ディズニー・アニメーションの世界を映像と音楽で没入体験ができる『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』が、2月18日(日)まで大阪・中之島の堂島リバーフォーラムで開催中だ。『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』 チケット情報『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』は2022年末に北米でスタートしたディズニー初の完全没入型イベントで、日本は記念すべき海外巡回1カ国目となる。『アナと雪の女王』、『リトル・マーメイド』、『ベイマックス』などのクリエイターによる音楽やアート、アニメーションが会場内の巨大なメインスクリーンに映し出され、幻想的な世界の中で疾走感や浮遊感などを追体験できる。ディズニー・アニメーションは初期の名作から最新の人気作品まで、ここでしか見られないスペシャルな映像がAとBの2タイプが用意されている。Aパートでは冒頭から『ライオン・キング』の巨大なサバンナが目の前に広がり、ラフィキがシンバを紹介する場面にも立ち会える。ジュディ・ホップスと列車に乗って向かう『ズートピア』では、『不思議の国のアリス』や『くまのプーさん』、『リロ&スティッチ』など新旧のディズニー・キャラクターが次々と登場、またとないコラボレーションを楽しめる。クライマックスの『塔の上のラプンチェル』では次々と無数のランタンが浮かび上がり、その映像を見ているとまるで自分の体も宙に浮かんでいるような感覚を抱く。『ミラベルと魔法だらけの家』から幕を開けるBパートは、『モアナと伝説の海』で大海原へ繰り出し、『アナと雪の女王2』では氷の世界を体感など、作品の世界観をよりキャッチーに表した映像はもちろん、クライマックスの『ピノキオ』ではAパート同様に新旧のディズニー・キャラクターによる夢のコラボが楽しめる。さらにエンディングでは会場がシャボン玉に満たされる演出もあり、ファンタジックな雰囲気に包まれる。また、アカデミックエリアでは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの貴重なレガシーを展示。アニメーションの制作プロセスを紹介する画コンテなどのほか、ポスターの掲示、日本オリジナルコンテンツとしてディズニー・アニメーションの楽曲を手掛けた作曲家の資料展示もあり、隅々までその世界を堪能できる。
2024年01月15日キャラクターのかわいさとストーリーのおもしろさから、子どもたちに大人気のアニメシリーズ「パウ・パトロール」。主人公の少年ケントと個性豊かな子犬たちが、街で起こるさまざまなトラブルをパウっと解決していく様子が描かれています。そこで、まもなく公開を迎える劇場版最新作『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』の魅力について、こちらの方にお話をうかがってきました。仲間由紀恵さん【映画、ときどき私】 vol. 624アドベンチャー・シティに落ちてきたまほうの隕石から手に入れた“マイティパワー”を巡る大騒動が繰り広げられている本作。仲間さんは、日本語吹替版でパウ・パトロールたちの“最大の敵”となる科学者ヴィクトリアの声を演じています。今回は、声優としてのおもしろさや母親になってから変化したこと、そして育児での悩みを解決する方法などについて語っていただきました。―まずは、オファーがあったときのお気持ちからお聞かせください。仲間さん子どもたちが好きな作品ということもあり、以前から一緒に観ていたので、まずは素直にうれしかったです。観たいと何回もお願いされるくらいお気に入りで、大人が笑わないような意外なところでいろんな反応をしてくれるので、私も楽しんでいます。―ということは、出演が決まってお子さんたちも喜ばれたのではないでしょうか。仲間さんまだ小さいので、私の仕事のことはよくわかっていないんじゃないかなと思います。声を聞いて気が付いてくれればいいですけど、いつもとは違うだけにどういうふうに受け取るのかは私も楽しみですね。ちなみに、子どもたちは映画館に行ったことがなく、この作品が映画館デビューになる予定なので、そういう意味でも期待しています。物事をスピーディーかつ的確に終わらせる力がほしい―まさかの悪役なので驚かれるかもしれませんが、今回はこの役をどのように演じようと思って挑まれましたか?仲間さん事前に自分のなかで何度もイメージしていきましたが、現場でやってみないとわからないこともたくさんありました。でも、とても自由にやらせていただいたので、楽しく挑戦できてよかったです。普段のお芝居では出さないような声を出したり、現実世界で自分ができないようなことを疑似体験できたりするのがおもしろかったですね。キャラクターとしては、自分の力を周りに認めてもらいたいという欲望が強い女性だと思いました。ただ、そうなってしまうまでには、自分のがんばりを誰も見てくれなかった過去があったはずなので、そこがヴィクトリアの憎めないところかなと。根本には彼女の切実な思いがあると感じました。―もし自分もマイティパワーを得られるとしたら、いまはどんな力がほしいですか?仲間さんほしいパワーはいっぱいありますが、物事をスピーディーかつ的確に終わらせることができる力や速さがあったらいいですね。最近は1日があっという間に過ぎてしまいますが、仕事にも育児にも、もう少し時間がほしいです。子育ては解決したのかわからないことが多い―毎日お忙しいと思いますが、時間を作るために工夫されていることなどがあれば教えてください。仲間さん私もできるのであればもっと時短をしたいなと思ってはいるのですが、あまりアイデアが豊富なほうではなくて…。ただ、仕事に関しては、事前に準備をしておかないと間に合わないので、前日の夜にがんばっています。とはいえ、日常生活に関しての準備をつねにするのは、なかなか難しいですよね。それできたら素晴らしいですが、私も「毎日はできません!」と思っています(笑)。―みなさん同じ気持ちではないでしょうか。では、子育てのトラブルなどはどのように解決していますか?仲間さん子育てに関しては、解決したのかわからないことのほうが多いので、「あれでよかったのかな?」と思うことばかりです。特にうちは双子ということもあって、仲よく遊んでくれるいっぽうで、ケンカも多いですからね…。以前は、喧嘩両成敗みたいなやり方をしていましたが、彼らもそれではだんだん納得しなくなってきたのかなと感じることも。なので、最近はまず1人ずつに事情聴取をして、ケンカについて検証するようになりました(笑)。どちらがいいとか悪いとかを言わず、とりあえずどういうふうに感じていたのかについて一回話を聞くようにしています。大人も一緒かもしれませんが、共感をしてあげることによって、腑に落ちることってありますからね。母親になって物事を広くとらえられるようになった―なるほど。事情聴取には俳優としてのご経験も生かされているのかもしれませんね。仲間さんどうなんでしょうか(笑)。なかなかうまくいかないので、役に立っている気はしないですが、思い通りにいかないことも楽しいと考えるようにしています。とはいえ、「人を思いやる気持ちを持ってほしい」とか「共感力を身に付けてほしい」とかこちらが伝えたい大事なことがまったく伝わらない時期に入ってしまったので、返ってくる反応に驚く毎日です(笑)。―ということは、仲間さんでも心が折れそうになるときもあると。仲間さんありますよ!膝がガクンとすることなんてしょっちゅうですから(笑)。でも、ずっと言い続けていれば、きっとどこかには残ってくれるのではないかなと。ガックリしながらではありますが、いつか自覚してくれるときがくればいいなと思っているので、これからも伝え続けていきます。―母親になったことで、ご自身でも変わったなと思うことはありますか?仲間さん当たり前のことができないとか、計画通りにいかないことが多いので、何が起きてもいいように物事を広くとらえられるようになったところはあるように感じています。あとは、人に対しての見方も、より柔軟になったのかなと。以前なら「こういうタイプの人かな?」と先に決めつけてしまうこともありましたが、話してみないとわからないですし、イメージ通りではないこともあると考えるようになりました。諦めない気持ちはこれからも忘れたくない―そのなかで、仕事に対しての向き合い方にも変化はあったのではないでしょうか。仲間さんそうですね。仕事については、対応できる時間が限られてきたこともあって、より集中できるようになりました。あとは、客観的にも見られるようになったぶん、視野が広がった気がしています。―仕事や育児に追われるなかで、幸せを感じる瞬間といえば?仲間さんそれは、家族みんなで食卓につけたときですね。毎日食事の時間に合わせて準備するのも、プレッシャーのかかる仕事ではありますが、家族が集まれる時間を持てるとやっぱり楽しいなと感じます。―素敵ですね。また、本作ではパウ・パトロールの一員であるスカイが自分の弱さを克服して奮闘する姿が描かれていますが、仲間さんは悩みを抱えたときはどのようにして乗り越えていますか?仲間さん私は昔から自信過剰なタイプではないので、毎回仕事のあとは不安になったり、反省したりしながらゴールに向かっているほうです。作品によって役柄が違うので、そのたびに悩みも変わりますが、そういうなかでも意識しているのは、自分なりの答えをちゃんと導きだすこと。そして、それを現場で披露する勇気を持つようにしています。1歩踏み出してもできないことはありますが、1歩踏み出したことでできるようになることもありますから。そうやって毎回いろんなことに少しずつ挑んでいる感じなので、スカイが諦めずに前に向かって突き進む姿には、私も感動しました。物事をより良くするためにも、諦めない気持ちはこれからも忘れないようにしたいですね。そのためには準備も必要ですが、「前にできなかったことがちょっとだけできるようになった」という成功体験を積み重ねることが大事だと思っています。もっと自信を持ってもらえたらいいなと思う―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。仲間さん20代や30代の頃というのは、社会のなかで緊張しながら仕事を覚えたり、経験を積んだりする時期だと思います。だからこそ、必死になりすぎて周りが見れなくなってしまうときや自信をなくしてしまうときもあるかもしれません。でも、仕事を離れて個人になったときは、もっと自信を持ってもらえたらいいなと感じています。あと、これは私が育児をしていておもしろいなと思ったことですが、最初は人見知りだった子どもたちが挨拶をできるようになってから変わりました。これは大人にも言えることなので、進んで挨拶をしたり、自分から声をかけたりできるようになるだけでも人間関係はかなり違ってくるのかなと。そんな小さいことでも「今日はできた!」と考えるだけで気持ちも変わるはずですからね。すでにみなさんがんばっていらっしゃると思いますが、ぜひそのまま行ってほしいです。インタビューを終えてみて…。仕事と育児のなかで感じている悩みもオープンに明かしてくださり、自然体で飾らない姿が魅力的な仲間さん。お子さんたちとのエピソードをはじめ、お話のおもしろさにも引き込まれました。本作では、ご自身の声を生かしつつキャラクターと見事に融合し、ヴィクトリアの存在感を際立たせています。ぜひ、普段のイメージとは違う仲間さんの悪役っぷりをお楽しみください。どんなトラブルにも負けない強さを学ぶ!誰もが悩みやコンプレックスを抱えながら生きるなか、大事なのは自分を信じる勇気を持つことだと教えてくれるパウ・パトロールたち。「パウっと解決!パウフェクト!」の合言葉を胸に、子どもも大人も新たな冒険に向かって走り出したい気持ちが高まるはずです。写真・幸喜ひかり(仲間由紀恵)取材、文・志村昌美ストーリーある日、大都市アドベンチャー・シティにマイティ座流星群のなかにあった隕石が落ちてきた。その隕石によってパウ・パトロールたちは新しいマイティパワーを手に入れ、最強の子犬「マイティ・パウ・パトロール」に大変身する。ところが、宿敵のライバール市長が“最強のトラブルメーカー”と言われるマッドサイエンティストのヴィクトリアと手を組み、彼らのマイティパワーを奪おうと悪だくみを企てていた。この大ピンチをリーダーのケントとパウ・パトロールたちは、マイティパワーで解決できるのか!?ワクワクする予告編はこちら!作品情報『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』12月15日(金)全国公開配給:東和ピクチャーズ(C)2023 Paramount Pictures. All rights reserved.写真・幸喜ひかり(仲間由紀恵)
2023年12月15日世界的な人気を誇るアニメーションのなかで、“新潮流”として注目が高まっているのは、欧州及び中南米のスペイン語・ポルトガル語圏諸国から構成される「イベロアメリカ」。そこで、ブラジルから届いたオススメの新作をご紹介します。『ペルリンプスと秘密の森』【映画、ときどき私】 vol. 618テクノロジーを駆使する太陽の王国から来たクラエと、自然との結びつきを大切にする月の王国から来たブルーオ。2人の秘密エージェントは、巨人によって存在を脅かされている魔法の森に派遣されていた。クラエはオオカミにキツネのしっぽを持ち、ブルーオはクマにライオンのしっぽとホタルの目を持つ不思議な姿をしている。正反対の世界からやってきた2人は、まったく異なる文化を持っており、一世紀にわたって対立を続けていた。そんな彼らが探しているのは、森を救うという「ペルリンプス」。光として森に入り込み、さまざまなエネルギーをもたらしていたが、巨人の支配が始まり、その存在は忘れられていた。反発しながらもペルリンプスの手がかりを探すために協力し合う2人だったが、物語は思いがけない結末にたどり着くことに…。2022年のアヌシー国際アニメーション映画祭でオフィシャル・セレクションに選出され、「純粋な宝石」とも評された冒険ファンタジー。そこで、その魅力についてこちらの方にお話をうかがってきました。アレ・アブレウ監督「イベロアメリカ」のアニメーション業界において、もっとも重要な作家のひとりとされているブラジル出身のアブレウ監督。前作『父を探して』では、2016年アカデミー賞長編アニメ賞に南米の長編アニメ作品として初ノミネートを果たしています。今回は、最新作にかける思いや日本のアニメーションから受けている影響、スタジオジブリを訪問した際の忘れられない思い出などについて語っていただきました。―タイトルにある「ペルリンプス」とは、ポルトガル語でホタルを意味する「ピリランポス」にヒントを得た造語ということですが、どのようにしてその言葉が生まれたのかを教えてください。監督過去にあった映画『グレムリン』や『グーニーズ』みたいな感じで、「いままでにない生き物の名前を作ろう」とみんなで打ち合わせをしていたんです。そのときに「ピリランポス…ペルリンプスはどう?」とあるスタッフが言い出し、「それにしよう!」とすぐに決まりました。―直感的に音の響きがいいなと思われたのでしょうか。監督そうですね。一番は音が気に入ったというのがありますが、この言葉を聞いたときにみなさんが「なんだろう?」と思えるようなオープンな言葉でもあると思ったので、それで決めました。問題に対して目をつぶることはできない―確かに、日本人の私たちにとっても、気になる言葉ですし、劇中で意味を明確にしていない部分も含めて想像力をかき立てられます。監督まさにそれがこの映画のコンセプトでもあります。―では、主人公のクラエとブルーオのキャラクター造形については、どのようにして誕生したのかをお聞かせください。監督最初に浮かんだのは、クラエのイメージ。衣装を身に付けていて、お化粧をしている男の子が森と水のあるところから出てくる様子が自分のなかに湧いてきました。そのあとに、ブルーオのキャラクターを思い付いたので、そこから彼らの関係性を考えることに。そして、2人のことをいつも見守っている第三の存在というのを作り上げていくうちに、今回のような物語になりました。―なるほど。「本作ではエコロジーのメッセージを強調しているわけではない」とのことですが、それでもご自身のなかで森林伐採や先住民の問題への危機感が高まっていたからこそ、こういった作品になったのではないかなと。監督確かに、その通りですね。こういったことに対して目をつぶることができないというのはありますが、たとえ直接的に語らなくても、作品のどこかに環境や政治というものがかかわってきてしまうように感じています。特にアーティストというのは、外から受けたものを自分のフィルターを通して外に出すことが多いので、こういった緊急性の高い課題が作品に混ざってくるのは当然かもしれません。