「メンタリスト」サイモン・ベイカー初監督の青春サーフィン映画、冒頭映像入手
1人の少年が青白い水の中をゆったりと泳ぐ姿が、幻想的な音楽にのせて映される場面から始まっている。その後、2人の少年が長く息を止める遊びをしながら、まるで鏡の中にいるかのように水中で顔を合わせ笑う姿が映され、その無邪気な少年たちの姿にどこか懐かしさと愛おしさを感じる映像。
真面目で堅物な両親を持ち、読書好きで内向的な少年パイクレットと、親との関係が良好とは言えず、傷が絶えない怖いもの知らずのルーニーという、性格も境遇も正反対だった2人の少年の出会いを映し出しており、そこに「川で出会ったルーニーから恐怖心が何かを教わった」というナレーションが重なる。
なぜか息子を海に近づけようとしない父親と、気の強い友人ルーニーの間で、なんとなく流されて生きるパイクレットに、この後何が起こるのか。ある出来事をきっかけに大人へと急成長していく美しき少年の姿が気になるばかり。
公開に先駆けて本作を観賞した方々からは、「ただのサーフィン映画と思っていたら命の重みを描いていて青春映画として良かった」「今までのサーフィン映画とはひと味違うところが良い」「最後の決断が今までの青春映画とは違って素晴らしい」など、文化系男子がサーフィンを通じて自分を見つめ直す青春映画という点と、「サーフィンを始めた時のワクワク感が良い」