くらし情報『『わたしはダフネ』監督インタビュー、「人生はしんどい」は主演カロリーナ自身の言葉』

2021年7月6日 14:30

『わたしはダフネ』監督インタビュー、「人生はしんどい」は主演カロリーナ自身の言葉

Photo by cinemacafe.net

イタリアのトスカーナ地方を舞台に、愛する家族を突然失ったダウン症の女性と老いた父を描いた映画『わたしはダフネ』。本作で主人公のダフネ役にカロリーナ・ラスパンティを抜擢し、監督と脚本を務めたフェデリコ・ボンディのインタビューがシネマカフェに到着した。

本作製作のきっかけになったのは、数年前に見かけたある親子の姿だったというボンディ監督。「年配の父親は虚ろな目で戸惑いの表情を浮かべているように見え、その隣にいる娘のほうは背が低くダウン症であることが分かりました。車や人がせわしなく行き交う中で、二人はじっと動かずに、バスの停留所で手を握りあって静かに立ちつくしていたのです。その光景を見たときに『母親はどこにいるのか』『父と娘、どちらがどちらを支えているのか』といった疑問が浮かんできました、そして、この“二人が握り合っている手と手”を映画にできないだろうか、と思ったんです」とふり返る。

ダウン症の方やその家族など、関係者に話を聞きながら大まかなストーリーを作り上げていったボンディ監督だが、同時に“ダフネ”探しにも奔走した。「そんな時に、カロリーナ・ラスパンティさんが、著作である自伝的エッセイについて話す動画をYouTubeで見つけたんです。

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