名匠を彷彿とさせるユーモアが満載『声優夫婦の甘くない生活』新写真
この度解禁した新場面写真5点では、かつてソ連でスター声優として名を馳せ、映画の吹き替えで活躍していたヴィクトル(ウラジミール・フリードマン)がスタジオで録音をしているシーンや、ラヤ(マリア・ベルキン)が華やかにドレスアップし、夫婦そろって食事をしている場面が。
また、映画館でガスマスクをつけた観客が並び、当時のイスラエルの情勢を感じさせるカット、ソ連から移民した人たちがイスラエルへと降り立つ空港のシーン。
フェリーニ監督作『ボイス・オブ・ムーン』の看板がかかった劇場からヴィクトルが駆け出している様子などが切りとられている。
撮影監督は、ロシア映画界の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督『僕の村は戦場だった』『惑星ソラリス』などを手掛けてきたワジーム・ユーソフに従事したジヴ・ベルコヴィッチが担当し、甘美でノスタルジックな世界へと観客を誘う。
カウリスマキを彷彿とさせるユーモア、名匠フェリーニをはじめ、往年のハリウッドの名作の数々がスクリーンを鮮やかに彩り、吹き替えの仕事を通して声優夫婦が映画とともに歩んできた人生は映画ファンの胸を熱くするに違いない。『声優夫婦の甘くない生活』は12月18日(金)