旅は、フィリピンに決めよう。(text:Rie Shintani)※1ヴェネツィア国際映画祭2015 マジックランタン賞、ソッリーゾ・ディベルソ賞受賞(text:Rie Shintani)
2017年07月19日日本人として初めて、ヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井宏紀監督が、フィリピンの街角を舞台に撮影し、世界中の映画祭で高い評価を得た『ブランカとギター弾き』。このほど、俳優の浅野忠信も感銘を受けたという愛と勇気の物語から、主人公となる少女ブランカと盲目のギター弾きの出会いの本編映像が、シネマカフェに到着した。舞台は、カラフルでエネルギーにあふれたフィリピンの首都マニラのスラム街。“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児のブランカは、ある日、盲目のギター弾き・ピーターと出会う。ブランカはピーターから、得意な歌でお金を稼ぐことを教わり、2人はレストランで歌う仕事を得る。ブランカの計画は順調に運ぶように見えたが、一方で、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた…。Youtubeの歌姫として国内外で人気を集めていたブランカ役のサイデル・ガブデロは演技初挑戦ながら、美しい歌声と演技力で観る者を強く惹きつける。彼女に生きる術を教える盲目のギター弾きには、実際に生涯を通してフィリピンの街角で流しの音楽家として活躍していたピーター・ミラリ。そのほか、出演者のほとんどは路上でキャスティングされている。劇中、演奏される、スペインをルーツにした素朴で温かいフィリピン民謡「カリノサ」は、「お母さんはいくらで買えるの?」という孤児の少女と盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”を彩っていく。このたび届いた本編映像は、そんな2人の物語がまさに動き出す、出会いのシーン。ブランカはどこからともなく聞こえるギターの音色を耳にし、その音がするもとへ駆け寄る。その音色を奏でているのは、盲目のギター弾き・ピーター。彼の奏でる優しい音色に、思わず笑みがこぼれるブランカは、ピーターが路上でギターを弾き、お金を稼いでいることを目の当たりにし、ピーターの目が見えないことを確かめようと近づいていく。ピーターはその気配に気がつき、「何してるんだい?この辺の子かい?」と声をかける。驚いたブランカは思わず走ってその場を立ち去ってしまうのだった――。本作の監督を務めた長谷井監督は、短編『LUHA SA DESYERTO』の撮影中に、マニラのキアポ協会の地下道でギターを弾いていたピーターと出会いを果たしたという。まさに本シーンのブランカとピーターのように、ギターの音色に導かれ、出会い、本作が生まれることになった。ギターの音に導かれて出会った2人の出会いは、まさに物語が動き始める重要なシーン。また、その後に続く予告映像では、長谷井監督と長年親交があり、本作に「涙が止まらなかった」と明かしている浅野さんがナレーションを務めている。『ブランカとギター弾き』は7月29日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月02日日本人として初めて、若き才能を後押しするヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭から出資を得て製作された長谷井宏紀の第1回監督作品『ブランカとギター弾き』(原題:BLANKA)が、今夏、日本で全国順次公開される。このほど、その予告編が解禁となり、長谷井監督と親交のある浅野忠信がナレーションを務めていることが分かった。“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。ブランカはピーターから、得意な歌でお金を稼ぐことを教わり、2人はレストランで歌う仕事を得る。ブランカの計画は順調に運ぶように見えたが、一方で、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた…。ヴェネチア国際映画祭が世界中から新人映画監督を発掘し、育成するプロジェクトにて日本人として初めて選ばれ、撮影された初長編映画。巨匠エミール・クストリッツァに認められ、世界中を旅しながら、写真家としても活動してきた長谷井監督は、カラフルでエネルギーにあふれたマニラのスラムと、そこに住む人々をリアルな映像で見事に捉えた。今回解禁となった予告編では、すでに本編を鑑賞し、「ブランカという少女の辿り着いた一つの愛の形に涙が止まらなかった」と大絶賛を寄せている浅野さんがナレーションを担当。長谷井監督と浅野さんは、2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『モンゴル』や、NHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」といった浅野さんの主演作で監督がスチール撮影を担当したことから親交が深く、浅野さんは本作についても「予告編だけでも泣けてきちゃうよね。