2021年6月20日 11:00
ドーナル・グリーソン、『ピーターラビット2』では“父性”が重要なテーマに
と語り、ビアへの愛情ゆえにその気持ちを頭で理解しようとしていたものの、自分の気持ちが追いつかず、それが空回りの原因だったと思う、とその理由を語る。
しかし「ウサギたちが危険にさらされると知ると、マグレガーは自分の家族を救うために行動を起こします。父親なら誰もがそうするように」と、頭でっかちだったマグレガーが相手を思いやる気持ちを知ることで、自然に“父親”へと変化していく様子を見てほしいと言う。
製作総指揮のダグ・ベルグラッドも『ピーターラビット』の映画が心に響く理由は「すごく愉快で楽しい作品でありながら、誰もが抱えているような重要な心の問題を、逃げることなく掘り下げているからなんです」と語る。そして、「本作でピーターは、本当の自分自身に気づくことを余儀なくされます。それと同時に、ビアとマグレガーの間にやがて生まれてくるはずの人間の赤ん坊によって、自分の存在を脅かされることにも立ち向かわなければいけないんです」と明かす。
プロデューサーのヒルデブランドも同様に、「ビアトリクス・ポターの物語を読むと、彼女がまったく手心を加えていなかったことに気づきます。(※実際、絵本「ピーターラビットのおはなし」