櫻井孝宏、ロバート・パティンソンの変化を感じ取る「今回のニールはひとつの転機」
極端に言えば、視線の先に誰がいて、誰と話しているのかも分からない。それが今回、苦労したところですね」とふり返る田村さんに対して、櫻井さんも「めちゃくちゃやりづらかったです(笑)。守秘義務があるので仕方ないですが、それでも分かりづらかった。ただ収録の前に試写を見せてもらうことができたので、辛うじて理解はできました」と吹き替え時の苦労を明かす。
今回の吹き替えに関しては、英語のセリフのニュアンスをそのまま日本語に置き換えるという形で行われたという。田村さんはその収録を「試写と台本を見た限りは、もう少しハードボイルドなヒーロー像なのかなと思って収録に挑んだんですが、ことごとく『違います、いらないです』と。かなりの訓練を積んだ特殊工作員なんで、淡々と任務をこなす」と言われたそう。
「実際のジョン・デイビッド・ワシントンの声も、肩肘が張っていなくて、本当に穏やかなんです。
彼は元アメフトの選手で、割とがたいが良く、武骨な感じがあるので、声が低いイメージもありますけど、実は柔らかい声をしている。収録では毎回彼のセリフを聞き直して、そこに合わせるようにやっていました」と明かす。
一方の櫻井さんも「ロバート・パティンソンって背が大きいし、あごのラインもしっかりしている。