実写『ムーラン』MovieNEXリリースへ アニメ版との違いは!?
だが、正直に自分をさらけ出し、守りたいものを守るという信念で居場所を獲得していくムーランと、自分を追いやった他人を滅ぼすことで居場所を作ろうとするシェンニャンは対照的ともいえる。最終的にシェンニャンはムーランに感化されることから、ムーランの強い信念と居場所を獲得するプロセスが、今作の1つのメッセージとなっている。
実写版『ムーラン』でムーシューとクリキーが描かれていない訳
アニメーション版『ムーラン』で、ムーランの相棒として登場するのは守護竜ムーシューとこおろぎのクリキーだが、実写版には登場していまない。ムーシューに代わって、ムーランの相棒であり守り神として登場するのはフェニックス。フェニックスは、ムーランに合わせてその姿を変えていくことから、ムーランの成長を視覚的に表す存在としても描かれている。
また、クリキーにあたるキャラクターとしては、ムーランの同期の兵士クリケット(ジュン・ユー)がクリキーの要素(幸運であるという点)を引き継いでいると見られる。
日本版声優には、主人公ムーラン役に“元宝塚男役トップスター”の明日海りお、実写版オリジナルキャラクターの“魔女”シェンニャン役には、ディズニー作品初の吹き替え参加となる小池栄子、さらに日本版エンドソングを城南海が歌唱した。