子どもたちの信じる力が世界をよくしてくれる―そのうえで、問題改善に必要だと考えていることはありますか?監督それは、子どもたちの信じる力です。だからこそ、映画を通して「世界には美しいものがある」と子どもたちに伝えるのは大切なことだと考えています。なぜなら、子どもたちの持つ信じる力が希望へと繋がり、世界をよりよくしてくれるからです。子どもたちのなかにある“希望の光”は、大人になっても宿り続けると思いますし、それこそが困難に直面したり、闇のなかにいると感じたりしているときに、灯台の光のように私たちを導き、道を照らしてくれるものになると思っています。―素晴らしいですね。実際、観客からはどのような反応がありましたか?監督ブラジルやフランスで上映した際には、多方面からいろんな反響があり、いい感想をたくさんいただきました。ただ、この映画は観客にとっては簡単な映画ではないというか、何も考えずにリラックスして観られる作品ではないかもしれません。というのも、とてもオープンに作った映画なので、観ている人たちが考えながら自分に合わせて映画を完成させていくような側面があると考えているからです。受動的な作品ではなく、課題や心に残ったものをみなさんに持ち帰っていただき、それぞれの映画にしてもらいたいなと。もともと僕の映画はすべてが解決しない作品が多いほうですが、あとはみなさんの考え方や問題に合わせて観ていただけたらと思っています。日本のアニメーションからは、多くのことを学んだ―監督を筆頭に「イベロアメリカ」に対する注目も高まっていくと思いますが、ブラジルのアニメーション業界の現状についても教えてください。監督おそらく、いまブラジルで活躍しているアニメーション作家は、ブラジルのアニメーション業界においては、最初の世代と言えるかもしれません。なので、まだまだこれからですが、最近はアニメーション作家を目指す人も多くなってきました。その背景としては、国際映画祭などで作品を発表する機会が増えてきたことやブラジル政府が映画制作に対して資金援助をしてくれる制度ができたことも大きいと感じています。―今後の発展が楽しみなところですね。監督はジブリや手塚治虫さんなどがお好きなようですが、ご自身にとって日本のアニメーションというのはどんな存在ですか?監督子どもの頃から日本のアニメーションを見ていたので、ものすごく影響を受けていますし、多くのことを学びました。これは僕だけでなく、ブラジルにいるほかのアニメーション作家たちもみんな同じではないかなと。なので、僕が思う世界的な監督といえば、いつも日本の方が浮かびますね。最近も、7歳の息子と一緒に新海誠監督の『すずめの戸締まり』と細田守監督の『竜とそばかすの姫』を観て気に入りました。今回の作品に関しても、直接的ではなくても間接的に日本のアニメーションから影響を受けているのは間違いないと言えるかもしれませんね。もちろん、自分のフィルターを通して表現していますが、これまでに外から自分のなかに入ってきたものを出している部分があるので、そういう意味で日本の要素が随所に見られるのではないかなと思っています。正直さや友情の絆が持つ強さを感じてほしい―過去に、スタジオジブリを訪問されたこともあるそうですが、印象に残っていることはありますか?監督僕にとって絶対に避けて通れないのがジブリですが、宮崎駿監督と高畑勲監督のおふたりとお会いできたことは、名誉なことだと感じています。そのなかでもうれしかったのは、おふたりから僕の作品である『父を探して』に関して、「白という色を映画に多用するのはすごく勇気がいることだよね」と評価していただいたことです。彼らのような巨匠と呼ばれる存在の方々と同席し、コーヒーを飲みながら彼らの作品や僕の作品について話せるなんて、本当に素晴らしい機会でした。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージとしてお願いします。監督いま、世界では戦争が起きている地域がありますが、この映画はそういった争いについても考えるきっかけになると思っています。特に、正直さや友情の絆が持つ強さといったことについて、ぜひみなさんで話し合っていただきたいです。見たこともない景色が広がる!監督独自の豊かな色彩表現に、目も心を奪われる本作。ふたりのかわいい主人公たちに誘われるカラフルで美しい世界のなかで、希望の光と現代が抱える闇に触れることよって、人間にとって大切なものは何かを改めて考える時間と向き合うことができるはずです。取材、文・志村昌美引き込まれる予告編はこちら!作品情報『ペルリンプスと秘密の森』12月1日(金)YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー配給:チャイルド・フィルム/ニューディア―(C) Buriti Filmes, 2022
2023年11月29日東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムにて、2023年11月4日(土)~2024年3月31日(日)に「TVアニメ『SPY×FAMILY』杉並アニメーションミュージアム展示」が開催されています。TVアニメ『SPY×FAMILY』は、「少年ジャンプ+」で連載中の遠藤達哉のマンガが原作です。2022年にSeason 1が放送された本作品は、2023年10月から新シリーズSeason 2が放送されるなど大人気のアニメです。ミュージアムではアニメ制作の資料を多数展示して、作品の裏側を紹介。また、12月22日から公開される『劇場版SPY×FAMILY CODE: White』の情報も併せて展示します。東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムでは、年に3回の企画展を計画し、アニメーションファンの皆様に夢と希望を与えられるような楽しいイベントをこれからも提供していきます。【東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム】アニメーション全般を対象とする日本初の博物館として、2005年に杉並アニメ資料館を改称・拡充して開館。アニメ全般を総合的に紹介している展示や企画展のほか、ライブラリー保有作品の上映や、制作の過程を直接体験できる参加型展示など、さまざまな形でアニメを楽しむことができる。【概要】開催期間:2023年11月4日(土) ~ 2024年3月31日(日)開催場所:東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム〒167-0043 杉並区上荻3-29-5 杉並会館3階開館時間:10:00~18:00※入館は17:30まで。最終日の3月31日は16:00閉館休館日 :毎週月曜日(月曜が祝祭日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)/臨時休館あり入館料 :無料(シアターを含めて無料)主催 :杉並アニメーションミュージアム協力 :(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会【東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムホームページ】 【東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムX(旧Twitter)】 【公式サイト】 【展示内容】《メイン展示》TVアニメ『SPY×FAMILY』の名場面とともに、個性豊かなキャラクターたちの設定資料も展示します。フォージャー家の3人と1匹は大きなパネルでのスポットもご用意。一緒に写真を撮ろう!《フォトスポット》もう一つのフォトスポットには、TVアニメSeason 1の全25話をイメージした「ストーリービジュアル」が登場。会期中に掛け替えを実施し、企画展終了までに25種を全て展示します。※11月4日・5日に開催される「アニメ・マンガフェス2023 in 杉並」内のオープニングイベントでは、特別に25種全てを展示します。※「ストーリービジュアル」掛け替えのスケジュールについては、ミュージアムの公式HPにて順次お知らせします。《アニメ制作資料》TVアニメのSeason 1から、セレクトされた絵コンテを展示します。《Season 2 場面写真公開》「MISSION:26」「MISSION:27」から場面写真を公開。公式ホームページにものっていない、あのシーンがあるかも?!《シアター上映》今までに制作された予告編などの映像を、大型のスクリーンで鑑賞しよう!《劇場版情報コーナー》『劇場版SPY×FAMILY CODE : White』の公開を記念して、予告編映像などで紹介しています。※ 劇場版情報コーナーは、2024年1月28日(日)までの期間限定展示となります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月17日2022年末に北米でスタートし、記念すべき海外巡回1か国目として東京で大盛況となった「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」が、2023年12月2日(土)から2024年2月18日(日)まで堂島リバーフォーラム(大阪・中之島)にて開催される。『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』チケット情報『ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス』は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオと、ライトハウス・イマーシブ・スタジオの協力のもとお届けする、まるでディズニーのアニメーション映画の中に入り込むような体験を生み出すディズニー初の完全没入型イベントだ。2022年末に北米でスタートし、日本が記念すべき海外巡回1か国目となる。ディズニー・アニメーションが生み出した名作映像と名曲を通じて、ディズニーの芸術とレガシーの世界に足を踏み入れ、『アナと雪の女王』『リトル・マーメイド』『ベイマックス』などのクリエイターによる音楽、アート、そしてアニメーションに囲まれる貴重な空間をお届けする。限定ステッカー付チケットは発売中。通常チケットは、10月21日(土)10:00より発売開始。
2023年10月17日デュア・リパやSexy ZoneのMVを手掛けるNOSTALOOK。’70~’90年代に放送されていた“セルアニメ”の質感を追求するアニメーション制作集団に、その創作のコンセプトを語っていただきました。ラブコメの要素が詰め込まれたオリジナル作品『ロマンティックアンモナイト』のキービジュアル。【NOSTALOOK】セル画にロマンを求める架空のアニメーション制作。コロナ禍であまり楽しいニュースがないとき、レトロなものが好きだった’90年代生まれのメンバーが集まって結成されたNOSTALOOK。彼女たちは架空のアニメのロゴやキャラクター、グッズを制作するところからスタートし、実際にアニメの予告編まで作り上げた。「幼い頃に見ていた懐かしいアニメの話で盛り上がるうちに“こんなアニメ、あったかもね”と、先にタイトルから着想したのが『ロマンティックアンモナイト』で。そこから設定がどんどん膨らんで、予告編まで作ってしまいました」彼女たちが描くのは、’70~’90年代を中心とした、少し懐かしいテイストのアニメーション。CGも使い、デジタルで描画される現代のアニメ制作とはそもそも手法が異なる、“アナログ”で味のあるセルアニメの世界に強く惹かれた。「デジタルの時代になって、使える色の数も増えましたし、エフェクトや処理なども言ってしまえば無限にできるようになりました。一方で、手作業が主だったアナログ時代は、絵の具や使える色の数も決まっていて、背景もすべて手描き。様々な制約があるなか、“引き算”の演出で作られている映像にリスペクトがあります」NOSTALOOKとして制作する上でのテーマは、セルアニメ時代の技術や絵柄、演出を、デジタル環境で再現すること。参照する作品やシーンのイメージをチームで共有し、その時代やジャンルの魅力を現代に持ち込むことを意識している。「ファッションやメイクと同じように、絵柄にも流行り廃りがあって、瞳の大きさや幅、骨格の描き方も時代によって違います。“’80年代のこの絵柄”とか、“’90年代のこの演出”というふうに、過去のセルアニメで描かれた細かな違いや変遷を再現しながら、その素晴らしさを今の人たちに伝えたいと思っています」そのありそうでなかった“懐かしさ”が話題となり、グラミー賞を受賞した世界的ポップシンガーであるデュア・リパや、Sexy ZoneのMVなどを手掛けるように。ファンタジーの世界やバブリーな都会の風景を、懐かしいアニメーションで描き出してきた彼女たちがこれから目指す映像とは?「可愛い女の子をたくさん描いてきたので、これからはカッコいい男性キャラや、暑苦しい男を描いてみたいですね。あとは、小さい動物が出てくるアニメや、’90年代初頭のギャグアニメを詰め合わせたような作品を制作して、子供にも楽しんでもらいたいです」セルアニメ手作業で作画・撮影されたアニメーションの制作手法。セルとはセルロイドの略で、かつて絵をトレース・撮影するための透明なシート(セル)の材質として用いられていたことからこの名前が付いた。アニメ黎明期から’90年代中盤まではセルアニメが主流であったが、2000年代になると大半がセルを用いず、コンピューター上で絵をつなぎ合わせるデジタル制作に移行。ちなみに、日本のテレビアニメでは、2013年までセルアニメを続けていた『サザエさん』が最後のセルアニメ作品。最新アニメーションをananで初公開!SNSにアップされる最新作は、’90年代ギャグアニメをモチーフにした内容。キャラクターの頭身が伸び縮みしたり、目に炎が描かれていたり、“アニメらしい”デフォルメ表現が満載となっている。ノスタルック’90年代生まれのメンバーが集まった、日本のアニメーションアートプロジェクト。’70~’90年代に流行したアニメを彷彿とさせる、懐かしい世界観を特徴としている。※『anan』2023年10月4日号より。取材、文・森 樹(by anan編集部)
2023年10月02日「アニメーション チェンソーマン展」が、大阪・心斎橋オーパ7階 特設会場にて、2023年10月29日(日)まで開催される。作品の世界を追体験「アニメーション チェンソーマン展」TVアニメ『チェンソーマン』は、「少年ジャンプ+」にて連載中で、累計発行部数2,400万部(2023年8月現在)突破の人気コミックを、『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』で知られるMAPPAがアニメ化したもの。“チェンソーマン”へと変身する力を手に入れた主人公デンジが、数多くの悪魔に立ち向かう姿を描いた物語だ。アニメ原画や絵コンテなど貴重な資料を展示「アニメーション チェンソーマン展」では、TVアニメ『チェンソーマン』の作中シーン着想の装飾を施した空間にて、「犬とチェンソー」「東京到着」「ニャーコの行方」「救出」……と、TVアニメ1話から12話までの各話にちなんだスペースを設置し、MAPPA監修による貴重なアニメ原画や絵コンテ、設定資料を展示。作品の世界を追体験できる展覧会となっている。たとえば、銃の悪魔との戦闘を描いたエピソード8「銃声」では、早川アキの戦闘シーン制作過程を放映。加えて、製作スタッフや声優アフレコの現場を撮影・編集したオリジナル映像も楽しめる。「早川アキ」や「マキマ」ら等身大フィギュアもまた会場には、「チェンソーマン」や「マキマ」、「パワー」、さらに大阪会場から初登場となる「早川アキ」の等身大フィギュアを設置。各キャラクターが登場する印象的なシーンの展示スペースにて目にすることができる。描き下ろしイラストを使用した限定グッズも販売なお会場では、限定の描き下ろしイラストを使用したグッズを販売。アクリルスタンドや缶バッジ、クリアファイル、ステッカーなど豊富に展開される。開催概要「アニメーション チェンソーマン展」会期:2023年9月30日(土)~10月29日(日)会場:心斎橋オーパ7階 特設会場住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-4-3時間:11:00~19:00(18:30最終入場)入場料:一般 2,000円、学生 1,500円※未就学児は保護者同伴に限り入場無料。※「障がい者手帳」提示で本人と同伴者1名まで入場無料。※無料入場の場合、入場特典の付与なし。※開催期間中の土日祝は午前中のみ日時指定。【問い合わせ先】「チェンソーマン展」大阪会場事務局TEL:080-5723-8326(平日 10:00~17:00のみ受付)※開催期間中は営業時間内の受付。
