2009年8月4日 18:45
ファッション小噺vol.110 ソフィアへの愛、おすそ分けしてもらいます
色鮮やかなロゼは、イチゴやバラの香りを思わせる香りと味、オーラが立ち上る美女のような存在感が圧倒的。どちらも、カルフォルニアの陽気に良く合う、甘すぎずドライすぎない夏ぴったりの味なので、いまの季節にはついつい進んでしまいそうです。
コッポラのワイン造りは有名ですが、お金持ちが道楽程度にやっているのではと思っている人も案外多いものの、実は彼は真剣そのもの。はじめは別荘にと購入した土地が、カリフォルニアワインの歴史と伝統をいまに伝える由緒正しいワイナリーだったことを知り、土地の継承者としての責任感とクリエーター魂をフルスロットルにしたコッポラ。そのこだわりには並々ならぬものがあり、流石は映画監督として完璧主義者の名をほしいままにしている人物なのだと脱帽。クリエーターとしての精神はワイン造りにもそのまま反映されていて、彼が所有する二つのワイナリーから誕生するワインは、愛好家たちにも高く評価され、人気を博す名品に成長しています。
コッポラのワインに関しては、webマガジン「verita」でも執筆しているので、詳しくはこちら(http://www.veritacafe.com/item/2009/07/923/)