くらし情報『『ブレードランナー』傑作ゆえの受難? 35年ぶりも劣化知らずの哲学と世界観』

2017年10月21日 08:00

『ブレードランナー』傑作ゆえの受難? 35年ぶりも劣化知らずの哲学と世界観

の実現にリアリティが増し、人工知能も進歩を遂げた現代だからこそ、そのメッセージはより身近な警告として響いている。見終わったら、自分なりに解釈し、誰かと意見を交わさずにはいられないはず。それが可能なのは『ブレードランナー2049』が前作に負けず劣らず、奥深い傑作だからこそだ。

『ブレードランナー 2049』
その立役者が『メッセージ』も話題だったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督であるのは言うまでもない。今後はSF作家フランク・ハーバート氏の小説「デューン/砂の惑星」の再映像化でも手腕を振るうことが決定しているが、同作はかつてスコット監督も演出に意欲を見せていた壮大なプロジェクト(それが頓挫した結果、生まれたのが『ブレードランナー』だ)。そんな運命にして必然的なバトンの受け渡しも、非常にドラマチックだ。“次世代への継承”は『ブレードランナー 2049』の重要なテーマにもなっている。
『ブレードランナー 2049』

(text:Ryo Uchida)

■関連作品:
ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開

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