2023年09月27日表現の多様さにゾゾッ!こわ~いアニメーションの世界。話題の新作『オオカミの家』をはじめ、ホラーアニメーションの魅力や世界各国の注目作品を、土居伸彰さんがナビゲートします!観る人を恐怖に陥れる手のひら返しの作品たち。見慣れた世界が突如ひっくり返り、平穏が脅かされることがホラーの一定義。アニメーションはファンタジー空間を作り上げ、世界観が強いほど観る人は入り込むものですが、上手なホラーアニメーションの作り手は、その力量と、“描く世界が作り物にすぎない”という意識の両方を持ち合わせており、観る人をのせておきながら手のひらを返す力が卓越しています。『コララインとボタンの魔女』は、その代表格です。また、ホラーの名作は人形アニメーションに多い。理由としては、人間を人間としてではなく人形のように扱う人と対峙する恐怖を描く時にハマること。また、『火宅』などを手掛ける人形アニメーションの巨匠・川本喜八郎監督の作品がそうであるように、表情を変えない人形の感情を人間が勝手に読み取り、少しでも怖いと感じた瞬間にめちゃくちゃ怖く思えたりする点が挙げられます。人間の認識を書き換えてしまうほどの力がアニメーションにはあります。その点でいうと今敏監督の『PERFECT BLUE』は、編集を活用することで、夢と現実の狭間がよくわからなくなるという作用を作り出しています。また、今の時代の人形アニメーションは、造形力を生かし、普段は目を向けないようなダークな感情を作り上げた作品が多いです。『マイリトルゴート』は、現代における虐待の話を可愛い人形を使うことでオブラートに包んで表現すると同時に、可愛いものはグロテスクでもあるということを明らかにしていて面白いです。『オオカミの家』の監督はチリ出身の2人組で、ドイツ系移民のコミュニティであるコロニア・ディグニダでの児童虐待などを一貫して取り上げている。今作ではカルト的な集団の中で洗脳され、精神的に逃げ出せない人たちの心象風景を、部屋全体のコマ撮りで表現しました。低予算の作品が新たな表現の可能性を見つけることも。『ソウル・ステーション/パンデミック』は、主体性を失い人を傷つける人たちをゾンビとして描き出しており、低予算ゆえのぎこちない動きをしたキャラクターだからこそ生み出せる世界観を掘り当てました。『整形水』は、CGモデルを駆使した低予算アニメーションのフォーマットと、整形という素材が見事にマッチした作品。今作の登場は、アニメにおけるB級ホラーが発明された瞬間と言ってもいいでしょう。さまざまな怖さが堪能できるアニメーション作品『コララインとボタンの魔女』日常の裏にある領域とダークサイドを写す。好奇心の強い少女コララインは、家の中で封印されたドアを見つける。それはもう一つの世界への入り口で…。「人の目をボタンに変えるなど、人が本能的に嫌だと感じるところを見事に捉える造形力が魅力」。Blu‐ray¥2,200発売・販売元:ギャガ©Focus features and other respective production studios and distributors.『火宅』この世の諸行無常と逃げ場のない恐ろしさ。菟名日処女(うないおとめ)は2人の青年に愛されるも選べずに入水。死後もなお地獄の炎に焼かれ続ける。「この世自体が理不尽な地獄であるということを映像で表現」。『川本喜八郎 作品集 4K修復版』に収録。Blu‐ray¥5,280発売・販売元:TCエンタテインメント©有限会社川本プロダクション『PERFECT BLUE』ストーキングに殺人事件。アイドルの恐怖を描く。アイドルから女優に転身した霧越未麻を襲う、悪夢のような出来事を描く。今敏監督のデビュー作。「キャラクターをリアルな造形にすることで不気味な雰囲気に」。Blu‐ray 通常版¥6,270販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント©1997MADHOUSE『マイリトルゴート』児童虐待など社会的問題も盛り込んだ可愛く怖い作品。グリム童話『狼と七匹の子山羊』がモチーフ。監督は『モルカー』の見里朝希。「見里監督は人のドロドロとした気持ちとその犠牲者を造形化する力があるからこそ可愛いホラーも描ける」。※虐待など暴力描写あり。『オオカミの家』偏った価値観を描く異物感しかない映像に衝撃を受けます。ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューンに着想を得たストップモーションアニメ。「人間の表現が特徴的で、登場人物のスケール(大きさ)の違いで支配関係を描く。監督の一人が家具、一人が壁画のコマ撮りを制作、それらが合わさることで人々の混乱する心が追える」。8/19~シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。©Diluvio & Globo Rojo Films, 2018『ソウル・ステーション/パンデミック』人を人と見ない社会をゾンビの世界で表現。深夜のソウルで繰り広げられる人間とゾンビの死闘。「何かに支配され集団的に動くゾンビと尊厳が失われた世界観は、監督がソウル駅のホームレスと、それに気づかず行き交う人々に着想を得たもの」。DVD¥4,180発売・販売元:ブロードウェイ©2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & Studio DADASHOW All Rights Reserved.『整形水』外見至上主義に対する絶望と悲しみ。イェジは誰もが美しくなれる整形水で別人へと変貌するが、周囲で不審な出来事が起こり始める。「人気ウェブトゥーンが原作。こういう方向性の作品がどんどん出てきてほしいと思う傑作です」。DVD¥5,170発売:東映ビデオ販売:東映©2020 SS Animent Inc. & Studio Animal & SBA. All rights reserved.どい・のぶあきニューディアー代表。インディペンデント作家の研究や、海外作品の配給など世界のアニメーション作品を紹介する活動に携わる。和田淳監督のTVアニメ『いきものさん』(MBS/TBS系)、映画『半島の鳥』など作品のプロデュースも行っている。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月25日天野喜孝が創作したオリジナルアート作品「ZAN」の劇場版アニメーション映画が、2026年以降に公開予定だ。天野喜孝の「ZAN」が劇場版アニメーション映画に天野喜孝は、1967年にタツノコプロダクションに入社し、数多くのアニメのキャラクターデザインを担当したのちに独立。その後、ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズやアニメ「ヴァンパイア ハンターD」などを手掛けてきた。2024年以降には、天野喜孝の知られざる制作過程や素顔に迫る世界初のドキュメンタリー映画『神話に挑む 天野喜孝ドキュメンタリー(仮題)』が公開される予定だ。そんな天野喜孝が手掛けた「ZAN」は、2010年に「DEVA ZAN」として発表したオリジナルアート作品集。300枚を超えるアートを描き、アクションファンタジーの作品として世界観を構築した作品だ。日米共同製作2026年以降に公開予定の「ZAN」の劇場版アニメーション映画は、日本のJAYMEN TOKYOとアメリカのN LITE MEDIAで共同製作。アニメーション制作は日本の監督、脚本家、クリエイターによって日本のスタジオを中心に行う。「ZAN」作品概要主人公は、江戸時代の末期、サムライが終焉を迎えつつある日本で侍として戦いに明け暮れていたZAN。ZANはある日、不思議な少女の声に導かれてついて行く。そこには時代や空間を超えた異空間の世界が広がっていた。時空を飛び越え様々な敵と戦うZAN。その過程で自身が、かつて12神将の1人であったことを知る。自分は何者なのか?戦っている敵は?共に戦う仲間たちは?異空間の光と闇の世界で起こった争いの中で、闇に侵食される光の世界。主人公・ZANの運命とは……?【作品詳細】「ZAN」の劇場版アニメーション映画公開時期:2026年以降原作・監修:天野喜孝、鈴木真理子プロデューサー:遊佐和彦、CHRISTIANO TERRY、小山田真、猪狩茂、池上寛明特別協力:DARK HORSE COMICS、SOZO COMICS
2023年07月06日約50本のアニメーション映画が一堂に会する、『第1回新潟国際アニメーション映画祭』のオープニングセレモニーが、3月17日新潟市の古町ルフル広場にて行われ、フェスティバルディレクターの井上伸一郎、国際審査員のジンコ・ゴトウ、デヴィッド・ジェステッド、審査委員⻑の押井守監督が登壇した。押井監督は「今回の最大の特徴は、世界的にも珍しい⻑編アニメーションに特化したコンペティションであることです。世界中から(コンペに)10本の作品が集まりました。アニメーションとひとことで言っても、僕やみなさんがご存知の日本のアニメーションがアニメーションの代表ではなく、アニメーションという形式にはいろんな可能性があると思います。10本が10本ともすべて絵柄も違えばスタイルも違う。アニメーションというのは非常に裾野が広い表現であることをぜひ自分の目で確かめていただきたいと思っています。10本の中から、今日的な意味がある新しい形式の作品を僕は選びたいと思います。この3人で慎重に審査いたします」と審査委員⻑としての抱負を語った。押井守監督また、第二次大戦後の日本のアニメーション文化の立上げに大きな役割を果たした、新潟出身の大川博と蕗谷虹児、二人の名を冠した「大川=蕗谷賞」の授賞式も行われ、『犬王』総作画監督の⻲田祥倫、中野悟史、『漁港の肉子ちゃん』 美術監督の木村真二、『THE FIRST SLAM DUNK』の東映アニメーション / ダンデライオンアニメーションスタジオ、『劇場版 呪術廻戦0』アニメーション制作スタジオのMAPPAらに、大川博の孫にあたる大川裕よりトロフィーが授与された。(※『劇場版「⻤滅の刃」無限列車編』の撮影監督・寺尾優一はビデオメッセージで参加。受賞作は、大川=蕗谷賞受賞の記念上映として、3月18日から21日までT・ジョイ新潟万代で、連日18時から日替わりで全作品上映される。※『THE FIRST SLAM DUNK』は、通常興行となります。)「大川=蕗谷賞」授賞式より授賞式に続き、日本・中国・ニュージーランド、3カ国を代表する5人の監督による4つのエピソードからなる『太素』のうち、日本で制作された2本、渡辺信一郎監督による『A Girl meets A Boy and A Robot』と森田修平監督『弦の舞』をアジアプレミアとして上映し、上映後に両監督によるトークを行った。海外でも人気の高い『東京喰種トーキョーグール』について“グローバルを意識しているか?”とMCに問われた森田監督は、「特に意識とかはしていなくて、ただ、昔から海外でよく評価されている先輩方の映像を見たときに、何かが違うぞと、間の取り方やレイアウトの取り方を見ていて。自分もテレビアニメーションをやる以上そういうのをぶっ込みたいなっていうのはあるので、それが自然な流れであって、海外だからウケようとかそういうのは無いです。『AKIRA』を見て映像を目指してきたので、そこは滲み出たというか、教育ですね。教育の賜物なんでしょうね」と語った。また、渡辺監督も「僕も『AKIRA』には多大な影響を受けたんで、『AKIRA』の影響っていうのはアニメを作っているスタッフの中で大きいんじゃないかなと思ってます。レトロスペクティブにうまく繋げたでしょ」と大友克洋特集上映に繋げて会場の笑いを誘った。アニメーション映画祭について、森田監督は「自分が本当に影響を受けてきた方々がたくさん参加されていて、なかなか見る機会がないので、ぜひみなさんにも見て楽しんでいただけたらなと思います」。渡辺監督は「実写映画の世界だと、たくさん映画祭があって監督・スタッフ同士の交流がよくあると思うんですけど、アニメの世界はあまりないんです。例えば他の監督と会ったりすることもあまりないので、こういう機会に今後は交流が進むと良いんじゃないかなと思ったりしています。映画祭が続いていくことで、アニメーションの作り手に興味を持つ人が増えて、「ちょっと今年も新潟行くか」みたいな風になっていくと良いんじゃないかな。音楽には、毎年フェスがあるけど、誰が出るかじゃなくて、フェス自体が信頼を得ている所は、出演者が発表になる前に売り切れちゃうんですよね。間違いないみたいな。(映画祭も)徐々にそういう風になっていけると良いんじゃないかなと。毎年新潟はいい人来るぞ、という感じになっていくと良いんじゃないかなと思います」とエールを送った。<イベント情報>『第1回新潟国際アニメーション映画祭』2023年3月17日(金)~22日(水)上映会場:新潟市民プラザ、T・ジョイ新潟万代、シネ・ウインド、クロスパル新潟イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、開志専門職大学、新潟大学駅南キャンパスときめいと公式サイト:
2023年03月20日大ヒットシリーズ『シュレック』から誕生した人気キャラクターの1人と言えば、長ぐつをはいたネコのプス。主人公を務める最新作『長ぐつをはいたネコと9つの命』では、キレキレでモフモフなかわいらしさをふたたびスクリーンで堪能することができます。そこで、シリーズ初参加となるこちらの方にお話をうかがってきました。小関裕太さん【映画、ときどき私】 vol. 559日本語吹替版キャストに抜擢され、本格声優初挑戦となった小関さん。本作では、9つあった命が残り1つになって怖くなったプスと一緒に、どんな願いも叶う「願い星」を探す旅へと出るネコに変装したイヌのワンコの声を担当しています。そこで、声優の現場で驚いたことや役作りの苦労、そして恐怖を感じる瞬間などについて語っていただきました。―以前から声優には興味と憧れがあったそうですが、何かきっかけはありましたか?小関さん声優さんと一緒にお仕事をさせていただくことがあり、そのなかで刺激を受けていたというのが一番大きいかもしれません。特に、同じように役作りやお芝居をしているのに、どうしてこんなにも違うんだろうかと感じるので。そこに興味があったので、声優をすることで新しい自分を知ってみたいと思うようになりました。―今回、準備段階でどなたかに相談したこともあったのでしょうか。小関さん出演が決まってからブースに入るまであまり時間がなかったので、具体的な話はできませんでしたが、舞台『キングダム』で共演した声優の梶裕貴さんと石川由依さんにはアニメーションで声優に初挑戦することはお話しました。あとは、小さい頃からお付き合いのある戸田恵子さん。僕にとってはお姉さんのようなお母さんのような存在ですが、この作品を楽しみにしてくれています。今回のような日本語吹き替えとアンパンマンのようにゼロから作る場合とでは仕事の仕方も違うようなので、それぞれの大変さについても教えていただきました。まだ初心者ですが、この作品のおかげで声優の方と共通言語が生まれたように感じています。声優というジャンルで、違う自分を発見したい―声優の現場で、驚いたことなどはありましたか?小関さん録音しているときに、レコーディング現場にいる方々のテンポが早すぎてついていけないことはありました。たとえば、映像の現場だったら、「もう一度やり直したいです」と言ったとき、「わかりました。メイク入ります!衣装入ります!各所よろしいですか?それでは行きます、よーい!」くらい時間があるんです。でも、レコーディングでは「もう1回撮り直してもいいですか?」と聞くと、「わかりました。はい、どうぞ」くらい早くて(笑)。台本のページを戻すこともできなければ、心の準備も整っていないということがありました。―そういう勝手の違いもあるんですね。ただ、声優として得た経験は、俳優業にも影響を与えることになるのでは?小関さんワンコの声が完成したとき、「自分ってこういう声も持っているのか」と驚きがあったので、それは今後も生きてくると思っています。あと、僕は普段から山本耕史さんのミュージカルをよく拝見しているのですが、プス役の山本さんが歌っているシーンがめちゃくちゃカッコよかったので、僕も歌う声優にチャレンジしてみたいです。これを皮切りに、声優というジャンルにどんどん挑戦して、違う自分を発見したいなと考えています。―役作りでこだわったところや難しかったのはどのようなところですか?小関さんワンコはセラピードッグになることを目指しているだけあって、発するひと言ひと言がけっこう刺さるものが多い。それを理解するために、ワンコの育った環境だけでなく、親や友達との関係はどうだったのかということまで想像しました。