ひとの気持ちは断捨離できない…タイ映画『ハッピー・オールド・イヤー』予告編
時は年の瀬、彼女は新たな気持ちで新年を迎えることが出来るのか――。
予告編では「ゴールを設定する」「想い出に浸らない」「迷わない」という断捨離の3ステップを踏みながら、チュティモン演じるジーンが順調にものを捨てていく前半から一転、友人からプレゼントされたCDを捨ててしまったり、カメラを返すために元恋人に会ったことで次第に心が乱れていく様子が描かれている。
ベッドに横たわるジーンの切なげな表情とともに映し出される「ひとの気持ちは、簡単に仕分けられません」というキャッチコピーが後を引く予告編だ。
併せて、高く詰まれたゴミ袋が並ぶ中でジーンがひとり座り込む姿や、涙する姿、元恋人や家族との関係性が窺える場面写真も解禁となった。本作は第15回大阪アジアン映画祭のグランプリに輝いたほか、世界各地の映画祭にも多数招聘されており、ドイツのハンブルク国際映画祭ではAsiaExpress部門に正式出品され、10月21日から始まる第25回釜山国際映画祭「アジアの窓部門」にも青山真治監督『空に住む』、沖田修一監督『おらおらでひとりいぐも』などとともに正式出品が決定している。
『ハッピー・オールド・イヤー』は12月11日(金)