新たな女性像を提案!女性が主役のインド映画2作が連続公開
逆境を跳ね飛ばそうとファッションデザイナーという夢をかなえるために奮闘する姿や、たとえ死別であっても死ぬまで婚家に縛られる因習などの不条理からラトナがどんな一歩を踏み出すのかを、詩的なタッチで見せていく大人のラブストーリー。
監督をつとめたのは、本作が長編デビュー作であるムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラ。カンヌ国際映画祭批評家週間で「GAN基金賞」の受賞を果たした本作で、インドに存在する“階級格差”をラブストーリーに取り入れたことについて、「恋愛物語にすることで平等と抑制からくる力を通して、階級間の隔たりを越えることができるのか? というテーマを探ったのです」と説明、まずは沢山の人に観てもらい、考えてほしいと話している。
この2作に共通するのは、夢を持つ主人公の前に“家父長主義”や“因習”が立ちはだかること。しかし、同時に彼女たちの新たな道を切り開く手助けをするのもまた、男性であることにも注目してほしい。
『シークレット・スーパースター』は8月9日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。
『あなたの名前を呼べたなら』は8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。