あと、大変だったのはワンちゃんの息遣い。小さいワンちゃんの呼吸は早いので、もう少しで過呼吸になりそうでした(笑)。ワンちゃんにしていたのは、恋の相談―小関さんは実家でワンちゃんを2匹飼われていたこともあるそうなので、初の声優作品がワンちゃん役というのも運命的だったのでは?小関さん人間ではない役で大変でしたけど、ネコちゃんよりはワンちゃんでよかったですね。というのも、小さいころからワンちゃんらしさみたいなものは何かわかっていましたし、作らなくても自分から出る部分はあったので。昔はワンちゃんと一緒にひなたぼっこして庭に寝転んだり、人生相談したりしていたので、ワンちゃんは僕の心のよりどころになっていたと思います。―ちなみに、どのようなことを相談していたのですか?小関さん恋の相談ですね。「年上の女性になかなか話しかけられないんだけどどうしたらいい?」とか。といっても、小学生のときですが(笑)。あとは、学校の先生の理不尽さについても話したりしていました。―もし、いまワンコのようなセラピードッグがいたら相談したいことは?小関さん最近はあまり悩みがないですね。というか、「悩んでいてもしょうがないから、とりあえず前に進まなきゃ!」という日々なので、悩んでいる時間がないです(笑)。ただ、子どもの頃から悩んでいる時間がもったいないという意識はあったほうだと思います。それでも悔んだり悩んだりしてましたが、その切り替えが年々短くなってきて、いまではないに等しくなってきました。―そういうときの気分転換にしていることがあれば、教えてください。小関さんそれは、いいスピーカーを使うことです。いま音楽番組の司会をしているのですが、そのお仕事が決まったときに、ここにお金をかけてもいいのではないかと思って、自分が好きなアーティストさんが実際に使っているというスピーカーを買いました。最初はご本人と同じ感覚を味わえてうれしいだけでしたが、音楽や映画の時間がより良質なものになり、それがだんだんリラックス方法や癒しになっていったのかなと。いいものを使うと自分のテンションも上がって、アイデアもより膨らんでいくので、仕事の効率も上がったように感じています。刺さった言葉は、「君ならできる」―なるほど。先ほど、ワンコのセリフにはいい言葉もあるっておっしゃってましたが、小関さん自身に刺さった言葉はありましたか?小関さんシンプルな言葉ですけど、「君ならできる」です。突っぱねられているときに、そういう言葉が出てくるなんて「なんて純粋でまっすぐなんだろう」と感動しました。―ワンコはつらいことがあってもあまり表に出さない強いところがありますが、ご自身も顔に出さないタイプ?小関さん最近はがんばって頼るようになってきましたけど、もともとはあまり頼れないほうですね。―意識的に頼るようになったのは、そちらのほうがいいと経験で学んだからでしょうか。小関さんそうですね。以前は、「つらいとか苦しいと言わないほうがかっこいい」とか「がんばっていれば人に伝わるだろう」と思っていました。でも、やっぱり人のことは人のことなので、あまり伝わらないんだなと。それなら「これは嫌だ」と言ったほうが人間関係のためにはいいと考えるようになりました。自分のためでもありますが、他人と関わりを持つなかで弱音を吐くことも大事なんだと感じています。―ほかにも実はワンコと同じように毒舌な一面があるとか、似ているところがあれば、教えてください。小関さん僕は言葉が丁寧なほうなので、毒舌になろうとしていた時期はありました。たとえば、もともとの一人称は「僕」なのに「俺」にしてみたり、「めっちゃ」とか「ぶっちゃけ」みたいに抵抗感があった現代語を使ってみたり(笑)。その理由としては、役を演じるときに言い慣れてないと呂律が回らないですし、聞き手の方に違和感を与えてしまうと思ったからです。日常で使うことでカラダに馴染ませたいと考えて始めたことでしたが、いまではもともとの自分らしさに加えて、台本から得る他人らしさみたいなものを自分のなかで両立できるようになりました。生きていれば、楽しいこともつらいことも多い―役者魂ですね。本作には、どんな願いも叶えてくれる「願い星」が登場しますが、もし小関さんが1つだけ願いを叶えられるとしたら?小関さんカラダをぐにゃんぐにゃんにしたいです(笑)。というのも、舞台をするなかで筋肉について考えることが多いんですが、柔軟性が高いとできるジャンルの幅が広がるので、苦労せずに股関節周りをパッと柔らかくしたいですね。―また、タイトルにある9つの命についてですが、小関さんもプスのように9つ命があったらいいなと思いますか?小関さん僕は、1つで十分かな。生きていれば楽しいこともたくさんありますが、大変なことも多いですから。1つの命が100年だとして、900年も生きたらそれだけ苦労もするので、ちょっと嫌かもしれないです(笑)。―確かに、それなら1つの命を濃く生きるほうがいいかもしれないですね。とはいえ、もし9つ命があったらしてみたいことは?小関さんやっぱり危険なことはいろいろしてみたいですね。以前、ニューヨークに行ったときに、キレイな景色が見れるところにたまたま行ったんですが、帰国してからその話をしたら「そこは命の危険があるエリアだよ。よく生きてたね」と言われたんです。何も知らなかったとはいえ、けっこう怖い経験をしていたんだなと。でも僕は旅行が好きなので、命があればそういうこともできて、見れる景色も広がるのかなとは思います。ただ、スカイダイビングのように、高いところから落ちる系はなるべく避けたいですね(笑)。それ以外だったら、何でも飛び込んでいきたいです。みなさんにパワーを渡せるような人になりたい―本作では、命を失う恐怖についても描かれていますが、小関さんが恐怖を感じるのはどんなときですか?小関さん舞台上に出るときは、怖いですね。たとえば、「もしいま自分がここでセリフを止めたらどうなるんだろう」とか「歌えなくなったらどうしよう」みたいなことを考えてしまうことがあって、演じながら自分が分離してしまうような感覚になることがあるからです。そういうことを考えすぎて怖くなってしまった時期もありましたが、チャレンジを続けるなかで少しずつ自信を積み重ねてきたので、いまはだいぶ克服してきたかなと。ただ、これは役者だけでなく、どんな業界で働く方でも、失敗が怖くて職場に行きたくないみたいなことは感じていることだと思います。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。小関さん僕は何かにもがいてがんばっていたり、自分の殻を破ろうとしていたりする人の姿にいつも心を動かされて勇気づけられています。実際、僕の周りにはそういう方がたくさんいて、いつも活力をもらっているのですが、それが自分にとってはがんばる起爆剤です。僕自身もみなさんにパワーをお渡しできるようになりたいと思っていますが、逆に悩みを乗り越えたみなさんの姿に僕が力をもらえたりもするので、これからも一緒にがんばりましょう!インタビューを終えてみて……。この連載にご登場いただくのは、1年振り4回目となる小関さん。相変わらずお茶目でしたが、お会いするたびに凛々しさが増しているのは、さまざまな仕事をするなかでいろんな悩みを乗り越え、経験と自信を積み重ねているからだということが今回の取材でわかりました。声優としての才能も開花させている本作をきっかけに、今後さらなる活躍が楽しみです。“ネコ旋風”がふたたび巻き起こる!映像の美しさと没入感、そして圧倒的な迫力にドキドキとワクワクが止まらない本作。ユーモアを織り交ぜつつ命の重みや愛情についても描いており、誰もがその大切さについて考えさせられるはず。レジェンドネコたちと一緒に、大冒険に繰り出してみては?写真・幸喜ひかり(小関裕太)取材、文・志村昌美スタイリスト・吉本知嗣ヘアメイク・エミー(スリーゲート)ジャケット¥268,400、シャツ¥80,300、パンツ¥125,400(全て マルニ/マルニ ジャパン クライアントサービス 0800-080-4502)ストーリー数々の冒険を経験した長ぐつをはいたネコのプスは、今日もスリルを楽しんでいた。ところが、9つあった命は、気がつけばラスト1つに。急に怖くなったプスは、レジェンドの看板を下ろして家ネコになることにした。そんなとき、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を聞いて再奮起。命のストックを求める旅へと出る途中、ネコに変装したイヌ・ワンコと気まずい元カノ・キティと出会うのだった。お尋ね者のプスを狙う賞金稼ぎや「願い星」の噂を聞きつけた手強い奴らも追いかけてくるなか、プスを待ち受ける運命とは……。パワーアップした予告編はこちら!作品情報『長ぐつをはいたネコと9つの命』3月17日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー配給:東宝東和、ギャガ(C) 2023 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.写真・幸喜ひかり(小関裕太)
2023年03月16日2022年7~9月に放送されたTVアニメ『リコリス・リコイル』。原作のないオリジナルアニメーションでありながらも、多くのファンを獲得し、ノベライズやコミカライズ、舞台化など様々な展開を広げてきた本作。本日2月11日に開催されたイベント「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」にて、新作アニメーション制作決定を発表いたしました。イベントは見逃し配信実施中!■出演者:安済知佳(錦木千束役)、若山詩音(井ノ上たきな役)、小清水亜美(中原ミズキ役)、久野美咲(クルミ役)、さかき孝輔(ミカ役)/睦月周平(音楽)/ClariS(OPアーティスト)■配信プラットフォーム:Stagecrowd■見逃し配信期間:公演終了後、見逃し配信公開から2月19日(日)23:59まで■視聴チケット販売期間:2月19日(日)19:00まで■チケット料金:3,500円(税込)■購入・視聴ページ: 2022年7月放送 TVアニメ『リコリス・リコイル』作品基本情報■スタッフ原作:Spider Lily監督:足立慎吾ストーリー原案:アサウラキャラクターデザイン:いみぎむる副監督:丸山裕介サブキャラクターデザイン:山本由美子総作画監督:山本由美子、鈴木 豪、竹内由香里、晶貴孝二銃器・アクション監修:沢田犬二プロップデザイン:朱原デーナ美術監督:岡本穂高、池田真依子美術設定:六七質色彩設計:佐々木 梓CGディレクター:森岡俊宇撮影監督:青嶋俊明編集:須藤 瞳音響監督:吉田光平音楽:睦月周平制作:A-1 Pictures■主題歌オープニングテーマ:ClariS「ALIVE」(SACRA MUSIC)エンディングテーマ:さユり「花の塔」(ソニー・ミュージックレーベルズ)■キャスト錦木千束:安済知佳井ノ上たきな:若山詩音中原ミズキ:小清水亜美クルミ:久野美咲ミカ:さかき孝輔春川フキ:河瀬茉希乙女サクラ:小市眞琴真島:松岡禎丞ロボ太:榊原優希吉松シンジ:上田燿司■ストーリー平穏な日々――その裏には秘密がある犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。そのエージェントである少女たち――「リコリス」。当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、「リコリス」らしからぬものばかり。自由気ままな楽天家、平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!■公式サイト ■作品公式Twitter (推奨ハッシュタグ:#リコリコ)■「喫茶リコリコ」ホームページ ■「喫茶リコリコ」Twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月11日カンヌ、ベルリン、名だたる映画祭で高い評価を受ける珠玉の短編アニメーションを集めた『指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界』が12月10日(土)より公開されることが決定。併せてポスタービジュアル、場面写真、予告編が解禁された。この度上映されることになったのは、カンヌ映画祭監督週間でプレミア上映後10を超える国際賞を受賞する水尻自子『不安な体』、ベルリン映画祭短編部門特別表彰やオタワ国際アニメーション映画祭グランプリなどそのユニークで奇妙な世界観が世界を席巻する和田淳『半島の鳥』。カラフルでポップな作風で熱狂的なファンを抱える冠木佐和子による生理をめぐるアニメーション・ドキュメンタリー『I’m Late』、さらには映像と音楽のシンクロが気持ちいいノンナラティブ・アニメーションで評価を受ける水江未来による超大作『ETERNITY』をこの上映にて世界初公開。個人制作で2時間半に及ぶ大長編『コンシューミング・スピリッツ』を完成させたアメリカの鬼才クリス・サリバンの新作長編『The Orbit of Minor Satellites』からの「先行短編」として、『コントロール・ユア・エモーション』も特別に併映。短編アニメーションは巨大なる小宇宙であることを体感できる、5作品60分だ。【上映作品:5作品/計60分40秒】『コントロール・ユア・エモーション』『コントロール・ユア・エモーション』(『The Orbit of Minor Satellites』より)(監督:クリス・サリバン/アメリカ=日本/2022年/7分09秒)ワールドプレミア上映。アメリカの鬼才クリス・サリバンが10年近くの期間をかけて準備中の最新長編『The Orbit of Minor Satellites(原題)』。完成後にニューディアーが日本配給予定の本作から、冒頭の一章を短編アニメーションとして特別上映。教育映画を模した構成で、とある女性の深い悲しみと闇の感情、そして彼女の精神科医との関係が、やわらかく、ときにユーモラスに、しかし無慈悲に語られていく。『不安な体』<ニューディアー製作短編作品集:その1>『不安な体』(監督:水尻自子/フランス=日本/2021年/5分47秒)カンヌ国際映画祭監督週間プレミア上映アルスエレクトロニカ コンピュータアニメーション部門優秀賞オタワ国際アニメーション映画祭最優秀ノンナラティブ作品何かを感じて不安になり、不安だから何かを感じていたくなる身体。セロテープを指で引っ張って切る。そこから身体は何を感じるだろう。質感、形、伝わる感触、あらゆる連想が境界なく呼び起こされ混ざり合っていく。そしてまた不安になる、繊細で健やかな私たちの身体。(音楽:本田ゆか)『I’m Late』<ニューディアー製作短編作品集:その2>『I’m Late』(監督:冠木佐和子/フランス=日本/2022年/10分36秒)グァアナファト映画祭グランプリ文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査員推薦作品イメージフォーラムフェスティバル SHIBUYA SKY 賞/ 東京会場観客賞あなた又はあなたのパートナーの生理が遅れたり、来なかったりしたことはありますか?(音楽・サウンドデザイン:hikariko)『半島の鳥』<ニューディアー製作短編作品集:その3>『半島の鳥』(監督:和田淳/フランス=日本/2022年/16分08秒)ベルリン国際映画祭短編部門特別表彰ファントーシュ国際アニメーション映画祭ベストフィルムオタワ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリある半島の、ある村で昔から続いている子どもが大人になるための通過儀礼。その儀式本番に向け、少年たちは決められた舞を一生懸命練習している。少年にしか見えない鳥がいる。その少年もいつか鳥が見えなくなる。好意なのか、憧れなのか、嫉妬なのか。本当の気持ちは自分でもわからないけれど、少女はずっと少年のことを追いかける。(音響ディレクター:滝野ますみ/作曲:足立美緒)『ETERNITY』『ETERNITY』(監督:水江未来/日本/2022年/21分00秒)ワールドプレミア上映!目が覚めた少年の瞳に映るのは、永遠の姿。(音楽:トクマルシューゴ)『指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界』は12月10日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開予定。(text:cinemacafe.net)
