櫻井孝宏、ロバート・パティンソンの変化を感じ取る「今回のニールはひとつの転機」
声のトーンも、高いような低いような、ちょっと不思議な音色の声をしているんです。それでいて、ちょっと影があって色っぽい。ただ彼の声は何度かやらせていただいているというアドバンテージがあったので、今回は作品の難しさの方に集中して収録をすることができました」という。
そして『トワイライト』シリーズや『キング』『悪魔はいつもそこに』などパティンソンの出演作を数多く吹き替えてきたからこそ、「彼の変化というか、俳優としての道のりをたどっていく楽しみはありますね。彼も年を経て、深みのある役や、ちょっぴりクセの強い、アクの強い役をやったりしていますが、でも今回のニールはひとつの転機になるんじゃないかなと思いました」と付け加えた。
最後に、デジタル配信とブルーレイ&DVDリリースを楽しみにしているファンに向けて、田村さんが「劇場では残念ながら、日本語吹替版が上映されなかったので、ようやく世に出るかという喜びでいっぱいです。吹替版は原音を忠実に再現することを目指しました。声優たちの技術を集めて作りあげたものなので、ぜひそこに注目して、吹替版も字幕版も交互に観ていただきたいですね」と語れば、櫻井さんも「字幕版をご覧になられた方もぜひ、吹替版の方も見ていただきたいなと思います」