ようこそマッツ・ミケルセン!来日に沸く“北欧の至宝”の歩みをプレイバック
国際的な名優という地位を確立したマッツだが、さらに世界中で大ブレイクしたのは2013年から始まったTVシリーズ「ハンニバル」で主演を務めたのがきっかけ。猟奇殺人と美食を結びつける殺人鬼ハンニバル・レクターを退廃的に演じ、瞬く間に人気に火がついた。同時に映画も、マーベル・シネマティック・ユニバースの『ドクター・ストレンジ』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といった超大作に起用されるように。2019年公開でトム・ホランドとデイジー・リドリー主演作『Chaos Walking』(原題)の撮影も終わったばかりだ。
人を惹きつけて止まないマッツ・ミケルセン…その魅力は?
40代後半から突然アイドルのような人気爆発となったが、変に浮かれることもなく、かといって冷めすぎることもなく、ファンサービスなどもすべて自然体で対応している。以前来日した際、「さりげなさ(Effortless)」が自身にとって大切なキーワードだと語ったことがあるマッツ。映像ではクールに決めながら、普段はカジュアルなジャージ姿というギャップもファンには堪えられないチャームポイントのようだ。大スターになっても、取り巻きも連れず、身軽に世界を飛び回る。
しなやかなプロフェッショナリズムが魅力的だ。
(text:Yuki Tominaga)
ポール・メスカル&デンゼル・ワシントンら登壇『グラディエーターII』公開前イベント開催