くらし情報『ジョン・キューザック『2012』インタビュー 地球滅亡の前に何をする?』

2009年11月20日 15:16

ジョン・キューザック『2012』インタビュー 地球滅亡の前に何をする?

地球の温暖化を引き起こしたのは、自然ではなくて人類だ。政治的な要素を描く作品じゃないけど、地球に起きている変化は自分たちによるものだと知っている現代の観客は、この映画にある種の怖さも実感するだろうね」。

ジャクソンは離婚を経験し、1人で生活している売れない作家。自ら脚本を書くこともあるキューザックは「ジャクソンと僕には基本的な共通点はあると思う」と言う。
「いわゆる芸術家タイプだから、自分のしていることだけに夢中になってしまうんだ。そのせいで奥さんは疎外感を覚えるようになる。でも、そういう性格のジャクソンだから、絶体絶命の危機に際して、家族と一緒に何とか生き延びようと必死に考える。ロサンゼルス脱出に集中するんだ。
だから、こんな性格も悪くないと言えるんじゃないかな。僕にもそういう面はあると思う」。

崩壊寸前のロサンゼルスから命がけの脱出を試みるシーンは、極限状態でありながら、スクリューボール・コメディを思わせるユーモアのセンスも、ちらほら漂う。
「たぶん、ローランドの美的感性の中にパンク・ロック精神があるからだと思う。西洋文明や宗教を象徴する建物ばかりが次々と壊されていくのも、ただの偶然じゃないと思うよ。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.