くらし情報『【おうちで傑作レビュー】挑戦的で新しい――『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督の最新作「ジ・エディ」』

2020年5月22日 13:00

【おうちで傑作レビュー】挑戦的で新しい――『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督の最新作「ジ・エディ」

Photo by cinemacafe.net

《text:SYO》

毎回、オススメの配信作品をご紹介する本企画。今回はNetflixオリジナルドラマ「ジ・エディ」です。

本作は、『セッション』『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の最新作。彼がエピソード監督と、製作総指揮を務めています。自身もジャズに傾倒し、音楽家を目指していたこともあり、チャゼル監督の作品は「音楽」が重要なテーマ。「ジ・エディ」では、フランス・パリを舞台に、ジャズクラブを経営する男に降りかかる受難を描きます。

かつてアメリカ・ニューヨークで名を馳せたジャズピアニスト。家族関係で癒えない傷を負った彼は、演奏家ではなく経営者として、パリで再出発を図ります。
しかし、共同経営者がトラブルを起こし、借金取りに付きまとわれ、バンドメンバーとは衝突し、突然現れた娘とはうまく接することができず…。割とずっと、ただひたすらに、踏んだり蹴ったりな展開が続きます。

ではなぜ、この作品をオススメするのか。それは、「挑戦的で新しい」から。そして、「ドラマでしかできない表現を追求している」からです。

『ラ・ラ・ランド』は明るさや華やかさの中に、夢に生きる残酷さがありました。

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