くらし情報『ファッション小噺vol.122 ブルーがとってもキュート『(500)日のサマー』』

ファッション小噺vol.122 ブルーがとってもキュート『(500)日のサマー』

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

ボーイ・ミーツ・ガールの物語。でも、恋愛物語ではありません。そんな触れ込みの映画『(500)日のサマー』。愛を探し続けているうちに、真実の愛なんて信じない女の子に運命を感じてしまった男の子・トムの500日を描いた物語です。女の子の名前はサマー。映画を観てすぐに感じたのが、「この映画、妙に可愛いな」という感想だったのだけれど、その最大の理由はサマーでした。

ホップな映像センス、雑然としているけれどリアルにスタイリッシュな二人の部屋、日本でもお馴染みのIKEAでのデートなど、雑貨好きの女子・男子が喜びそうなシーンがいっぱい。それも“可愛い”という印象の源なのですが、何といっても楽しいのは、くるくると変わるサマーのファッション。
夏のL.A.を舞台にしているものの、いまどきのL.A.カジュアルとはかなり違って、ちょっとレトロで露出度控えめのスタイルが、とっても新鮮なのです。

サマーのファッションで注目なのが、彼女がかなり高い確率で“something blue”を身につけていること。白いブラウスにスカイブルーのカチューシャだったり、藍色っぽいアーガイルセーターを羽織ったスクールガール風のファッションの際には、ポニーテイルに濃紺のリボンを合わせていたり、ダンガリー素材のシャツやノンウォッシュのボトムスを好んで着ていたり。

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