少しでも早く多くの人に見て欲しい」とコメント。待望の日本公開にも期待を寄せている。映像では、孤児の少女ブランカが路上で盲目のギター弾きピーターと出会い、歌の才能を開花させていくが、その目的は“お母さんを買うため”…。歌うことを通して絆を深めたブランカとピーターの2人が辿る運命の行方には注目だ。出演者の殆どは長谷井監督自ら、路上でキャスティング。1,000万超えの再生回数を誇りYouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていた主演のサイデル・ガブテロは、演技初挑戦ながらその美しい歌声と演技力で世界中の映画祭で話題をさらっている。また、同時に解禁されたティザービジュアルは、ブランカとブランカの肩を抱きギターを手に持つピーターの後ろ姿が映し出された、2人の温かな関係性を映し出すもの。劇場窓口にて発売中の本作の特別鑑賞券には、同じく2人の姿をとらえたデザインとブランカ役サイデルの姿をとらえたデザインの特製ポストカードセットが付属する。『ブランカとギター弾き』は今夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月16日2007年、浅野忠信が主演し、米アカデミー賞「外国語映画賞」ノミネートされた『モンゴル』に俳優として出演、映画スチール写真を担当していた新進監督・長谷井宏紀。このほど、彼が手がけた初の長編映画『BLANKA』がヴェネチア国際映画祭、ギリシャ、インドでの受賞に続き、スイス・フリブール映画祭においても「観客賞」を受賞したことが分かった。長谷井監督の『BLANKA』(イタリア・フィリピン合作)は、フィリピン・マニラの路上で生きる子どもたちを主人公にしたロードムービー。ヴェネチア国際映画祭が世界中から新人映画監督を発掘し、育成するプロジェクト「カレッジシネマ部門」にて日本人として初めて選ばれ、撮影された初長編映画。本作は、ヴェネチア映画祭で上映されると2つの賞を受賞、その後、ギリシャ、インドの映画祭でも2つの受賞をし、今回、30回目を迎えた由緒あるスイス・フリブール映画祭で観客の投票により、見事「観客賞」を獲得した。長谷井監督は、数々の自主作品やCHARAやUAなどのミュージックビデオを手がけ、『モンゴル』以後、2009年にはフィリピンのストリートチルドレンとの出会いから生まれた短編映画『GODOG』で、エミール・クストリッツァ監督が主催するセルビア・Kustendorf International Film and Music Festivalにて「グランプリ(金の卵賞)」を受賞。その後、活動の拠点をセルビアに移し、ヨーロッパとフィリピンを中心に活動。フランス映画『Alice su pays s‘e’merveille』ではクストリッツア監督と共演、2014年には浅野さん主演のNHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」の写真を担当し、早川書房より写真集「ロンググッドバイ」ビジュアルブックも出版されていた。本作は、フランスでは6月1日からの公開が決定、その後、スペインでも公開され、日本でも近日公開予定となっている。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日映画監督・写真家の長谷井宏紀が、ヴェネチア映画祭「カレッジシネマ部門」にて日本人として初めて選出されたことが発表され、イタリア・フィリピン合作で製作される長編映画『BLANKA』(仮)で長編映画監督デビューを果たすことが決定した。ヴェネチア映画祭の「カレッジシネマ部門」は、世界中から新人映画監督を発掘し育成するプロジェクトで、今年は世界中から約400ほどの応募があり、12企画(イギリス、イタリア、フランス、ポルトガル、ブルガリア、スリランカ、ニュージーランド、アルゼンチン、ブラジル、ブルガリアなど)が選ばれ、最終選考では3つのプロジェクト(イタリア、ポーランド、アメリカの企画)に絞られた。この3作品は、ヴェネチア・ビエンナーレとヴェネチア国際映画祭より出資を受け製作されることが決定。2015年9月のベネチア映画祭にてプレミア上映が行われる予定となっている。これまで、世界各国の映画や映画祭で活動する一方、CHARAや「THE BACK HORN」などのミュージックビデオなども手掛けるなど、幅広いフィールドで活躍してきた長谷井さん。今回の『BLANKA』(仮)では、脚本・監督を務め、現在イタリア人プロデューサのフラミーニョ・ザドラ(ドルジェ・フィルム)と制作に入っているとのこと。作品自体は、フィリピン・マニラの路上で生きる子どもたちを主人公としたロードムービーとなるようで、すべてストリート・キャスティングで俳優を採用するとのことだ。(text:cinemacafe.net)
2014年11月28日