ジム・ジャームッシュがギター愛を語る!『カーマイン・ストリート・ギター』本編映像
「映画はとにかく時間と人手が必要だが、音楽は瞬間的に自分を表現できる」と語るジャームッシュは、映画監督として名を馳せる以前からバンド活動を行っていた。
現在活動中の※「SQURL(スクワール)」というバンドは、自身の監督作『リミッツ・オブ・コントロール』(’09)の際に、カーター・ローガンと共同で楽曲製作を行い、前身となるバンド「バッドラビット」を結成。2人はその後も楽曲製作を続け、シェーン・ストーンバックが参加、バンド名を“扇動者”を意味する「スクワール」へと変更した。ニューヨークを中心に活動を続け、ジャームッシュ監督作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(’13)、『パターソン』(’16)のサウンドトラックも手掛けている。
切っても切れない『カーマイン・ストリート・ギター』とジャームッシュの関係
そしてこの映画の成り立ちは、ジャームッシュが本作の監督ロン・マンにこの店「カーマイン・ストリート・ギター」を教えたことがきっかけだった。ジャームッシュを通してこの店を知ったロン・マン監督は「音もビジュアルもかっこいいギターはもちろんだが、独特な空気が漂うユニークなこの店と、リックの禅のような哲学に魅了された。