世界を席巻、オリジナリティ溢れるアニメーション映画4作品が日本上陸
ユーロスペースほか全国にて順次公開中。
『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』
短編小説の名手レイモンド・カーヴァーの名作短編『シェフの家』から影響を受け作られた、誰も見たことのない全編墨絵の長編ポエティック・アニメーション。元夫婦の男女――過去に縛られた男と未来を見つめる女――が辿る、挫折と再生の物語を語る。全編が墨絵の手描きで描かれた美しく私的な映像は、劇中での印象的な詩の朗読と絡み合い、個人の小さな運命と独立国家の運命とを共鳴させていく。
シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
『ウルフウォーカー』
製作した長編全てがアカデミー賞にノミネート、新作を公開するたびに観客を夢中にさせ、虜にしてきたアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」が放つ最新作。
これまでもアイルランドの歴史や神話を題材に、創造性あふれる作品世界を色彩豊かな2Dアニメーションで作り上げており、『ブレンダンとケルズの秘密』(09)、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(14)に続くケルト三部作の完結編ともいうべき作品。早くもアカデミー長編アニメ映画賞最有力候補とも目されている。
今秋、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。