2022年10月12日Netflixは、オーストラリアのアニメーションスタジオ「アニマル・ロジック」を買収予定であることを公式HPで発表した。同スタジオは1991年にシドニーに本社を設立し、2015年にはカナダのバンクーバーに第2スタジオを設けた。VFX(視覚効果)とアニメ制作に特化しており、『ハッピー フィート』『ガフールの伝説』『LEGO(R)ムービー』シリーズなどのアニメや、『ムーラン・ルージュ』『300<スリーハンドレッド>』『華麗なるギャツビー』などの映画製作に参加してきた。両社は買収前からすでに強固なパートナーシップを築いており、今後配信予定のウェンディ・ロジャース監督のアニメ映画『The Magician’s Elephant』(原題)、ロン・ハワード監督の『The Shrinking of the Treehorns』(原題)を製作することが決まっている。「アニマル・ロジック」のCEOは、「30年間、素晴らしい人たちとともに素晴らしい作品を製作してきました。これは、『アニマル・ロジック』にとって、完璧なネクスト・チャプターです。世界中の視聴者に向けて、多様なコンテンツの製作者たちとともに、斬新で興味を引くようなストーリーを作るという点で、私たちの価値観と想いはNetflixとこれ以上ないほどに一致しています。私たちが培ってきた経験と才能は、すべてのチームに新しい扉を開き、アニメーションにおける新たなレベルの創造性を高めることでしょう」とコメントしている。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年07月21日コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会は、文学とアニメーションをテーマにするミニシアター『Morc(モーク)阿佐ヶ谷』(所在地:東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F、URL: )にて、2022年7月1日(金)~8月18日(木)の期間で、国内外の長編から短編作品集など、パペットやクレイ、半立体、切り紙、さまざまな表現方法でつくられた“コマ撮り”アニメーションの特集上映をします。「コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0」開催の背景1コマ1コマ少しずつ動かし撮影し、あたかもモノが動いているかのように見せるコマ撮りアニメーション。CG全盛期の今、この古典的な表現に、日本のみならず、世界中で今なお新しい作家が生まれ、新しい作品が生み出されています。そんな魅力溢れる作品たちを是非、劇場で上映したいという思いで、世界中からコマ撮りアニメーションをMorc阿佐ヶ谷に集めました。「コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0」について120本を超える作品の中には、日本初公開のエストニアの作品集や日本一大きなスタジオ「ドワーフ」の作品集、東京藝大の学生作品も。7月30日、31日には、日本を代表するコマ撮りアニメーション作家によるトーク&ワークショップも開催します。■開催概要フェスティバル名: コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0開催日時: 2022年7月1日(金)~8月18日(木)会場: Morc阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F)アクセス: 中央総武線「阿佐ヶ谷」駅北口から徒歩3分チケット(税込): ・一般 1,200円/学生・シニア 1,000円/会員 800円(※一部を除く)・【回数券】5回券 2,900円/3回券 2,100円・【おやこ券】1,300円(子2人1,500円)・【フリーパス】10,000円主催: コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会(画像はプレスリリースより)【参考】※公式SNS※Morc(モーク)阿佐ヶ谷
2022年07月07日コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会は、文学とアニメーションをテーマにするミニシアター『Morc(モーク)阿佐ヶ谷』(所在地:東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F、URL: )にて、2022年7月1日(金)~8月18日(木)の期間で、国内外の長編から短編作品集など、パペットやクレイ、半立体、切り紙、さまざまな表現方法でつくられた“コマ撮り”アニメーションの特集上映をします。メインビジュアルポスター■「コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0」開催の背景1コマ1コマ少しずつ動かし撮影し、あたかもモノが動いているかのように見せるコマ撮りアニメーション。CG全盛期の今、この古典的な表現に、日本のみならず、世界中で今なお新しい作家が生まれ、新しい作品が生み出されています。そんな魅力溢れる作品たちを是非、劇場で上映したいという思いで、世界中からコマ撮りアニメーションをMorc阿佐ヶ谷に集めました。■「コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0」について120本を超える作品の中には、日本初公開のエストニアの作品集や日本一大きなスタジオ「ドワーフ」の作品集、東京藝大の学生作品も。7月30日、31日には、日本を代表するコマ撮りアニメーション作家によるトーク&ワークショップも開催します。■開催概要フェスティバル名: コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0開催日時 : 2022年7月1日(金)~8月18日(木)会場 : Morc阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F)アクセス : 中央総武線「阿佐ヶ谷」駅 北口から徒歩3分チケット(税込) : ・一般 1,200円/学生・シニア 1,000円/会員 800円(※一部を除く)・【回数券】 5回券 2,900円/3回券 2,100円・【おやこ券】 1,300円(子2人1,500円)・【フリーパス】10,000円主催 : コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会公式SNS : <主な上映作品>(1)海外から:エストニアNukufilm作品集、韓国短編アニメ、ユーリー・ノルシュテインとロシア作品60年以上の歴史を持つエストニアの人形アニメーションスタジオNukufilmから、全13作品を3つのプログラムに分けて上映します。韓国からは、韓国の“今”を体感できる短編8本を上映。ロシアからは「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターからリスペクトされるユーリー・ノルシュテインの代表作を含む6作品と、チェブラーシカが初登場となった1969年の作品「ワニのゲーナ」を含む6作品を上映します。Sky Song (C)NukufilmSaturday's Apartment (C) 2004 Korean Independent Animation Filmmakers Association All Reserved.霧の中のハリネズミ (C)2016 F.S.U.E. C&P SMFワニのゲーナ (C)モブコ(2)日本の巨匠と新たな作家:ドワーフ、I.TOON伊藤有壱氏、眞賀里文子氏、藝大生作品集、アート・アニメーションのちいさな学校卒業生作品集日本一大きなコマ撮りアニメスタジオ、ドワーフの短編6作品と「こまねこシリーズ セレクション」のエピソード7本を上映します。I.TOONを率いる伊藤氏のライフワーク「ハーバーテイル」を含む6作品上映と、伊藤氏が教授を務める東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の学生作品も上映。「シン・ウルトラマン」にも強く影響を与えた眞賀里氏の1,000本を超える作品からは、「ミス・ビードル号の大冒険」と「遣唐使ものがたり」、そして日本のCM作品とアメリカ作品のクリップ映像を上映!また、眞賀里氏が講師を務める「アート・アニメーションのちいさな学校」14年間のベスト集成も上映します。モリモリ島のモーグとぺロル (C)dwarfハーバーテイルのすべて (C) I.TOON LTD.(3)コマ撮りアニメーション古今東西世界で最も有名なアニメーターの1人、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品から初期の長編作品「アリス」を含む3作品上映。人形劇「三国志」など世界的にも評価の高い川本喜八郎氏の遺作となった「死者の書」、重いテーマに川本氏が挑んだ「蓮如とその母」の2本を上映。その他、細川晋氏による失われた王冠を探す旅物語「DINO!」や、イギリスのスタジオ、アードマン・アニメーションズによる「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」。アメリカのスタジオ、ライカによる「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」、堀貴秀氏が7年の歳月をかけて1人で完成させた作品「JUNK HEAD」なども上映します。【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会 窓口TEL:03-5327-3725 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月07日コマ撮りアニメーションフェスティバル事務局は、ミニシアター「Morc(モーク)阿佐ヶ谷」にて『コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0』を2022年7月1日~8月18日に開催いたします。ポスター画像『コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0』公式SNS 意志をもったかのような日用品、形を変える粘土、風雨にさらされた金属片、やわらかなゴムやシリコン、削りだされた木材、編み込み織られた糸や繊維の色彩、そして、言葉なく感情にうったえかける人形たち。コマ撮りアニメーション(ストップモーションアニメーション)とは、1コマ1コマ少しずつ動かし撮影した写真を連続投影し、あたかもモノが動いているかのように表現する技法。世界でも有数のスタジオでも一日かけてたった6秒しか撮影できない。1人で7年かけて制作した作品もある。この古典的な表現に、日本のみならず、世界中で今なお新しい作家が生まれ、新しい作品が生み出されている。CG全盛期の今、なぜあえて時間と手間がかかるこの技法に挑むのか?そして、なぜそんな作品に魅力を感じるのか?この度、世界中から魅力に溢れたコマ撮りアニメーションを、阿佐ヶ谷に集めました。有名なスタジオや巨匠の名作のみならず、学生の作品集や、遠く離れたエストニアの日本初公開の作品まで、言葉や時代の壁を超え、どうぞお楽しみください。<主な上映作品>■日本初公開!エストニアからの奇妙でシュールな作品群バルト三国の1つエストニア。人口130万人ほどの小さな国で生まれたアニメーションは、一見では理解不能かも。でも、もう一度見たいと思わせる奇妙で、皮肉と不条理な笑いを含んだアニメーションは、シュールレアリスムが好きな方は必見です。60年以上の歴史を持つアニメ制作スタジオ、Nukufilmから来春公開予定の『Sky Song』の先行上映を含む、3プログラムを上映します。エストニア作品集■おとなり韓国のストップモーションアニメ 2010~2020年代実写やドラマ以外でも、アニメーションを見て韓国の“今”を体感する。韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」から2011年公開の『Paradise』から2022年公開の『Starlight Soup』まで8作品を集めました。冒険物語から、かわいいキャラクターのほのぼのした作品、摩訶不思議なカエルたちの踊りまで。言葉の壁がない分、日本の作品??と思うものも。韓国作品集■映像詩人 ノルシュテインとロシアアニメーション切り絵を用いた緻密な作風で知られ、「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターからリスペクトされる旧ソ連生まれのロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン。代表的な6作品を一挙に上映!ノルシュテイン作品集チュブラーシカ■日本で一番大きな人形アニメーションスタジオdwarf(ドワーフ)NHK「どーもくん」を初め、「ぼくもくま」などで知られる日本で一番大きなコマ撮りアニメーションスタジオ、ドワーフの短編6作品と「こまねこシリーズ セレクション」のエピソード7本を上映します。その中でも「こまねこ」に登場する「こまちゃん」は、コマ撮りをするネコ!ストーリーを考えて、絵コンテを描き、背景や人物も作ったりして、コマ撮りを始めるきっかけになりそうな作品です!dwarf作品集■『ニャッキ!』伊藤有壱のライフワークと、東京藝大生作品セレクション横浜のアニメーション・スタジオ、I.TOONを率いる伊藤氏のライフワーク「ハーバーテイル」を含む6作品上映!また伊藤氏が教授を務める東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の学生作品も上映。(その中には「PUI PUI モルカー」で知られる見里朝希氏の学生時代の作品も!)伊藤有壱_ハーバーテイルのすべて■その他多数<豪華ゲストによる特別上映+トーク&ワークショップ開催!>■ゲスト(予定)7/30(土)・I.TOON代表、東京藝大教授 伊藤有壱氏・ドワーフ 合田経郎監督&アニメーターの峰岸裕和氏・人形アニメーション作家 細川晋氏・アニメーション作家 こぐまあつこ氏7/31(日)・アート・アニメーションのちいさな学校講師 眞賀里文子氏・編み物のアニメーション「編みメーション」作家 やたみほ氏・キャラクターフィギュアによるコマ撮りアニメーションで話題の篠原健太氏8/14(日)・「JUNK HEAD」監督 堀貴秀氏<チケット種類>一般 :1,200円 / 学生・シニア 1,000円 / 会員 800円(※一部を除く)回数券 :5回券 2,900円 / 3回券 2,100円おやこ券 :1,300円(おとな1名+子ども(小学生以下)1名子ども+1名につき+200円)フリーパス:10,000円※回数券、おやこ券、フリーパスは窓口での販売のみとなります。コマ撮りアニメーション全作品にご利用いただけます。【フェスティバル概要】名称 :コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0主催 :コマ撮りアニメーションフェスティバル実行委員会開催場所:Morc阿佐ヶ谷東京都杉並区阿佐谷北2-12-19 B1F03-5373-5780開催期間:2022年7月1日(金)~8月18日(木)内容とスケジュールMorcホームページ: フェスティバル公式SNS 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月04日原作・上松範康、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ、制作・A-1 Picturesが贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』。この度、6月12日(日)幕張メッセ 幕張イベントホールにて開催されたスペシャルライブイベント『VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-』のオフィシャルレポートが到着しました。◆スペシャルライブイベント『VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-』オフィシャルレポート◆スペシャルライブイベント『VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-』オフィシャルレポート生バンドで演奏披露!美しきヴァンパイアたちが魅了する奇跡の饗宴2022年6月12日、TVアニメ「ヴィジュアルプリズン」のキャスト総勢10人が一堂に会するライブイベント「VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-」が、幕張メッセ・幕張イベントホールで開催された。