くらし情報『『わたしはダフネ』監督インタビュー、「人生はしんどい」は主演カロリーナ自身の言葉』

2021年7月6日 14:30

『わたしはダフネ』監督インタビュー、「人生はしんどい」は主演カロリーナ自身の言葉

彼女の毅然とした態度と語彙の豊かさが印象に残り、彼女こそダフネにピッタリだと思いました」と、カロリーナとの出会いを話す。

そして実際に会った際の印象については、「ユーモアとアイロニーに優れた魅力的な女性でした。その一方で、とても真面目な一面もあったのです」とコメント。「彼女にとって人生とは“正面から向き合うべきもの”であり、“闘い”であり、そして“獲得すべきもの”なのです。劇中の『人生はしんどいの。だから人間なの』という台詞は、まさにカロリーナさん自身の言葉です」と、その存在の大きさを明かし、彼女の言葉が脚本にも生かされたと語る。

演技未経験のカロリーナには脚本を渡さずに、シーンの最低限の意味合いや、核となる部分だけを説明して撮影を進めたという。「そうすることで、彼女の想像力を掻き立て、刺激を与え、即興的な演技につなげたかったのです」と監督。


「脚本を渡したら、真面目な彼女は完璧に台詞を覚えてきて、“演技をしています”という仰々しい振る舞いをしてしまう。そうではなく、彼女自身の自然な発露を導きたかったんです。ただ時には事前に台詞を与えることもありました。父親役の(アントニオ・)ピオヴァネッリさんをはじめとした、共演俳優との関係性もありましたから」

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