2018年3月28日 16:00
【インタビュー】リーアム・ニーソン リアルなアクションを続けられる秘訣
何かをするのも、何かを見つけるのも、観客とマイケルは一緒だ」。
「僕たち」に含まれる1人はもちろん、監督のジャウマ・コレット=セラ。『フライト・ゲーム』などで組んできたコレット=セラとは今回が4度目のタッグとなり、いまや「言葉でのコミュニケーションが必要ない関係」だという。「彼を100%信頼しているから。リハーサルもほとんどしないし、ときには1テイクで済むこともある。僕にとって彼は素晴らしいダンスパートナーのようなものだね」。
ただし、そんな両者がとことんリハーサルを重ねたのが、やがて列車の中で繰り広げられるアクションシーンだ。「列車内のシーンはイギリスのパインウッド・スタジオで撮影したのだけど、『スター・ウォーズ』のどのエピソードだったかがクランクアップしたばかりでね。
スタジオがちょうど空いている時期だった。だから、実際の撮影とは別に、アクションをシミュレーションするための場所にも恵まれたんだ。日中は撮影を行い、夜はアクションチームに合流してファイトシーンを練る。その繰り返しだったね。そして何度もリハーサルを重ね、目隠しをしてもできるほどまで精度を上げる。ただし、目隠しをしてもできることを、撮影では初めてのことのように見せなくてはいけない。