アニメのシリーズ構成を担当した菅原雪絵による書き下ろしドラマを軸に、上松範康率いるElements Gardenにより手掛けられた楽曲を生バンドで披露。ヴィジュアル系音楽のパフォーマンスを追求し、約7,000人の観客と全世界の配信視聴者を魅了したステージの模様をレポートする。照明が落ち、暗闇の中に浮かび上がるステージ。作中で描かれた「ヴィジュアルプリズン」の空間を彷彿とさせるセットに、バンドメンバーがスタンバイする。背景全面に設けられたスクリーンでは、ヴァンパイアが歌を捧げる「紅い月」が妖しく輝いていた。キャラクターたちを紹介するオープニング映像に続き、最初に現れたのはギルティア役の古川慎。この物語の始まりの曲である「ギルティ†クロス」を熱唱し、孤高のカリスマを見せつけたかと思うと、途中から、まさかの江口拓也、増田俊樹、蒼井翔太が加わり、伝説のバンドECLIPSE(初代)が揃う。何かとんでもないことが起ころうとしているのではないかという予感が、会場を震わせていた。朗読パートが始まり、キャストが現れるたびに、それぞれのキャラクターをイメージしたヘアメイクや衣装に目を奪われていく。しかし、ステージが華やぐ一方、スクリーンの「紅い月」は欠けていくではないか。ヴァンパイアたちは、ハラジュクからどこか別の場所へ移ろうとしている「紅い月」をその地に留めるべく、全員の歌声で虜にしようと話し合った。ディミトリの「この場にいる子羊たちも、『全ての歌』を欲しているのではないか?」という問い掛けに、大きく湧き上がる拍手。主人公のアンジュが、決意のまなざしで宣言する。「始めようか。今宵だけのヴィジュアルプリズンを――!」。かくして宴の幕は開けた。清らかなる青の歌声で、囚われた心を未来へと解き放っていくO★Zの「残酷シャングリラ」。旋律にすら縛られない破天荒さで、道を切り拓くLOS†EDENの赤き「BLOODY KISS」。ECLIPSEは「玉座のGEMINI」で、荘厳なシンフォニーロックを響かせ、神聖不可侵なる天上の白へと染める。作中にも登場した剣型マイクを手にした3ユニットの個性が炸裂し、一斉に色を変えていくペンライトの光景も感動も呼んだ。しかしそこへ「みんなで遊びましょう」と、招かざる客がやって来た。イヴに憑依している、ヴァンパイア・カルミラだ。二役を演じる七海ひろきが、薔薇をたずさえ、高らかに歌い上げる「銀河ティアラ」。星の瞬きのようなウィンクで、会場中に魔法を掛けた。カルミラには負けられないのが、美しさを追求するエリザベス。ビジュアルも仕上げてきた永塚拓馬は「シャルムの輪廻」で、夢と現のはざまで繰り広げられる舞踏会へといざなう。重厚なメタルサウンドの中にラップやダンスを交え、ジャックの無邪気な愛らしさと、その内に渦巻く嫉妬心を表現した矢野奨吾の「極上Jealousy」。天使の歌声と謳われたロビンの輝きを「HEART JACK」で、軽やかに届けた堀江瞬。パンキッシュなギターの演奏もライブ感を高め、客席に黄色のハンドウェーブを巻き起こした。さらに矢野と堀江は、互いに手を差し伸べながら「AI=ZO」をデュエットし、愛憎にまみれた兄弟の複雑な心象風景を浮かび上がらせた。島﨑信長は、アカペラからどんどん楽器が増えていくと同時に、スクリーンに映る歌詞のフォントも強度を増していくという演出を伴い、ミストが懐く焦がれるほどの敬愛を「My Principal」で切々と歌い上げた。江口拓也が、その低音で吠え、噛み付くように歌う「K or K」では、唯一の欲しいものが手に入らないサガの苦悶が業火のごとく燃え上がる。ディミトリらしい尊大な奔放さで歌われた増田の「Divine Love」。手振りと共に「この胸へと堕ちろ」と、扇情的なメッセージを放つ。ピンヒール姿と他の追随を許さないハイトーンボイスを操る蒼井は、ハイドの「Holy Love」で、真実の愛を捧げる者に天にも昇る恍惚を与えた。巧みなヴィブラートの中に、ギルティアの音楽の絆を感じさせた古川の「SKY」。「原初の歌声(ひびき)」と、スクリーンに映る歌詞でヴィジュアル系らしい当て字の妙を感じられることとなった。そして、アンジュの純朴さをそのまま音にしたような、心のひだにふれるイントロに始まる「Wing with wind」。飾らないメロディに乗せ、ぬくもりのあるファルセットを響かせる千葉。ときおり覗く笑顔が、その高揚を伝えた。満足したカルミラが眠りにつき、彼女に助力を求めたことを申し訳なさそうに出てくるイヴ。だが、エリザベスに促されて「Nemesis」を歌い出すや、空気が一変。七海は、ヴァンパイアハンターの抑えようとも抑えきれない昂りの中で、同族の安らかな死への祈りを捧げながら、煌々と光る二刀流の剣舞でも魅せた。さらに、たっぷり極上の音楽を味わった「紅い月」もまた、もとのかたちを取り戻そうとしていた。もう二度とハラジュクから離すまいと、ヴァンパイアたちはラストスパートに突入する――!背中合わせに立ったECLIPSEが突きつける、無二の存在感。「ROYAL CROWN」は、ギターだけで語るように歌われる助走から、バンドの厚みを伴って、絡み、高め合う2人のハーモニーが天を衝く。一瞬、一瞬を永遠の絵画へと変えていく尊さだ。個々に最高純度のエゴイスティックを撒き散らしながら、砂ぼこり舞い上がる荒々しさで、アジテーションするLOS†EDEN「SACRIFICE」。4人がひとところに集まって迎えたクライマックスに、育まれた絆を感じさせた。O★Zの4人がのびやかなメロディで、彼らの秘めた可能性そのものを思わせる青空と草原の広大な景色へと連れて行く「ANGELIST」。円になって向き合い、騎士のごとく頼もしさで剣型のマイクを掲げ、願いを一つに〝YOU〟との未来を誓った。観客に向けて手を振るという今回のライブには貴重なシーンも!すべて歌い尽くし、アンコールの曲は残されていない。そこへ現れた千葉は、幼き日に孤独なアンジュを慰め、上京へと導いた「ギルティ†クロス」を歌い始める。すると――。オープニングとは逆のかたちで、古川が声を重ねてきたのだった。2人の想いが歌に乗せて熱くぶつかり、抱き合い、イメージカラーである青とオレンジが一つになったとき、「ダガー」のモチーフは、海面に光を差して揺れる朝日の情景を思わせた。彼らの「もっと光を!」という声に応え、ペンライトを振る手にも力がこもる。まさに、作中で描かれた「光の玉」となっていくオーディエンスの姿だ。会場が心を一つに、一斉にジャンプして終わりを迎えた。全20曲、約2時間にわたりノンストップで繰り広げられた奇跡の宴。発声はなくても共鳴が熱狂を生み、生命がほとばしる。確かにそこはハラジュクであり「ライブハウス・幕張メッセ」であった。「偽りは歌えない」ヴァンパイアの物語を紡ぎあげ、ヴィジュアル系と称される音楽の持つ可能性への挑戦が結実した一夜だったといえるだろう。会場を出ると、頭上には美しい月が輝き、夜風が優しく頬をなでる。キャスト陣はキャラクターに徹したため、終演の挨拶もキャラクターを通して伝えられることとなったが、それを締めくくったアンジュの言葉を思い出す。「……ありがとう。O★Zの…俺たちみんなの歌を聴いてくれて。君たちとはこれからも一緒だ。だって、音楽でつながっているから」開催日:2022年6月12日(日)16:00開場 17:00開演会場:幕張メッセ幕張イベントホール出演(敬称略):千葉翔也、古川 慎、七海ひろき、堀江 瞬江口拓也、島﨑信長、永塚拓馬、矢野奨吾増田俊樹、蒼井翔太<バンドメンバー>本多友紀(Gt)、kyo (Ba)、RYOTA(Dr)【SET LIST】―VTR―01. ギルティ†クロス/ECLIPSE(ギルティア・ブリオン、サガ・ラトゥール、ディミトリ・ロマネ、ハイド・ジャイエ)―朗読――OPVTR―02. 残酷シャングリラ/O★Z(結希アンジュ、ギルティア・ブリオン、イヴ・ルイーズ、ロビン・ラフィット)03. BLOODY KISS/LOS†EDEN(サガ・ラトゥール、ミスト・フレーヴ、ヴーヴ・エリザベス、ジャック・ムートン)04. 玉座のGEMINI/ECLIPSE(ディミトリ・ロマネ、ハイド・ジャイエ)05. 銀河ティアラ/カルミラ―ミニトーク―06. シャルムの輪廻/ヴーヴ・エリザベス07. 極上Jealousy/ジャック・ムートン08. HEART JACK/ロビン・ラフィット09. AI=ZO/ロビン・ラフィット、ジャック・ムートン10. My Principal/ミスト・フレーヴ11. K or K/サガ・ラトゥール12. Divine Love/ディミトリ・ロマネ13. Holy Love/ハイド・ジャイエ14. SKY/ギルティア・ブリオン15. Wing with wind/結希アンジュ―ミニトーク―16. Nemesis/イヴ・ルイーズ―ミニトーク―17. ROYAL CROWN/ECLIPSE(ディミトリ・ロマネ、ハイド・ジャイエ)18. SACRIFICE/LOS†EDEN(サガ・ラトゥール、ミスト・フレーヴ、ヴーヴ・エリザベス、ジャック・ムートン)19. ANGELIST/O★Z(結希アンジュ、ギルティア・ブリオン、イヴ・ルイーズ、ロビン・ラフィット)―VTR―20. ギルティ†クロス/結希アンジュ、ギルティア・ブリオン―朗読―「VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-」Blu-ray & DVD情報2022年6月12日(日)に幕張メッセ 幕張イベントホールで開催『VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-』のBlu-ray&DVD化。【商品情報】VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-発売日 :2022年12月28日(水)価格 :Blu-ray8,250円(税込)/DVD7,150円(税込)品番 :Blu-rayANZX-10247/DVDANZB-10247完全生産限定版特典(仕様:DISC1枚):◆アニメイベント描き下ろしイラスト三方背ケース◆特製ブックレット◆映像特典【店舗共通特典】下記店舗にて「VISUAL PRISON 1st GIG -RED MOON-」Blu-ray&DVDをご購入の方に先着で「B2告知ポスター」をプレゼント。対象店舗:ANIPLEX+、アニメイト、Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象)、HMV、楽天ブックス(特典付きのみ対象)、ソフマップ・アニメガ、ゲーマーズ、あみあみオンラインショップ、セブンネットショッピング、ステラワース、タワーレコード、TSUTAYAオンライン、TSUTAYARECORDS【店舗別特典】・ANIPLEX+…選べる缶バッジセット(全3種)① O★Z4個セット② LOS†EDEN4個セット③ ECLIPSE 2個セット+イベントロゴ缶バッジ・アニメイト…ポストカード3枚セット(O★Z、LOS†EDEN、ECLIPSE)・Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象)A4クリアファイル(ECLIPSE)・HMV…A4クリアファイル(LOS†EDEN)・楽天ブックス(特典カート付きのみ対象)…B6アクリルプレート(O★Z)・ソフマップ・アニメガ…A5布ポスター(O★Z、LOS†EDEN、ECLIPSE)・ゲーマーズ…A4マイクロファイバータオル(ECLIPSE)・あみあみオンラインショップ…アクリルマルチスタンド(LOS†EDEN)・セブンネットショッピング…合皮パスケース(O★Z)・ステラワース…2L判ブロマイド3枚セット(O★Z、LOS†EDEN、ECLIPSE)※特典はなくなり次第終了となります※特典の内容は予告なく変更になる場合がございます。※詳細につきましては各店舗にお問い合わせください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月23日『愛すべき夫婦の秘密』で夫婦役を演じたニコール・キッドマンとハビエル・バルデムが、アニメーション映画で王妃と王の声を務めることになった。スカイダンス・アニメーションとApple TV+が製作するオリジナルミュージカル映画で、タイトルは『Spellbound』。ふたりの娘である王女役の声は、『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーが担当。ほかにジョン・リスグロー、ネーサン・レーンらも声の出演をする。監督は『シュレック』のヴィッキー・ジェンソン。作曲は、ディズニーのアニメーション映画で数々の名曲を生み出してきたアラン・メンケンが手がける。キッドマンの最近作は、アレキサンダー・スカルスガルド主演のバイキング映画『The Northman』。文=猿渡由紀
2022年06月22日『DEATH NOTE』や『進撃の巨人』でその名を轟かせ、日本のアニメ界でも一目置かれる存在となった荒木哲郎監督。壮大なスケールで描かれた最新作の『バブル』は、『SPY×FAMILIY』のWIT STUDIO最新作でもあり、すでに国内外から高い注目を集めています。そこで、声優を務めたこちらの方々にお話をうかがってきました。志尊淳さん & りりあ。さん【映画、ときどき私】 vol. 481世界に降り注いだ原因不明の“泡”で重力が壊れた東京を舞台に、パルクールのチームバトルに明け暮れる少年少女たちの姿が描かれている本作。他人とのコミュニケーションを好まない主人公のヒビキを志尊さんが演じ、りりあ。さんは物語の重要なカギを握る言葉を知らない謎の少女ウタに扮しています。今回は、幅広いジャンルで活躍する若手実力派俳優の志尊さんと、Z世代から圧倒的な人気を誇りながらも顔を出さずに活動するシンガーソングライターのりりあ。さんのおふたりに、本作の舞台裏やお互いの印象、そして知られざる素顔などについて、教えていただきました。―当初、りりあ。さんはエンディングテーマのみを担当する予定でしたが、制作陣の熱望によってヒロインに抜擢され、声優初挑戦となりました。実際に演じてみていかがでしたか?りりあ。さんお芝居はしたことがなかったですし、声優には歌手とはまったく違うスキルが必要なので、とにかく難しかったです。ただ、荒木監督からは「普段のままでいいよ」と。演じなくてもいいという意味では、やりやすかったです。―声優としては先輩となる志尊さんから見て、りりあ。さんの声はいかがでしたか?志尊さんいや、先輩だなんて(笑)。声優のお仕事では、現場によって求められることが違うので、僕自身は毎回初めての感じがしています。たとえば、ピクサーの作品とこういったアニメーションとでは、口の動きひとつとっても違いますし、実写の吹き替えでも求められるテクニックはまた別ですから。僕はそれぞれの現場に合わせて調整することにいつも必死なので、初めてのお芝居でウタのような役どころに挑戦するのはすごいなと思います。りりあ。さんは、掴めなくてミステリアスな人―おふたりは一緒にお仕事されるのは本作が初めてとなりますが、お互いの印象や会われたときのエピソードについて教えてください。りりあ。さん別の取材日のときに、たくさんの方に囲まれて緊張している私を見て、「こんなに囲まれたら緊張するよね。俺だって嫌だよ」みたいな感じで声をかけてくださったことがありました。そのおかげで緊張がほぐれたので、ありがたかったです。志尊さん僕の場合、りりあ。さんの容姿がわからなかったので、そういう意味では事前の印象はなかったですが、歌う声と普段の声が全然違うのには驚きました。どうやって曲を作っているのかも、どんな生活をしているかも、謎に包まれている感じですよね。それでいて、等身大の女性というイメージもあるので、その掴みにくさがますますミステリアスだなと思いました。―確かにそうですね。ちなみに、謎が多いりりあ。さんに聞いてみたいことはありますか?志尊さん普段は、何して遊んでいるの?りりあ。さん友達とカラオケに行ったり、渋谷で遊んだりしています。志尊さんそうなんだぁ……。いまのところ私生活がまったく見えないですね(笑)。―少しずつおうかがいしていきたいと思います。今回、役を演じるうえで苦労したのはどのあたりですか?りりあ。さん一番難しかったのは、息遣いですね。セリフではないだけに、大変でした。でも、志尊さんはお芝居も息遣いも本当にお上手なので、すごく感動しました。志尊さん僕は、全部が大変でした。最初は、絵コンテも出来上がっていない状態だったこともあり、見えない部分を自分で膨らませて全体像を掴まないといけなかったので、考えることが多すぎて本当に余裕がなかったです。休憩時間も頭のなかがグルグルしていたので、必死すぎてアフレコ中の記憶がほとんどないです。でも、僕としてはすごくうれしい現場でした。すべての感情が同時にわき上がるのを感じた現場―どのあたりに、うれしさを感じられたのでしょうか。