2018年5月16日 17:00
『ファントム・スレッド』新星女優、ヒロイン大抜擢の裏側に迫る「学生映画の短編かと…」
共感の持てる内容で、すぐに気に入ったから、すぐにオーディション用のテープを撮影して送ったのよ」とその内容に惚れ込んだため、ほかのことは目に入らなかったという。
その後、エージェントから「監督がオーディション用のテープを気に入っているみたいだから、あなたの電話番号を教えていい?」と聞かれ、彼女は気軽に了承。そのときになってようやく「エージェントは『監督が誰なのかわかっているの?』と驚いて聞いてきたの!私は、ちゃんとした脚本もなかったから、学生映画の短編くらいに思っていたのよ。まさかポール・トーマス・アンダーソンだったなんて、本当に驚いたわ!」と、相手が名監督であることを知ったときのことを明かした。
また、撮影はダニエルの希望もあり、リハーサルは一切なしで現場入りという方法だったそうで、「完全に役になりきるために、デイ=ルイスの前でも興奮しないよう努めたわ。私は完全な白紙になったわ。可能な限り自分を空っぽにしたのよ」と撮影をふり返っている。
『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
(cinemacafe.net)