カンヌ最高賞は韓国ポン・ジュノ監督『PARASITE』!日本公開も決定
彼がこれまで描いてきたすべての要素が集約されている」(米・INDIEWIRE)と絶賛を贈っていた。
審査員長A・G・イニャリトゥ監督ら満場一致!「ローカルな映画でありながら、非常に国際的」
本映画祭コンペ部門の審査員長を務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは記者会見で、「私たちは予想のつかない展開を体験しました」と満場一致で最高賞に決定したポン・ジュノ監督の手腕を高く評価。「ユーモラスで優しく、何かを決めつけることなく現実の問題に直結していました。ローカルな映画でありながら、非常に国際的であり、“映画とは何か”という本質の理解によって、素晴らしく効果的に生み出されていました。私たちは観た瞬間からこの映画に魅了され、観た後も自分たちの中でどんどんと育っていきました」と、満場一致の理由を明かした。
喜びのポン・ジュノ監督「この作品はとても特別な冒険でした」
また、ポン・ジュノ監督も「まさかパルムドールをもらえるなんて思ってもみませんでした。本当に光栄です」とコメント。「私はフランス映画から多くの影響を受けて来ました。特に2人の監督、アンリー=ジョルジュ・クルゾーとクロード・シャブロルに感謝したいと思います」