志尊さん普段、役者の現場では時間との戦いでもあるので、意外と何回もトライさせていただける機会が少ないんですよ。でも、今回は細かく指摘していただいて、何度もやらせていただいたので、妥協していない感じがしてうれしかったです。それって愛がないとできないことでもあると思うので、そういうこだわりを持ってできたのは幸せなことだなと。ちなみに、最初のアフレコから3~4か月後に気になる箇所を録り直したりと、そのあとにもまた変更点を録ってみたいな感じで、長期間にわたって携わらせていただきました。―りりあ。さんは、この作品に関わることに対してはどんな感情がわき上がりましたか?りりあ。さん最初にお話をいただいたときは、正直言ってここまで大作だと知らなかったので、あとから不安と緊張と興奮と喜びのすべてが同時にバーッときましたが、最終的には私もうれしかったです。―ご自身が演じたキャラクターと共通点などを感じた部分があれば、教えてください。りりあ。さんウタは何もわからない状態で出てきて、だんだんみんなが知っていくというキャラクターなので、そういう部分は似ているのかなと。あとは、ご飯が好きなところが共通点ですね(笑)。志尊さんあはは!僕もヒビキみたいに意外と閉ざしているタイプだなと思います。―ちなみに、ヒビキといえば特殊な聴覚の持ち主ですが、そういったほかの人にはない感覚を持っていたりはしないですか?志尊さん残念ながら、何もないですね(笑)。でも、危機察知能力はものすごく高いほうだと思います。たとえば、一人でお茶しているときにおかしな携帯の持ち方している人がいたらすぐに店を出ます(笑)。いつも周りにアンテナを張って生活している―それは、このお仕事だからこそ鋭くなってしまった感覚ですね。志尊さんでも、嫌ですよね。いつも周りを見て、アンテナを張っていないといけないのは……。あとは、人の変化とかにも気がつきやすいので、相手が動揺していたり、嘘をついていたりするときもわかります。りりあ。さんちょっと、緊張してきました。志尊さんいやいや、そんなふうに見てないですよ(笑)。―確かに、見抜かれてしまいそうな気がしますね。りりあ。さんは、今後顔を出してアーティスト活動をすることは考えていらっしゃいますか?りりあ。さんこれからも変わらず、顔を出す気はまったくありません。志尊さんたとえば、映画の出演だったらどう?りりあ。さん顔を出すならしないですね。志尊さんじゃあ、「顔がわからないように撮るから、映画で芝居してほしい」と言われたら?りりあ。さんうわぁ……。でも、顔を出さないなら、やるかもしれないです。志尊さんそれもおもしろそうだね。それにしても、歌だけで届けることができるなんて、すごい時代だと思います。ファンの方々とのやりとりに勇気をもらっている―りりあ。さんにとって、創作活動の源になっているものは何ですか?りりあ。さん私の場合は、SNSから始まったので、ファンの方々との関わりから勇気をもらっています。ファンのみなさんとのやりとりはすごく近いので、直接送っていただいたDMから曲を作ることが多いです。志尊さんDMは全部チェックして、返事もするの?りりあ。さんはい、しています。友達みたいな感覚なので、恋愛相談に乗ることもあります。志尊さんすごいね。じゃあ、携帯なくなったら大変じゃない?りりあ。さんはい、おしまいですね(笑)。―志尊さんは、昨年体調を崩されたこともあり、SNSなどでいろんな思いも綴られていますが、この1年で心境にも変化があったのではないでしょうか。志尊さんいまは、「楽しく生きよう」というそれだけです。余計なことは考えずに、周りの人たちを大切にして楽しくいまを生きていけたらと。あとは、僕を肯定してくれたり、応援してくれたりする人がいるというのは、本当に力になっていますね。ひとりだったらできなかったこともたくさんあるので、そういう方々のためにもがんばりたいという気持ちが源にもなっています。―最近は映画監督などにも挑戦されていますが、新たにやってみたいことはありますか?志尊さん僕はけっこう直感で動くほうなので、やりたいと思ったらすぐに形にしたいタイプ。いままでも妥協することなく、自分がやりたいと思うことをしてきました。いますぐに思いつくものはないですが、楽しいの延長線上にあるクリエイティブを追求していくことが、僕にとってはストレスなく生きられる道なんだなと。どうなるかわからないですが、楽しく過ごしていきたいですね。どんな状況でも、友情や愛は諦めてはいけない―では、お忙しいおふたりにとって日々のご褒美となっているものがあれば、教えてください。りりあ。さんおいしいご飯を食べることです。志尊さん本当にご飯が大好きなんだね(笑)。りりあ。さんはい、大好きです!特に、お寿司とお肉が好きですね。志尊さん俺と一緒じゃん!りりあ。さんどちらかというとお寿司が大好きです。志尊さん回転とカウンター、どっちに行くの?りりあ。さんどっちにも行きますね。志尊さんすごい、大人だね!僕はこれをがんばったらご褒美というよりも、けっこう自分に甘いので、いつも好きなことをしちゃってます(笑)。―それでは最後に、おふたりがこの作品で魅力を感じたポイントなどを教えてください。りりあ。さんまずは、音楽がすごいなと思いました。もちろん映像も素晴らしかったので、目でも耳でも飽きさせない作品だなと。普段あまりアニメを観ないような人でも、楽しんでいただけると思います。志尊さんお話をいただいたときは、まさか世界がパンデミックになるとは考えてもいなかったので、最初は非現実的な物語でファンタジーの作品だなと。ただ、いまはこういう世界が来ないとは言えない自分もいるので、そんななかでも友情や愛を諦めてはいけないんだという気持ちが芽生えました。切り口の斬新さに刺激をもらいつつ、生きる活力やエネルギーをもらえる作品だと思います。インタビューを終えてみて……。会われたのは今回の取材が2度目ということでしたが、役と同じく息がぴったりの志尊さんとりりあ。さん。その絶妙なやりとりは、劇中でも観ることができるので、見事なハマリ役を見せるおふたりの声に注目してください。激しさと切なさが炸裂する!日本のアニメーション界が誇るクリエイターたちによる、最強のコラボレーションが生み出した圧倒的な世界観が広がる本作。想像を超える疾走感と没入感を味わえる圧巻の映像は、スクリーンで体感すべき1本です。写真・安田光優(志尊淳)取材、文・志村昌美ストーリー世界に降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が壊れた東京は、家族を失った一部の若者たちの住処となり、パルクールのチームバトルの戦場にもなっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めていたエースのヒビキは、重力が歪む海へ落下してしまう。そこでヒビキの命を救ったのは、突如現れた不思議な力を持つ少女ウタ。驚異的な身体能力を持つウタは、ヒビキと彼のチームメンバーたちと共に暮らすことになる。そして、ヒビキとウタは、2人にだけ聴こえるハミングをきっかけに心を通わせていく。再び降泡現象が始まった東京で、2人の運命は世界を変える驚愕の真実へとつながっていた……。釘付けになる予告編はこちら!作品情報『バブル』5月13日(金)より全国公開配給:ワーナー・ブラザース映画©2022「バブル」製作委員会写真・安田光優(志尊淳)
2022年05月12日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)のアニメーション部門審査員が、筧昌也(ディレクター・脚本家)、真瀬樹里(女優)、杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長・工学博士)に決定した。2011年からIT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社と共にCGアニメーション部門を展開してきた「SSFF & ASIA」。今年、新たにアカデミー賞アニメーション部門への推薦枠を獲得した映画祭では、同部門をアニメーション部門へと拡充し、CGのみならず、ストップモーション、手描きなどあらゆるジャンルのアニメーション作品のいまをショウケースしていく。今年は世界62の国と地域から513作品の応募を数え、その中から23作品を選抜、特別上映2作品と併せて、25作品を上映・配信予定。今回決定した3名は、6月20日(月)に行われるアワードセレモニーで発表となる優秀賞を決定する本部門の審査員だ。東京会場での上映に先駆け、6月4日(土)より配信がスタートするアニメーションプログラムでは、ダーレン・アロノフスキープロデュース『ヴァンダル』、デジタルハリウッド主催のデジタルフロンティア グランプリ2022「ベストアニメーション賞」受賞の『FRANK THE PIG』(監督:今福洋志)が特別上映作品として鑑賞することができる。そしてアニメーション部門では、初期のジョン・カーペンターやスピルバーグを彷彿させる愉快なSFアドベンチャーアニメーション『クルーソー』。国内外の映画祭に入選された日本のアニメーション『Blink in the Desert』。全てが自動販売機でレンタルできる世界を描く韓国の『バケツの中のギター』などが上映される。『クルーソー』「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月10日メーガン・マークルがプロデュースするアニメーションシリーズ『Pearl』を、Netflixがキャンセルしたことがわかった。このプロジェクトは昨年夏に発表され、製作準備段階にあった。12歳の女の子が、歴史上重要な女性たちについて知り、インスピレーションを受けていくという設定だったらしい。マークルとヘンリー王子は2020年にNetflixと製作契約を結び、ほかにもドキュメンタリーなどの企画を進めている。Netflixは最近、会員数が減少傾向に転じ、これまでのように大量のコンテンツを製作し続ける姿勢を見直しにかかっていると言われている。その影響を受けるフィルムメーカーはほかにも出てきそうだ。文=猿渡由紀
2022年05月02日世界の秀作アニメーションを一堂に集めた映画祭「世界の秀作アニメーション 2022 春編」の開催が決定。国内未公開作、限定公開作を含む海外アニメーションのラインアップ15作品が発表された。昨年秋にも開催され好評を博した本映画祭。今年は、戦争や紛争の悲惨さを独自の表現で描いたアニメーション『カブールのツバメ』『FUNAN フナン』『トゥルーノース』『ブレッドウィナー』『ジュゼップ戦場の画家』などを、いま見るべき作品としてセレクト。『FUNAN フナン』また、未公開作『ミューン 月の守護者の伝説/フランス語版』を先行公開、限定公開のみで劇場上映を切望されていた『浜辺のルイーズ』『明るいほうへ』などもラインナップ。『浜辺のルイーズ』『ミューン 月の守護者の伝説』には3種類のバージョンがあり、フランス語版(フランス語音声+日本語字幕版)では主人公の1人ソホーンの声をオマール・シーが担当、国際版(英語音声+日本語字幕版)は4月中旬より東京都写真美術館ホールにて公開、以降全国順次公開。日本語吹替え版(日本語音声+字幕なし)は大橋彩香(ミューン役)、小野友樹(ソホーン役)、武藤志織(グリム役)が主要キャストを務め、3月11日(金)19時より東京アニメーションアワードフェスティバルにて完成披露上映、4月中旬より東京都写真美術館ホールにて公開、以降全国順次公開が決定している。『ミューン 月の守護者の伝説』「世界の秀作アニメーション 2022 春編」は3月23日(水)~4月3日(日)東京都写真美術館1Fホールにて開催(※3月28日は休館のため休映)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホフマニアダ ホフマンの物語 2019年4月2日公開ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん 2019年9月7日より東京都写真美術館ほか全国にて順次公開© 2015 SACREBLEU PRODUCTIONS / MAYBE MOVIES / 2 MINUTES / FRANCE 3 CINEMA / NØRLUM / Riskit Inc.ブレッドウィナー 2019年12月20日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開ウルフウォーカー 2020年10月30日よりYEBISU GARSEN CINEMAほか全国にて公開© WolfWalkers 2020マロナの幻想的な物語り 2020年8月29日より渋谷・ユーロスペースほか全国にて公開© Aparte Film, Sacrebleu Productions, Mind’s MeetFUNAN フナン 2020年12月25日よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネ・リーブル池袋ほかにて公開Les Films d’Ici - Bac Cinéma - Lunanime - ithinkasia - WebSpider Productions - Epuar - Gaoshan - Amopix - Cinefeel 4 - Special Touch Studios © 2018ジュゼップ戦場の画家 2021年8月13日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©️Les Films d’Ici Méditerranée - France 3 Cinéma - Imagic Telecom - Les Films du Poisson Rouge - Lunanime - Promenons nous-dans les bois - Tchack - Les Fées Spéciales - In Efecto - Le Mémorial du Camp de Rivesaltes - Les Films d’Ici - Upside Films 2020CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinémaトゥルーノース 2021年6月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 sumimasenシチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2022年03月06日ワールドグループの(株)アルカスインターナショナルが展開するレディースブランド「クチュール ブローチ」は、アメリカのアニメーション「BETTY BOOP™️」をアイコンにしたルームウェアとバッグ発売します。春らしさ溢れる優しい色使いで「クチュール ブローチ」が得意とするリボン使いを随所にちりばめたデザインを取り揃えます。ぜひ「クチュール ブローチ」公式サイトでご覧下さい。オンラインストアはこちらから BETTY BOOP™️コラボ バッグ¥4,400(税込)キャンバス地を使用したハート型のバッグ。Betty Boop™️のロゴと、「Couture Brooch」のロゴが片面ずつプリントされたキャッチーなデザイン。アウトポケット付き。BETTY BOOP™️コラボワンピース¥8,250(税込)大小のハート総柄にレースとリボンが施されたネグリジェ。コットン100%の柔らかい肌触りで着心地が良く、前の中心部は生地が2枚重ねされていて、素肌の透け防止にも配慮。BETTY BOOP™️コラボ プリントTシャツ¥5,000「Couture Brooch」のリボンドレスを着た、7TEES(セブンティーズ)シリーズのヴィンテージテイストのBettyちゃんをフロントにプリント。ロングTシャツで、コットン100%のさらりとした素材で快適に。袖にフリルを施した「Couture Brooch」らしさ溢れるデザイン。BETTY BOOP™️コラボ プリントプルオーバー¥5,000(税込)Bettyちゃんの総柄のロングプルオーバーは、ベーシックな型でルームウェアにぴったり。同柄のショートパンツやロングパンツとのセットアップで着用でき、柔らかな肌触りで快適なお家時間を過ごせます。BETTY BOOP™️コラボ ショートパンツ¥5,000(税込)Bettyちゃんと「Couture Brooch」ロゴ総柄の裏毛ショートパンツ。ウエストのサテンリボンをポイントに、単品はもちろんルームウェアとして同柄トップスとセットアップでの着用もオススメです。BETTY BOOP™️コラボ ロングパンツ¥6,000(税込)ルームウェアとして同柄トップスとセットアップ可能な、Bettyちゃんと「Couture Brooch」ロゴ総柄の裏毛ロングパンツ。ウエストのサテンリボンでフェミニンに。『Charming Couture』チャーミングクチュールをKeywordに、女性が永遠に愛してやまない繊細な世界観を創造するブランド。上品でどこか懐かしさのあるアイテムをセレクト。自分らしさをさらにクラスアップしてくれるウエアとファッショングッズをメインに展開。身に着けるだけでやさしく、HAPPYな気分にさせてくれるスタイルを提案いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日日本アニメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川和子) の公式ECサイト「日本アニメーションオンラインショップ」(運営:東洋レコーディング株式会社)のリニューアルを実施いたしました。2022年2月4日(金)よりリニューアルオープンいたします。今回のサイトリニューアルにより、取り扱う作品やグッズを大幅に拡大しました。同サイトでは「ちびまる子ちゃん」・「ラスカル」・「うっかりペネロペ」・「コジコジ」・「ロミオの青い空」などの当社を代表する作品のキャラクターグッズの購入が可能になります。また今後は当社がライセンス管理を行う「未来少年コナン」・「ラブオールプレー」(2022年4月放送開始予定)等のアニメーションのグッズも取り扱っていく予定です。日本アニメーションオンラインショップ: ※「日本アニメーションオンラインショップ」のリニューアルに伴い、「RASCALSHOPオンライン」の営業は2022年3月31日(木)に終了いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月04日不朽の名作「アンネの日記」を“空想の友達”キティーの視点で描くアニメーション『アンネ・フランクと旅する日記』より、場面写真が解禁された。アニメーション映画として初めてアカデミー賞〈外国語映画賞〉にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマンが監督した本作。「アンネの日記」を基にイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いていく。今回解禁された場面写真には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーの姿が写し出されている。現代のキティーは、ライダースジャケットにキャップと今風の服を身にまとい、凍った川をスケートで走り滑る。学校で人気者のアンネは大勢のクラスメイトを引き連れて、まるでパレードのように街を歩く。アリ・フォルマン監督は、多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたという。「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」と本作の世界観の構築を明かす。ほかにも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子など、対照的な描写が切り取られている。また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子もアニメーションだからこそできる表現手法。鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感などは当時の人々の恐怖をそのまま体感させられる。少女たちの視点から綴られる物語は、いま世界で何が起きているかを大人たちが考える足がかりにもなることだろう。「すべての人が尊重される」という祈りにも似たアンネの願いに思いを馳せる、必見のアニメーションだ。『アンネ・フランクと旅する日記』は3月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンネ・フランクと旅する日記 2022年3月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
2022年01月19日“図鑑の世界に入り込む”新感覚の体験型施設「ずかんミュージアム銀座(ZUKAN MUSEUM GINZA) powered by 小学館の図鑑NEO」が、2021年7月16日(金)、東急プラザ銀座6Fにオープン。“図鑑の世界に入り込む”体験型施設「ずかんミュージアム銀座 powered by 小学館の図鑑NEO」は、デジタルとリアルが融合した空間を巡りながら、“図鑑の中でしか見ることのできなかった生き物たち”の息吹を体感できる体験型施設。書籍のページを“めくる”のではなく、あらゆる生き物が共存している世界を“めぐる”ことで、地球の自然を五感で感じることができる。生き物の動きを“アニメーション”で忠実に再現施設内では、累計発行部数約1,100万部を超える人気図鑑シリーズ「小学館の図鑑NEOシリーズ」からピックアップした生き物を“デジタル”で可視化。ヘラジカ、アレクサンドラトリバネアゲハ、ミナミコアリクイ、アマゾンカワイルカ、アルマジロトカゲ 、シアマンなど、39種の生態を学ぶことができる。生き物のビジュアルは、細かな特徴を捉えつつもイラストのようなペイントタッチで仕上げているため、昆虫などが苦手な人でも楽しむことが可能だ。動物や昆虫のアニメーションは、生き物ごとに小学館の図鑑NEOチームが監修。それぞれの生き物の普段の行動や警戒した時の動きなどを忠実に表現した。背景にまでこだわり、生き物たちが実際に生息している地域を再現しているので、ずっと見ていられるような没入感を味わえる。“時間や天候”の変化を体感できる空間施設内は、森林ゾーン、水中ゾーン、草原ゾーンなどで構成。24時間という時間の経過や、天候の変動など、地球上における環境変化をリアルに再現した空間設計にも注目だ。5つのゾーン「ずかんミュージアム銀座」は5つのゾーンで構成。「アントビューゾーン」は、“アリの目線”で雑木林を探検することができるゾーン。“アリの目線”で観察すると、見なれた生き物たちも巨大になるので、新しい発見があるかも。「ウォーターフォールゾーン」は、豊かな水を有する日本の川が舞台。美しい昼の風景や、幻想的な夜の光景を楽しむことができる。暖かい地域のうっそうとした森や、寒い地域の針葉樹の生えた森などに住む生き物たちと出会えるのが「ディープフォレストゾーン」。森林を立体的に活用する、生き物たちのくらしに注目だ。「アンダーウォーターゾーン」は、世界各地の様々な淡水に暮らしている、大きな生き物や不思議な生き物を目にすることができるゾーン。中には“びっくりさせないと”姿を見せない生き物もいるので、インタラクティブな体験を楽しむことができそう。サバンナのように背の高い草が広がる草原や、草がまばらに生えた乾燥地帯に住む生き物たちが出現するのが「ワイルドフィールドゾーン」。突然、雨が降り出し、それによって姿を見せる生き物もいるので、じっくりと観察を楽しんで。「公式生き物図鑑」などグッズ販売も併設のオフィシャルストア「memoria」では、グッズ販売も。「ずかんミュージアム銀座」に現れる生き物39種を完全に網羅した「公式生き物図鑑」やTシャツ、トートバッグなどが揃う。銀座 松崎煎餅とのコラボレーションによる瓦煎餅は、お土産にもぴったりだ。【詳細】「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO」開業日:2021年7月16日(金)住所:東京都中央区銀座5丁目2−1 東急プラザ銀座 6Fアクセス:東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅C2・C3出口徒歩1分、東京メトロ・日比谷線・千代田線・都営三田線 日比谷駅A1出口徒歩2分、JR山手線・京浜東北線 有楽町駅銀座口徒歩4分営業時間:11:00~20:00 ※予定休館日:東急プラザ銀座の休館日に準ずる ※1月1日と年1回の不定期休■チケット情報一般料金:大人2500円/中高生1700円/小学生1200円/3歳以上小学生未満900円/3歳未満:無料障がい者割引料金:大人1700円/中高生1200円/小学生900円/3歳以上小学生未満600円/3歳未満:無料※障がい者割引料金は本人および同行者1名まで適用。※子ども(中学生以下)の利用には20歳以上の保護者の同伴が必要。子ども3名につき保護者1名の同伴。先行販売開始日時:6月15日(火)正午12:00先行販売サイト :ローソンチケット通常販売開始日時:7月1日(木)午前0:00通常販売サイト:公式サイト(※ZUKAN MUSEUM GINZAでは来館時間を事前に予約する必要がある。チケット購入後、公式ホームページで来館時間を予約。公式サイトでの予約受付は7/1(木)午前0:00より開始。■グッズ例:・公式生き物図鑑 B6サイズ 40ページ 700円・T シャツ(キービジュアル) M/L 3,850円、130cm/150cm 3,630円・銀座 松崎煎餅「ZUKAN MUSEUM 瓦煎餅」3枚入り 756円
2021年05月22日俳優・吉沢亮が、劇場版第3作目『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』にて劇場版オリジナルキャラクター、ロディ・ソウルの声を担当することが決定した。現在、大河ドラマ「青天を衝け」にて主人公の渋沢栄一を好演中の吉沢さん。アニメーション初出演となった『空の青さを知る人よ』では、主人公を少年期と青年期で演じ分け話題に。今回演じるロディ・ソウルは、原作者・堀越耕平がデザイン原案を手掛けた劇場版のオリジナルキャラクターで、デク、爆豪、轟の3人が降り立つオセオンのトレーラーハウスで暮らす少年。ある事件をきっかけに、デクたちと行動を共にするストーリーの鍵を握る重要なキャラクター。また、お調子者でひょうひょうとした性格だが、本心は誰にも明かさず、ヒーローに対してすら不信感を持っている、どこか影のある存在だ。吉沢さんは元々、「週刊少年ジャンプ」連載の漫画やTVアニメで「ヒロアカ」を追いかける“ヒロアカファン”を公言。今回の参加決定に「大好きなヒロアカ。その世界に自分も存在できるという事実に相当興奮してます。色んな所でヒロアカ愛語って良かった!」と喜び、「情熱とユーモア溢れる素晴らしい世界観を壊さぬよう、至らぬところだらけではございますが、しっかりキャラクターを落とし込んで挑みたいと思います」と意気込んだ。また、現在開催中の原画展「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH」に取材で訪れた吉沢さん。その際にも「ヒロアカは本当に泣ける!」「デクが努力して少しずつ強くなっていくところがかっこいい!」と原稿や展示物に釘付けになり、特に、雄英高校・体育祭でのデクと轟の対決シーンの原稿を発見したときには、「これ!このシーンで号泣した!!」と大興奮だったという。『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』は8月6日(金)より全国東宝系にて公開。※解禁用素材は4月24日(土)、「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH」にて撮影(cinemacafe.net)■関連作品:僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション 2021年8月6日より全国東宝系にて公開©2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社
2021年05月18日女優の吉田羊が、24日から全国で放送されるトヨタホームの新CM「つづけ、心地よさ」編に出演する。今回は、アニメーション映画監督の細田守氏が監督・脚本・原作を務める映画『竜とそばかすの姫』が7月に公開されることを記念して、スタジオ地図とのタイアップが実現。同作の予告映像と『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』などの名シーンを使用しながら、吉田が家族で過ごす時間の尊さを語るスペシャルなCMが完成した。撮影現場では、自身の家族へも思いを馳せながらメッセージを伝える吉田の姿に、制作チームが心を打たれる場面も。撮影の合間には、スタジオ地図作品をモチーフにした小物が散りばめられたセットの中で、スタッフと談笑していた吉田。撮影は、終始和やかな雰囲気で進行した。
2021年04月23日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、“バレエ”に着想を得た新作腕時計「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」を発売。“音楽が鳴る”ジュエリーウォッチ「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」は、オルゴール、カリヨンを内蔵した“音楽を奏でる”ジュエリーウォッチ。目からも耳からも、魅惑溢れるバレエの世界を楽しめる腕時計だ。文字盤には、実際の舞台の場面を立体的に表現した。細やかな彫刻、エングレービングによって中心に幕をセット。文字盤上部にはダイヤモンドを贅沢にあしらい、シャンデリアや豪華なカーテンを描き出している。また、パリ・オペラ座のトップダンサー“エトワール”へのオマージュとして、星モチーフもあしらわれている。幕が開くと音色が鳴る仕様に舞台の幕が開くとバレリーナが姿を現し、カリヨンとオルゴールの澄んだ音色が奏でられる仕組みになっている。繊細な幕の質感や、可憐なバレリーナの佇まい、優雅に連なるダイヤモンドの輝きなど、精巧な手仕事が光る仕上がりに注目だ。ジョージ・バランシンのバレエ「ジュエルズ」をイメージ全部で3種類展開される「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」は、振付家のジョージ・バランシンが手がけたバレエの演目「ジュエルズ」からインスパイア。1967年に初演された「ジュエルズ」は、ジョージ・バランシンがヴァン クリーフ&アーペルの宝石への情熱に共感したことから生み出された。全3幕から構成される「ジュエルズ」では、それぞれ1つの宝石と1人の作曲家をフィーチャー。第1幕「エメラルド」はガブリエル・フォーレ、第2幕「ルビー」はイーゴリ・ストラヴィンスキー、第3幕「ダイヤモンド」はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーという構成になっている。「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」も「ジュエルズ」と同様に、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドの3種を用意。カリヨン、オルゴールの音楽も、それぞれの演目に連動した旋律が奏でられる。尚、「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」が構想されたのは10年前。手巻き機械式ムーブメントと、幕が開き音楽の流れる「オンデマンド アニメーション」の開発には7年もの歳月が費やされた。時刻の表示は、メゾンの伝統を受け継いだレトログラード式の時間表示が採用されている。【詳細】ヴァン クリーフ&アーペル「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」種類:全3種・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル エメラルド ウォッチ・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル ルビー ウォッチ・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル ダイヤモンド ウォッチ主な仕様:ダイヤモンドをセットした44.5㎜のホワイトゴールド製ケース、ダイヤモンドをセットしたホワイトゴールドのベゼル、彫刻を施したホワイトゴールドの文字盤、ダイヤモンド、ミニアチュール ペインティング、交換可能なアリゲーターストラップ、ダイヤモンドをセットした交換可能なホワイトゴールドのフォールディングバックル、レトログラード式の時間表示を搭載した手巻き機械式ムーブメント、オンデマンド ミュージカル アニメーション、54時間のパワーリザーブ、シリアルナンバー入り【問い合わせ先】ヴァン クリーフ&アーペル ル デスクTEL:0120-10-1906
2021年03月08日